基本協定書(案)(PDF:250KB)

堺市美原区歴史ゾーン駐車場利活用にかかる
来訪者サービス施設整備管理運営事業
基本協定書(案)
平成28年●●月
堺
市
堺市美原区歴史ゾーン駐車場利活用にかかる
来訪者サービス施設整備管理運営事業
基本協定書(案)
≪目次≫
第1条(目的)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
第2条(用語の定義)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
第3条(基本的合意)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
第4条(事業用定期借地権設定契約及び費用負担に関する協定の
締結に向けた甲乙の義務)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
第5条(埋蔵文化財調査)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
第6条(乙の業務)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3
第7条(事業用定期借地権設定契約の締結等)・・・・・・・・・・・・・・・・・3
第8条(違約金等)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4
第9条(準備行為)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4
第10条(秘密保持等)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5
第11条(優先関係)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5
第12条(協定の有効期間)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6
第13条(請求、通知等の様式)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6
第14条(協議等)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6
第15条(不当介入に対する措置)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6
第16条(準拠法及び裁判管轄)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7
別紙(事業用地の概要)
堺市美原区歴史ゾーン駐車場利活用にかかる
来訪者サービス施設整備管理運営事業
基本協定書(案)
堺市美原区歴史ゾーン駐車場利活用にかかる来訪者サービス施設整備管理運営事業(以
下「本事業」という。
)に関して、堺市(以下「甲」という。
)と株式会社●●(以下「乙」
という。
)との間で、以下のとおり、基本協定(以下「本件基本協定」という。)を締結す
る。
(目的)
第1条 本件基本協定は、本事業に関し、乙が事業者として決定されたことを確認し、甲
を貸付人、乙を借受人とし、事業用地を目的とする事業用定期借地権設定契約の締結に向
けて、甲と乙の双方の義務を定めるとともに、その他、本事業の円滑な実施等に必要な双
方の協力、諸手続きについて定めることを目的とする。
(用語の定義)
第2条 本件基本協定において使用する用語の定義は、別段の定めがある場合を除き、次
のとおりとし、本件基本協定に定めがない場合は、本事業の実施に関して甲が作成し、平
成28年9月●●日に公表又は配布された募集要項において定められた用語の定義によ
る。
(1)
「募集要項」とは、本事業の実施に関して甲が作成し、平成28年9月●●日に公
表又は配布された募集要項をいう。
(2)
「募集要項等」とは、募集要項並びに募集要項に添付された事業者選定基準、基本
協定(案)
、事業用定期借地権設定契約書(案)、提案様式集その他添付資料及びこ
れらについて募集要項の公表又は配布と同時又は事後に行われた甲による補足説明
の総称をいう。
(3)
「募集要項等に関する質問回答書」とは、募集要項等に関して提出された質問書に
基づき甲が作成し平成28年10月●●日に公表した回答書をいう。
(4)
「事業提案書等」とは、乙が募集要項等の規定に従い甲に対して提出した本事業に
