別紙(下関市環境基本計画の改定について)(PDF文書)

第 3 回 下関市環境審議会(下関市環境基本計画の改定について)
発言者
委員 A
内
容
下関市環境基本計画の見直しについて審議をお願いします。
前回に引き続き、望ましい環境像について、施策の体系について、今後の
スケジュールの確認について審議を行います。
それでは、はじめに望ましい環境像について事務局より説明をお願いします。
事務局
それでは説明させていただきます。本日皆様にお持ちいただきました、「
【資料
2】
“望ましい環境像”設定のための検討資料」をご覧下さい。
次期環境基本計画における、本市の環境面での魅力や、環境に対する取り組み
を通じて何を目指すのかを端的に表現する将来像として、
「地域で育み未来へつなぐ
自然と歴史が共生する海峡都市 しものせき」
という案を事務局より提案いたしました。
また、本案設定の根拠について資料に記載しておりますが、この環境像は「地
域協働」や「持続可能な社会の実現」を強調するものとしております。
前回審議や後日提出いただいた意見票において、本件についていくつかご意見
をいただいております。いただいたご意見は、本日皆様にお配りしております「下
関市環境基本計画の改定に係る事前質問・意見まとめ 1.望ましい環境像につい
て」に掲載しておりますが、このほかにもご意見等あればぜひ参考にさせていた
だきたいと思います。
ご審議のほど、よろしくお願いいたします。
委員 A
望ましい環境像について前回 3 件ご意見がありましたが、今回皆様からご
意見はありませんか。
資料 2 にあるとおりでよろしいですか。
事務局
前回の審議で 3 件ご意見いただきまして、事務局での見解を説明したいと
思いますが、まず、1 番目のご意見の自然と歴史が共生するという部分で、市
の総合計画の「環境像の美しく潤いのある自然やまちなみと人が共生するま
ち」ということで、まちなみと歴史を入れ替えたという感じになっているの
で、むしろ歴史というよりは「まちなみ」という言葉を使った方が良いので
はないかというご意見をいただいています。事務局といたしましては、
「まち
なみ」というと近い時間軸を言われているということ、歴史というとやはり
昔からの積み重ねということで厚みがある言葉になりますので、できれば下
関は歴史が古いまちであるので現状のまちなみという意味ももちろんありま
すが、昔から代々積み重ねて来たという意味で歴史という言葉を環境像の中
に織り込ませていただきたいなと思います。2 番目のご意見で長すぎるのでは
ないかということで、代案を考えていただいております。自然環境、文化歴
史環境を含めて風土という言葉で置き換えてはどうかというご意見ですが、
事務局といたしましては、風土という一つの言葉でまとめるのではなく、自
然、文化、歴史を前面に押し出したような感じで直接表現させていただけれ
ばと考えております。3 番目の「歴史と自然が共生するまち」というところを
「自然と歴史が共創する」という表現に変えてはというご意見ですが、
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備考
第 3 回 下関市環境審議会(下関市環境基本計画の改定について)
内
発言者
事務局
容
事務局としては、共創というとどちらかというとそれぞれの立場の人たちが
協力して何かを推し進めるという感じがするので、「地域で育み未来へつな
ぐ」というこの部分に共創という言葉を捉えまして、自然と人がともに生き
ているという表現の「共生」をそのまま使わせてもらいたいと考えています。
委員 A
今の説明にご意見などありませんか。(意見なし)
それでは、ただ今の説明どおりということでよろしいでしょうか。(承認)
では、望ましい環境像については、以上で終わりにして次の下関市環境基
本計画骨子・素案について、事務局から説明をお願いします。
事務局
それでは説明させていただきます。本日皆様にお持ちいただきました、
「【資料
1】下関市環境基本計画 骨子・素案」及び「【資料3】施策の体系の比較」をご
覧下さい。前回審議では、
「計画の構成について」と「施策の体系について」とい
うことで、それぞれ個別にご審議いただきました。本日は、継続審議ということ
もありますので、
「骨子・素案」全体についてということで、構成や施策の体系を
含めた全体的な部分で素案についてご意見をいただければと思います。
前回審議や後日提出いただいた意見票にていただいた意見については、先ほど
同様「下関市環境基本計画の改定に係る事前質問・意見まとめ」にまとめており
ます。まずは、これらの意見に対する対応方針についてご回答します。
まずはじめに、前回の審議会で事前にご質問いただいたものでまだご回答
できていなかったものがありますので、今回のまとめの一覧の中に掲載して
おりますので併せてご回答させていただきます。
表の一番右側の欄に簡単ではございますが「対応方針」を掲載しておりま
す。そのうち、
「原案へ反映」という項目については、いただいたご意見等を
可能な限り原案へと反映させる予定ですので、次回10月の審議会において
原案をご審議いただく際にご確認いただければと思います。
それ以外の項目についてですが、
7番の項目について、
「豊かな漁場としての藻場の回復」、
「砂浜に放置され
た、役割を終えたテトラの撤去」、
「河川の三面張りの改善」を施策に追加で
きないかとのご意見ですが、計画書に掲載する事業内容等について現在各部
署と調整を行っておりますので、その中でこの3つの事業についても調整を
してまいります。
8番の項目については、具体的な内容については現在調整中ですが、資料
