萩原朔太郎生誕130年記念 前橋文学館特別企画展・朔太郎音楽祭の実施について 1 特別企画展 「パノラマ・ジオラマ・グロテスク―江戸川乱歩と萩原朔太郎」 (1) 会期・会場 平成 28 年 10 月1日(土)~12 月 18 日(日)9時~17 時(水曜日休館) 前橋文学館・2F 展示室 (2) 観覧料 常設展と併せて一般 300 円、高校生以下無料 (3) 趣旨 日本における近代詩の変革者である詩人・萩原朔太郎と、推理小説の開 拓者・確立者である江戸川乱歩は、生前互いの作品を高く評価し、親交が あった。本展では、二人の文学者の共通項や、互いの作品への理解、交流 を示す資料を展示紹介する。 萩原朔太郎の生誕 130 年である本年、乱歩を通して、これまで展示の中 心になりにくかった、朔太郎の幻想性・怪奇性の強い作品、およびミステ リー(推理・探偵)小説に通じる魅力を浮かび上がらせると共に、朔太郎 との共通性のある乱歩作品を取り上げる。 (4) 内容 Ⅰ.乱歩と朔太郎の交流 ・出会い~親交 朔太郎書簡より <『探偵小説四十年』> ・互いの評価 朔太郎→乱歩作品 1.朔太郎の探偵小説論 2.「人間椅子」 3.「パノラマ島奇談」 乱歩→朔太郎作品 1.「死なない蛸」 2.『猫町』 3.乱歩の朔太郎観 Ⅱ.乱歩と朔太郎―共通項 ・探偵と曲者 <連続活劇映画> ・浅草趣味 <群集> ・パノラマ趣味 <トリック―手品> ・身体の変容 <機械> (5) 特記事項 ①講演 谷川 渥氏(美学者)「孤独な窃視者の夢想―乱歩と朔太郎」 11月5日(土) 午後2時~ 定員 100 人 文学館ホール ②対談 平井憲太郎氏(乱歩の孫)×萩原朔美館長(朔太郎の孫) 「猟奇な二人の病気の話」 進行:安 智史氏 手品・解説:栗原飛宇馬氏 12月18日(日) 午後2時~ 定員 100 人 文学館ホール ③乱歩邸土蔵へ朔太郎が訪れた場面を二人の孫が再現した撮り下ろし写真 も展示 2 ~マンドリンのまち前橋~朔太郎音楽祭 2016 (1) 開催日 平成28年10月16日(日)14時演奏会開始 (2) 会場 前橋テルサホール (3) 趣旨 郷土の詩人萩原朔太郎が愛したマンドリンを通じて、文化の香り豊かな まちづくりを進めるとともに、マンドリンのまち前橋を全国に情報発信し ていく。 (4) 演奏曲目 1部 学生の部 ポピュラー+オリジナル曲 ① 君の瞳に恋してる ② オペラ座の怪人メドレー2 ③ 栄光の架け橋 ④ 末廣健児「流星群」 1部の2 トーク「詩と音楽」萩原朔美と市立前橋高校演劇部学生 2部 大学生・社会人の部 ① 丸山大悟「杜の鼓動」~欅の風景~ ② 桑原康夫「初秋の唄」 ③ 萩原朔太郎の新曲(武藤理恵氏の作曲) ④ 武藤理恵「風に祈る」 アンコール「花は咲く」(曲のみ) (5) 特記事項 日本を代表するマンドリニストの青山忠氏を音楽監督に迎え開催 (NHK 朝の連続テレビ小説「とと姉ちゃん」の劇中にて演奏) 水と緑と詩のまち 萩原朔太郎記念・前橋文学館 電話:027-235-8011
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