関する事業提案書及び当該事業提案書を詳細に説明する目的で作成して甲に提出し
た説明又は補足文書の一切を総称していう。
(5)
「業務水準」とは、募集要項等、事業提案書等、事業提案書並びに事業用定期借地
権設定契約書及びそれに基づき作成される甲乙間の合意内容を記載した文書に記載
されることにより定まる、乙が本事業において履行すべき業務内容及び水準をいう。
(7)
「事業用地」とは、本件基本協定添付別紙記載の、乙が甲より本条(8)号に規定
する事業用定期借地権設定契約に基づき借り受ける用地をいう。
1
(8)
「事業用定期借地権設定契約」とは、甲を貸付人、乙を借受人とし、事業用地を目
的とする事業用定期借地権設定契約をいう。
(9)
「来訪者サービス施設」とは、事業用定期借地権設定契約に基づき、乙が甲から賃
借する事業用地上に整備するサービス機能等を提供する施設並びにこれに付属する
設備、機器及び造作等の一切をいう。
(基本的合意)
第3条 乙は、募集要項に記載の条件(以下「甲提示条件」という。
)を十分に理解し、こ
れに合意したことを確認する。
2.甲は、事業提案書等に記載の条件(ただし、事業提案書等に記載の条件が、本件基本
協定の記載、募集要項等又は募集要項等に関する質問回答書との間で内容に齟齬がある
場合は、第11条の優先関係に従う。以下「乙提示条件」という。
)を十分に理解し、こ
れに合意したことを確認する。
3.甲と乙は、甲提示条件及び乙提示条件が事業用定期借地権設定契約の契約条件となる
ことを確認する。
4.甲と乙は、事業用定期借地権設定契約に関する協議において、甲提示条件及び乙提示
条件に基づき、その内容を確定することが困難な事項がある場合、募集要項等において
示された本事業の目的及び理念に照らして、互いに誠実に協議し、解釈するものとする。
(事業用定期借地権設定契約に関する協定の締結に向けた甲乙の義務)
第4条 甲と乙は、事業用定期借地権設定契約に関する協定の締結に向けて、それぞれ誠
実に対応し、最善の努力をするものとする。なお、乙が甲の要望事項の変更を求め、甲が
その変更を認めて指示をした場合、乙はその変更内容を尊重する。
(埋蔵文化財の調査)
第5条 乙は、事業用地が周知の埋蔵文化財包蔵地「太井遺跡」内に位置することを踏ま
えて、工事着手の60日前までに文化財保護法(昭和 25 年法律第 214 号)93条に基づ
く届出を甲に提出のうえ、埋蔵文化財の保護について甲と協議するものとする。
2.乙は、発掘調査が必要な掘削を行うときは、甲と協議するものとする。この場合、甲
は、乙の提案に基づき、乙の施設整備に先立ち、甲の負担と費用で埋蔵文化財調査を行
うことを考慮し、乙は、発掘調査に要する期間を想定し事業行程の構築を行うものとす
る。
3.乙は前項の埋蔵文化財調査の実施に関し、来訪者サービス施設の開業時期の遅延によ
る逸失利益等の損害、来訪者サービス施設の整備工事着工の遅延による整備工事費用の
増大による追加工事その他名目の如何を問わず、甲に何らの請求をすることができない。
2
(乙の業務)
第6条 乙は、事業用定期借地権設定契約を締結したときは、乙の責任の下に、業務水準
に従って、関係法令等を遵守して、事業用地上に来訪者サービス施設その他の設備、機器、
舗装及び緑地等を整備する。
2.乙は、事業用定期借地権設定契約を締結したときは、事業用定期借地権設定契約に基
づくすべての乙の債務が完了するまでの間、乙の責任のもとに、業務水準に従って、関
係法令等を遵守して、事業用地及び来訪者サービス施設の運用、供用、維持管理及びこ
れらに付帯する一切の業務を行う。
(事業用定期借地権設定契約の締結等)
第7条 甲と乙は、本件基本協定締結後、甲が定める時期に本事業において締結予定の事
業用定期借地権設定契約を締結するものとする。
2.甲は乙が、次の各号に該当するときは事業用定期借地権設定契約の全部もしくは一部
を締結せず、又は、何らの催告もなく、本件基本協定及び事業用定期借地権設定契約の
全部若しくは一部を解除することができる。
(1)その責めに帰すべき事由により、募集要項及び本件基本協定に定める事項の履行
が不能となったとき。
(2)破産、その他の債務整理手続の申立て、解散を法令上権限のある機関で決議した
とき、又は、第三者によって、かかる申立てがなされたとき。
(3)仮差押、仮処分、強制執行若しくは競売の申立てを受けたとき又は公租公課を滞
納し督促を受けて1か月以上滞納金の支払いがなされないとき若しくは滞納処分を
受けたとき。
(4)信用状態が著しく悪化し又はそのおそれがあると甲が認めるべき相当の理由があ
