平成28年9月30日 中 央 図 書 館 中央図書館機能拡充基本構想策定支援等 業務委託プロポーザル審査基準 1 目的 本基準は、 「中央図書館機能拡充基本構想策定支援等業務委託事業者選定委員会設置要 領」に基づき、提案の審査にかかる基準等を定める。 2 審査委員の任務 (1)審査委員は、常に公平・公正な立場から審査をしなければならない。 (2)審査委員は、審査の経過、内容、結果を守秘しなければならない。 3 審査内容、方法 審査は、以下(1)から(3)までの1次審査と(4)の2次審査を実施したうえで、 それぞれを合計した(5)総合審査で結果を判断する。 (1)組織体制及び実績の審査 「会社概要」、「同種業務の実績」、「事業執行体制」の3点について審査を行う。 なお、次のア∼エのいずれかの項目に該当する場合は、審査の要件を満たさない ものとして審査を行わない。 ア 提案書が提出されなかった場合。 イ 「中央図書館機能拡充基本構想策定支援等業務委託プロポーザル募集要領」 に定める事業者募集の参加資格要件を満たさない場合。 ウ 提出された書類等に明らかな不正行為が認められる場合。 エ 提出された書類等に必要事項が記載されていない場合。 ①会社概要 ・提出された提案者の参加資格要件を審査する。 ・会社の規模、財務状況、執行体制及び業務内容を審査する。 ②同種業務の実績(詳細) ・過去の業務実績が、規模や内容等から当該施設計画にふさわしいか審査する。 ・基本構想策定委員会など、自治体が設置する会議体等の運営支援の経験は豊富 であるか審査する。 ③事業執行体制 ・本案件を担当する設計者の経験、実績を審査する。 ・本案件の設計等を行ううえで必要な意匠、構造、設備及び積算等の業務が可能 であるか、また、それらの業務を執行する体制を審査する。 (2)公共空間である公共図書館の機能に関する基本的な考え方の審査 「公共性の概念の変化と公共図書館のあり方」、「改修中の運営や環境への配慮及 びコスト削減の取組み」 「今後の中央図書館に求められる機能」の3点について審査 を行う。 なお、審査の方法は、次のア∼ウのとおりとする。 ア 提案書類は、提案者名を伏せて、その提案内容についてのみ審査する。 イ 様式以外の資料については、審査の対象としない。 ウ 提案内容の中に、当該提案者を類推させるような記載・表現等があると認め られる場合は、本提案を無効とし、審査を行わない。 ① 公共性の概念の変化と公共図書館のあり方 ・一般的な公共図書館が有する機能に対する現状認識を審査する。 ・地域における公共施設の役割・特に公共図書館が果たしてきた役割に関する認 識を審査する。 ・開設当時からは公共空間の捉え方や価値観が変わってきている現状を認識し、 公共性の担保を踏まえつつ、課題解決等に柔軟な発想がみられるか審査する。 ②改修中の運営や環境への配慮及びコスト削減の取組み ・改修中の図書館運営への配慮や仮事務所設置の考え方等を審査する。 ・コスト削減や環境配慮における取組みの独自性、創造性を審査する。 ③今後の中央図書館に求められる機能 ・中央図書館が有する機能、今後求められる機能に関する認識を審査する。 ・区内最大の地域図書館として、世田谷区全体はもとより図書館周辺の地域特性 や魅力、活用できる資源を把握したうえで、図書館を地域の課題解決やコミュ ニティの醸成につながるための場として活用する視点があるか審査する。 (3)機能拡充に向けた施設設計の提案の審査 「中枢機関としての機能の拡充」、 「子どもサービス拠点としての機能の充実」、 「区 内最大の地域図書館としての機能の拡充」の3点について審査を行う。 なお、審査の方法は、次のア∼ウのとおりとする。 ア 提案書類は、提案者名を伏せて、その提案内容についてのみ審査する。 イ 様式以外の資料については、審査の対象としない。 ウ 提案内容の中に、当該提案者を類推させるような記載・表現等があると認め られる場合は、本提案を無効とし、審査を行わない。 ①中枢機関としての機能の拡充 ・図書館ネットワークの中枢機関として、その機能を支える施設、設備の新設、 拡充を図る視点があるか審査する。 ②子どもサービス拠点としての機能の充実 ・子どもの読書活動支援や子どもサービスの拡充を可能とする施設、設備の新設、 充実を図る視点があるか審査する。 ③区内最大の地域図書館としての機能の拡充 ・ 「世田谷区」という地域の図書館として、生活に身近なサービスの拡充、コミュ ニティの醸成につながる施設、設備の新設、拡充を図る視点があるか審査する。 ・提案の実現可能性や各機能の有機的な連携を図る視点があるか審査する。 (4)ヒアリング等の審査 提案者を対象に提案内容のヒアリング及び見積り金額の妥当性の審査を行う。 ヒアリングは、提案書をもとに提案者より提案内容の説明を受けた後、質疑を行 い、その内容を審査する。また、他の内容についても必要に応じて質疑を行うこと とする。 (5)総合審査 ・上記の基準に基づき提出された資料等の審査の結果及びヒアリング等の審査結 果を総合的に評価し、順位付けのうえ、事業者を選定する。 ・選定に際して、委員長は、委員の同意を得てその手順・方法等を定めることが できる。 4 その他 審査において、適用できる判断基準等がない場合には、委員長が、その都度、委員の 意見を聴き、審査基準を定める。
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