1p.24 に掲載予定の「荒廃農地の発生防止・再生利用の推進」という事業で
掲載する予定です。
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備考
第 3 回 下関市環境審議会(下関市環境基本計画の改定について)
内
発言者
事務局
容
10番の項目については、「駆除対策」という形ではなく、
「外来生物に関
する啓発の推進」という形での事業掲載を予定しております。
11番の項目については、ご意見いただいた方法そのままではありません
が、騒音対策や温暖化対策としての事業掲載予定です。
12番についてはご指摘のとおりです。
13番については、本市では「サイクルタウン下関構想」として推進して
おります。現在骨子案から漏れてしまっておりましたので、計画書への記載
について現在調整中でございます。また原案でご確認いただければと思いま
す。
16番については、再生可能エネルギー関連設備の設置場所基準について
は、現在のところ各種法等に基づいております。また、本市独自の条例等に
よる基準については現在ございません。
25番については、
「少子高齢化」につきましては、本計画は環境に関する
計画ですので、環境関連施策 農林水産関連や地域コミュニティ活性化施策の
実施を通じた波及的効果を期待して、直接少子高齢化という記述はしないよ
うにと考えております。
26番については、農村・漁村に関する施策については、県の「農村振興
基本計画」
「下関農業振興地域整備計画」や「田園環境整備マスタープラン」
といった、農村・漁村に関する計画がありますので次期計画においては「自
然環境分野」として集約させていただきたいと考えております。
簡単ではございますが、事前にいただいたご意見に対する回答は以上でご
ざいます。
それでは、ご審議のほどよろしくお願いいたします。
委員 A
ただ今の説明について、またこれ以外について何かご意見がありますでし
ょうか。
委員 C
13 番の事項の質問で自転車道の整備の考えはないかとの質問ですが、駅前
に自転車道が整備されて幅が広くなって良くなったという意見と一方で車道
が狭くなったという意見もありますが、これは、今後全市的に自転車道を整
備していく考えなのかということが一つと、骨子の P64 の計画期間の進行管
理ということで前期、中期、後期とありますが、この中に何を盛り込んでい
くかというのは、更なる詳細な計画を作るということでしょうか。
委員 A
事務局から説明をお願いします。
事務局
サイクルタウン構想については、今聞いておりますのは、駅前周辺の整備
が終わっているのですが、あと長府の方も整備して、最終的には 2 地区をつ
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備考
第 3 回 下関市環境審議会(下関市環境基本計画の改定について)
内
発言者
容
なぐということを記憶していますが、定かではないので後ほど担当課に確認
して報告します。p64 の進行管理ですが、項目ごとの進行管理指標を設定し
て、いまから多くの指標を設定します。次回の原案につきましては、指標が
入ったものをご提示したいと思います。
委員 A
進捗状況というのは、自転車道が計画でどれだけできたかということなん
でしょうか。
事務局
進行管理については、全てに進捗指標目標と設定するわけではなくて、例
えば現在の自転車道整備が 20%で将来の目標が 100%とするならば、それの
進捗を担当課に照会し、毎年実績を出していくというものになります。
委員 A
利用状況とかは調べる予定はあるのですか。
事務局
それも全ての指標が決まっておりませんので指標にあげることが決定しま
したら毎年報告してもらうようになると思います。
委員 A
他はありませんか。
委員 B
いろいろな対応方針の中に事業部所に確認して掲載を検討するという箇所
が何箇所かありますが、計画書としては担当部署に話をして対応するという
のは当たり前の話ですが、単に調整するということではなくせっかくの 10 年
計画ですので 10 年後の環境はこうあるべきだという目標を持ちながら、言っ
てみれば少し言葉がおこがましいですが、指導するという感覚が計画部署に
私は必要だと思います。単に担当部署と調整しただけではあまり意味がない
というふうに思いますので 10 年後を見据えた計画を計画部署としてはきちっ
と捉えて担当部署を指導する、リードするという志をもってやってもらいた
いと思います。
委員 A
ご意見ということでよろしいですか。
委員 B
はい、結構です。
委員 A
他にはございませんでしょうか。
委員 G
今のご意見に関連して、環境教育の体制づくりについて教育部局と調整し
てというご回答をいただいておりますが、全体として持続可能な社会の形成
は非常に重要なものだと思っておりますので、是非環境部としても真剣に調
整していただきたいと思います。学校、教育委員会の方も全く意識していな
いわけではないと思いますし、そういった研究感覚ももっておられるようで
すので、是非協力していただきたいと思います。
事務局
ESD という形で環境省と文部科学省と双方が打ち出している政策なので教
育委員会の方とも協力してやっていこうと考えています。中々教育現場の方
も年間カリキュラム等が決まっていて、環境サイドと教育現場の摺合せも難
しく、時間も割いていただけないという難しさもあるのですが、そのあたり
も含めて教育委員会と協議を進めていきたいと考えております。
委員 A
よろしいでしょうか。
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備考
第 3 回 下関市環境審議会(下関市環境基本計画の改定について)