るとき。
3.甲は、乙が、本件基本協定又は本件基本協定に基づく合意事項のいずれかに違反し、
甲の催告にもかかわらず、これを是正しない場合は、事業用定期借地権設定契約の全部
若しくは一部を締結せず、又は、相当期間を設けて催告を行ったうえで、本件基本協定
及び事業用定期借地権設定契約の全部若しくは一部を解除することができる。
4.甲は、乙が、本事業に関して次の各号のいずれかに該当するときは、事業用定期借地
権設定契約を締結せず、又は何らの催告なく、本件基本協定及び事業用定期借地権設定
契約の全部若しくは一部を解除することができる。この場合、甲は一切の責を負わない
(1)私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律(昭和 22 年法律 54 号。以下「独
占禁止法」という。
)第3条、第6条、第8条又は第19条の規定に違反するとし て、
独占禁止法第7条、または第8条の2又は20条の規定による排除措置命令を受け
た場合であって、独占禁止法第8章第2節に規定する手続きを経て当該排除措置命
令が確定したとき。
3
(2)独占禁止法第3条、第6条又は第8条の規定に違反するとして、独占禁止法第7
条2第1項又は第2項(独占禁止法第8条の3において準用する場合を含む。)の規
定により課徴金の納付命令を受けた場合であって、独占禁止法第8章第2節に規定
する手続きを経て当該納付命令が確定したとき。
(3)前2号に掲げるもののほか、独占禁止法第7条の2第1項本文に規定する場合又
は独占禁止法第8条の3に規定する場合に該当すると甲が認めるとき。
(4)独占禁止法第8章第2節に規定する手続きを経てなされた審決に対して、独占禁
止法第77条第1項の規定により審決の取消しの訴えを提起し、当該訴えについて
請求の棄却又は訴えの却下の判決が確定したとき。
(5)乙の役員、使用人その他これらに類する者が、刑法(明治 40 年法律第 45 号)第
96条の6若しくは第198条又は独占禁止法第89条第1項若しくは第95条第
1項第1号の規定に該当し、刑が確定(執行猶予の場合を含む。
)したとき。
5.前項(第5号を除く。
)の規定は審決の対象となる行為が不公正な取引方法(昭和 57
年 6 月 18 日公正取引委員会告示第 15 号)第6項に規定する不当廉売その他甲が特に認
める場合に該当するときは、これを適用しないものとする。
6.乙は、本条第2項から第4項に基づく解除に関し、損害、追加費用その他名目の如何
を問わず、甲に何らの請求もすることができない。
(違約金等)
第8条 甲は、乙が第7条第2項又は第3項のいずれかに該当し、本件基本協定を解除す
るときは、甲の損害の発生及び損害額の立証を要することなく、事業用定期借地権設定契
約に基づく事業用地の年間貸付料の100分の25に相当する金額を、乙に対し、違約金
として請求することができる。
2.甲は、本事業に関して乙が第7条第4項各号のいずれかに該当するときは、甲の損害
の発生及び損害額の立証を要することなく、事業用地の年間貸付料の10分の5に相当
する金額を、乙に対し、違約金として請求することができる。ただし、同条第5項を準
用する。
3.前2項の規定は、甲に生じた現実の損害額が同項の違約金の額を超える場合において、
その超過分につき、損害賠償の請求を妨げるものではない。
4.乙は事業用定期借地権設定契約を締結した後、その締結をした乙が第7条第2項から
第4項のいずれかに該当したときは、違約金及び損害賠償に関し、前3項の規定は適用
せず、事業用定期借地権設定契約の規定に従う。
(準備行為)
第9条
乙は、事業用定期借地権設定契約締結前であっても、自らの責任において、本
事業の実施に関して必要な準備行為を行うことができるものとし、甲は必要かつ可能な
4
範囲で、乙に対して協力するものとする。
2.甲と乙のいずれの責にも帰すべからざる事由により、事業用定期借地権設定契約の締
結に至らなかったときは、別途書面による合意がある場合を除き、甲と乙が本事業の準
備に関してすでに支出した費用等については、各自が負担するものとし、かかる準備行
為に要した費用とに関連し、甲乙間での費用の請求、清算、その他相互に債権債務関係
は一切生じないものとする。
(秘密保持等)
第10条
甲と乙は、相手方の事前の書面による承諾を得た場合を除き、互いに本事業に
関して知り得た相手方の秘密を、第三者に漏えいし、本件基本協定及び事業用定期借地
権設定契約の履行以外の目的に使用してはならないものとする。ただし以下に掲げる各
