航空機安全課長通達「航空機に搭載する代替ジェット燃料(ASTM D7566 規格)の 取扱いについて」の一部改正に対するパブリックコメントの結果公示について 平成 28 年 9 月 29 日 < 問 い 合 わ せ 先 > 航空局安全部航空機安全課 TEL:03-5253-8111 (内線 50243) 国土交通省は、平成28年8月10日から平成28年9月9日まで、「航空機に搭載す る代替ジェット燃料(ASTM D7566規格)の取扱いについて」の一部改正に対する 意見の募集を行いました。その結果、1通のご意見を頂きました。 ご意見の概要及びそれに対する国土交通省の考え方を以下のとおり取りまとめ ましたので、公表いたします。 皆様方のご協力に深くお礼申し上げるとともに、今後とも国土交通行政の推進に ご協力いただきますよう、宜しくお願い申し上げます。 ご意見の概要 ・航空機製造会社の AFM(飛行規程) には ASTM D7566 の規格が記載され ておらず、使用出来ない。 ・航空機製造会社の使用許可が出て も、混合割合等の使用制限があり、日 常運航でこれをコントロールするのは 困難である。 ・高額であると使えない。現在の Jet A1 燃料と同程度の価格にならなけれ ば選ぶのは難しい。 国土交通省の考え方 本通達は、運用限界(飛行規程の限界 事項)において、ASTM D7566 規格が 指定されていなくても、ASTM D1655 規格が指定されていれば、ASTM D7566 の Table.1 に規定された燃料規 格への適合が確認された代替ジェット 燃料は、航空機に使用することができ ることを明らかにするものです。 なお、2020 年のオリンピック・パラ リンピックを契機として代替ジェット 燃料を搭載したフライトを実現するた め、昨年 7 月に経済産業省とともに実 用化に向けた諸課題を検討する委員会 を立ち上げており、航空運送事業者、 石油精製元売事業者、燃料生産事業者 等の参画のもと、代替ジェット燃料の 供給体制や価格等について検討を行っ ています。 以上 1 / 1
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