内
発言者
容
備考
委員 G
結構です。
委員 A
他にご意見はありませんか。
委員 C
10 年後にどのようになったかというとりまとめはどうされるのか。
事務局
前回の審議会でも鷲尾会長からご意見をいただいたのですけど、平成 38 年
度が計画の最終年度としているのですが、平成 37 年度に実績とりまとめを前
倒しして、次期計画のために評価を行いたいと考えております。それで平成
39 年度からの計画を作るということにしております。
委員 A
よろしいでしょうか。
委員 C
結構です。
委員 A
他にはございませんか。16 番の自然エネルギーのところですけどいろいろ
法律ができているということが書いてありますけど、いつごろ出来た法律な
んでしょうか。
事務局
条例としては一つのものではないのですが、太陽光であれば、都市計画法
であったり、いろいろと太陽光だけでも 50kw以上・未満で法律が変わって
きますし、風力発電であればそれに関する法律が変わってきますので、今年
度はじめに私どもが調査させていただいたものを HP にアップしています。
委員 A
太陽光も風力も市内で数が多く設置されるようになりましたし、一部では
太陽光の耐用年数が分からないようですので、巨大産業廃棄物になるのでは
という話もありますので今からのその可能性についても考えておいた方が良
いのではと思います。
事務局
行政の方では、環境影響評価法というのがありまして、条例もつくってい
る都市もあるのですが、現在は中核市の中でも大きい都市にしかございませ
ん。今後の情勢もみながら検討していきたいと思います。
委員 A
他に意見はありませんか。基本計画については、次回議論する時間がござ
いますのでよろしくお願いします。
それでは、事務局から今後のスケジュールについて説明をお願いします。
事務局
それでは、お手元にお配りしております「平成28年度
環境基本計画改定ス
ケジュール」をご覧ください。
今後の予定としましては、現在企業との意見交換会を9月末での実施に向け調
整中です。意見交換会でのテーマについては、
「環境マネジメントシステム」を予
定しております。
その後、本日の審議等のご意見や意見交換会の内容を反映させ、次期計画の原
案を作成いたします。この原案について、10月20日に開催を予定しておりま
す第4回の本審議会においてご意見をいただければと考えております。
それから、11月にパブリックコメントを実施し、市民・事業者の方々からい
ただいたご意見を反映させた最終案を、1月に開催予定の審議会において皆様に
ご審議いただき、答申案を作成、答申というスケジュールとしております。
以上で今後のスケジュールについての説明を終わります。
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第 3 回 下関市環境審議会(下関市環境基本計画の改定について)
内
発言者
容
委員 A
ただ今の説明について、何かご意見はありませんか。
委員 H
今のことについてですが、企業の方にということで、本学にも案内がきて
おりますが、環境マネジメントということで受け手側で何を話せば良いのか
ということで疑問に思う方が多いのではと思いますので、基本計画全体への
意見ももらうような形でご案内した方がよいのではないでしょうか。
事務局
地球温暖化対策地域協議会でアンケートをさせていただきまして、現在マ
ネジメントシステムを取り入れていると今後取り入れたいという両方の企業
から回答があっていますので両方に声をかけさせていただいております。マ
ネジメントシステムを運営するにあたり、良いところ、悪いところをざっく
ばらんに話をしていただければと思っています。来年度から環境基本計画施
行になりますけどその中でも企業のみなさんのお力をお借りしてやっていく
事業も実施していくことになると思いますのでそのあたりも絡めながらいろ
いろな意見を引き出していけたらと考えています。
委員 A
よろしいでしょうか。
委員 H
はい、結構です。
委員 A
その他はありませんか。
委員 I
今下関市ではノーマイカーデーをやっていますが、それこそ進捗状況とか
はどうなんでしょうか。
事務局
地球温暖化対策地域協議会で毎年実績を報告させていただいております。
今データがないのでご容赦いただきたいのですが、一昨年までは、毎月使え
るチケットを配付していたのですが、27 年度からエコパスというカードにさ
せてもらっています。参加人数については、把握しておりますが、実際の稼
働人数の把握はできておりません。
委員 A
他には意見はありませんか。
事務局
サイクルタウン構想について、事業担当課へ問合せましたので報告します。
事務局
事業担当課の方に確認をしましたところ、サイクルタウンしものせき構想
なんですけれども、「自転車にやさしいまちづくり」ということで平成 16 年
12 月に策定されています。具体的にはこのぶら下がりにツールドしものせき
を実施しはじめたということで駅前の整備等については、サイクルタウンし
ものせき構想ではないのですが、自転車にやさしいまちづくりに少なくとも
関連があるという位置づけです。
委員 A
他に意見等有りませんか。無いようでしたら、あとはお手元に質問票が入
っていると思いますので、何かあればこちらに記入して提出してください。
それでは、これで終了いたします。
ここで1点事務局よりご相談があるのですが、現在、基本目標に対する
事務局
成果指標の設定に苦慮しております。資料1中の p.15~p.18 の表になります
が、現在設定している案も含めて、皆様よりご意見・ご助言ありましたら、
どうぞよろしくお願いいたします。
6/6
備考