号のいずれかに該当する場合はこの限りではない。
(1) 公知である場合
(2) 被開示者が独自に開発した情報として文書の記録で証することができる場合
(3) 裁判所その他官公署によりその権限に基づき開示が命ぜられた場合
(4) 甲が堺市情報公開条例(平成14年条例37号)に基づき開示が求められた場合。
(5) その他法令に基づき開示する場合
2.乙は、本事業を遂行するに際して知り得た、甲が付与するデータ及び資料等に記載さ
れた個人情報並びに当該情報から乙が作成した個人情報(以下、本条においてこれらを
総称して「個人情報」という。
)を個人情報の保護に関する法律(平成 15 年法律第 57 号)
及び堺市個人情報保護条例(平成 14 年条例 38 号)を遵守して取り扱う責務を負う。
3.前項に定めるほか、乙は本事業に関する個人情報の保護に関する事項につき、甲の指
示に従う。
4.乙は、その役員、従業員、代理人又はコンサルタント、出資者、本事業に関して資金
を提供している金融機関又は協力企業に対し、第1項ないし第3項の義務を遵守させる
ものとし、そのための適切な措置を講じるものとする。
5.本条に定める乙の義務は、本件基本協定終了後も存続し、乙はその役員、従業員、代
理人若しくはコンサルタント、出資者、本事業に関連して資金を提供している金融機関
又は協力企業がその地位を失った場合であっても免れない。
(優先関係)
第11条
本件基本協定の記載と、募集要項等、募集要項等に関する質問回答書(以下、
総称して「募集要項等」という。
)又は事業提案書との間に内容の齟齬がある場合は、本
件基本協定の記載が優先するものとする。ただし、事業用定期借地権設定契約に定める
事項に関しては、本件基本協定に代わり事業用定期借地権設定契約の規定が優先するも
のとする。
5
2.本件基本協定(事業用定期借地権設定契約締結後は、事業用定期借地権設定契約を含
む。)に記載のない事項について、その他の書類等相互間に内容の齟齬がある場合には、
以下の順に従って事業を遂行するものとする。
(1)募集要項等に関する質問回答書
(2)募集要項等
(3)事業提案書等
なお、同一順位の書類等の間に内容の齟齬がある場合には、甲の選択に従うものとす
る。
(協定の有効期間)
第12条
本件基本協定の有効期間は、事業用定期借地権設定契約に基づく甲及び乙のす
べての履行が完了する日までとする。ただし、事業用定期借地権設定契約のすべてが締
結に至らなかった場合には、その時点で本件基本協定の効力は失われるものとする。
2.前項の規定にかかわらず、第8条、第9条第2項の規定は存続するものとする。
3.第1項の規定にかかわらす、第10条の規定の効力は同条の秘密又は個人情報が公知
となるまで存続するものとする。
(請求、通知の様式等)
第13条
本件基本協定及び事業用定期借地権設定契約に基づき締結される一切の合意、
並びに本件基本協定、事業用定期借地権設定契約及びこれらに基づき締結される一切の
合意に定める請求、通知、報告、説明、回答、申出、承認、承諾、同意、確認、勧告、
催告、要請、契約終了通知及び解除(以下「通知等」という。)は、他の方法によるとこ
ろにつき、甲と乙が書面で合意した場合を除き、書面により行わなければならない。な
お、甲及び乙は、通知の宛先を各々相手方に対して別途通知する。
(協議等)
第14条
甲及び乙は、本件基本協定につき疑義が生じた場合、誠意をもって協議により
解決するものとする。
(不当介入に対する措置)
第15条
乙は本事業の実施及び本件基本協定の履行にあたり、暴力団員又は暴力団密接
関係者から、暴力団を利することとなるような社会通念上不当な要求又は契約の適正な
履行を妨げる行為(以下「不当介入」という。)を受けたときは、直ちに甲に報告すると
ともに、警察に届け出るものとする。
6
(準拠法及び裁判管轄)
第16条
本件基本協定は、日本国の法令に従い解釈されるものとし、本件基本協定に関
する一切の紛争については、大阪地方裁判所を第一審の専属管轄裁判所とする。
以上を証するため、本件基本協定書を2通作成し、甲及び乙はそれぞれ記名押印の上、
各1通を保有する。
平成●●年●●月●●日
甲
住 所
堺市堺区南瓦町3番1号
名 称
堺市
代表者
堺市長 竹山 修身
乙 住 所
商号又は名称
代表者
7
別紙 事業用地の概要
所 在
堺市美原区黒山563番3、565番1、566番、
567番1、568番、569番
敷地面積
2,574.41㎡
地 目
宅地
法規制
1、市街地調整区域
2、埋蔵文化財包蔵地「太井遺跡」内
8