飯田下伊那版 - Seesaa ブログ

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飯田下伊那版
No.117 2016年10月3日
発行責任者 :飯田分局 池田忠久 [高森町牛牧 1049-5]
0265-35-4047/ [email protected]
窪島 誠 一郎作詞・池辺 晋一 郎 作 曲 組 曲「 こわ し てはいけない∼無言館をう
た う」の 初 演 が 9 月 25 日 上田 市 サ ント ミ ュ ーゼで 行われた ( 共催上田市 ) 。組
曲 は来 年 無 言 館 20 周年 を 見 据え て の 長 野 県う た ごえ協議会と神戸市役所セ
ン ター 合 唱 団 共同委嘱 作品 で 神 戸 初演 は 11 月 6 日。長野県うたごえ協議会は
全 県総 力 挙 げ て取組み 飯 田 下伊 那 か ら も うた ご えサークルやまなみから5
人 、みん な で 歌 おう会か ら 2人 が 歌 い 手と し て 参加、観客は分局が把握して
いるだけで 13 人も!従 って 、当 日の 演奏 は 204 名の大合唱、観客席はほとんど
満席の 1500人 という大 成功 であ った 。この 日の 内容は先ず窪島さん池辺さん
及 びこ の コ ン サートに 何 度 も熱 い ス ポ ッ トを 当 ててくれた信濃毎日新聞社
の論説主幹丸 山貢一氏 によ る鼎 談。例 によ って 池辺さんのダジャレで笑わせ
つつ、筆半ばで 戦地に散 った 画学 生の 思い を何 とかしようと無言館を作った
話、一 つ一つは 未熟な絵で も館 に集 め展 示し た時「絵を描きたい」という大合
唱が聞こえた という話 、等 々あ っと いう 間の 1時間。次に無言館を愛し年 1 回
館 でコ ン サ ー トをして い る とい う 世 界 的 ヴァ イ オリニスト天満敦子氏の心
に染入る 20 分の演奏が あって 、最 後に 「無 言館を うたう」 30 分の演奏。
松川町から ワゴン車 一杯 にな って 来て くれ た方々は口々に「 本当に感動し
た。言 葉も良く 聞こえて素 晴ら しい 池辺 音楽 で更にひしひしと迫る感じ 」「最
後の池辺さんピアノ伴 奏故郷 も良か った 」と 言っていた。
歌い手として参加したやまなみ佐々木昌さん寺澤令子さんから寄せられた感想です。
創作・指揮活動に大きな財産
佐々木 昌
この練習が始まったとき、楽 譜
の複雑さにびっくりして音符を 追
うのがやっとでしたが、ピアノ の
伊藤さんのリードでだんだん歌 の
中に入ることができました。い ろ
いろ生活上の事情もあり一度は
「上田は無 理かもし れな い」 とサ ー
クル代表に伝えましたが、ここま
で来たら、後一歩です、なんとか
乗り越えましょう。と諭されて、
家族の理解も取り付け、参加する
ことができました。それでも、本
番の前々日まで、自分のパートの
各所の歌いだしがつかめなくて、
車の中で練習もして、目もしょぼ
しょぼでした。前日の立ちっ放し
市外局番は
全て0265
10 月 20 日 (木 )19時 中川村うたごえ広場 in 中川村文化館
【問合せ :88-2245 若宮】
10 月 21 日 (金 )19 時 うたごえ喫茶スックミン (飯田市東鼎
天竜社・JAみどりの広場入口前
)【問合せ :22-3003 同店】
10 月 22 日 (土 )18 時半 青春哥
家in 高森あさぎりの郷
【問合せ :34-2153NPO びすけっと 】
飯田市上郷
10 月 28 日 (金 )19 時 うたごえ喫茶ビーバー (
小学校近隣)【問合せ :35-4047 池田】
の4時間の練習には、体力勝負の
面もありました。周りの合唱団員
の姿を見ると、みな同じ気持ちで
がんばっている様子。最初飲み込
めなかった指導の先生の言葉が、
徐々にわかるようになってきまし
た。練習も終盤、池辺先生が直接
棒を降り始めたあたりから、何と
か歌えそうな自信が湧いてきまし
た。当日のゲネプロに入るころに
は「頭で覚えるよりも、体で覚え
てください」と言われて、気持ち
をそろえたり、感情をこめたりし
ていると、自然に楽譜では難しそ
うで取れなかった音も、作者の言
いたい意味を理解することで、歌
えるようになりました。こうした
一連の経験はうたごえサークルの
創作係として作るばかりでなく今
年、拙い指揮も担当した私にとっ
ては、とてつもない大きな財産に
なりました。とともに皆でひとつ
の曲を仕 上げて いくこと の 困 難 さ、
そのために信頼関係をつくって大
切さを得とくできました。いろい
ろなテーマを前に今後も取り組ん
でゆくであろう作詞作曲編曲の面
でも、今までの中で比較にならな
い確信と財産を得ました。背中を
押してくれて励ましあって参加し
たやまなみ会員の皆さんに感謝の
気持ちで一杯です。だいぶヨレヨ
レになった楽譜集の見開きの池辺
先生と窪島先生のサインは今回は
一味もふた味も違った表情をして
います。
感動の無言館コンサートに参
加できて幸せ
寺 澤令 子
感動の無言館コンサ ートに参加
できたこと、本当に嬉しく皆さま
に感謝です。仲間と一緒に練習に
通えたからこその参加で、道中を
楽しく過ごせたことも幸せなこと
でした。合唱経験の未熟な私です
が、練習で池辺晋一郎さん・伊藤
常雄さんの指導を受け、また窪島
誠一郎さんとの対談を聞いたこと
で曲への理解が深まり音楽の素晴
らしさも体験できました。この感
動をずっと持ち続け今後に生かし
ていきた いと思 います。