参考資料1 平成 28 年度 6 月 23 日開催 第1回温暖化対策部会主な論点要旨 取組体系について 交通、公共交通を含めた交通体系、公共交通の利用、それに伴う車社会からの変 化、高齢化社会への対応、トータル的に議論されるもので、社会システムの中で 交通問題は、もっと重点になっても良いのではないかと思う。 計画の書き方が、分野別から部門別への取り組みという形に切り変わり、公共交 通の利用や交通アクセスの手段といった生活のスタイルというものは、色々な部 署、部門にまたがるようなものが、県民目線ではなかなか評価しにくくなるので はないかと思う。 まちのシステムや仕組み、スタイルの変更を横断的にしていくということは、環 境という部分で県も事業者もしっかりやっているし、県民もしっかりしないとい けないとなるのではないか。部門別に限定せず、大きく捉えるセクションのよう な形がいいのではないか。 今までの課題について 取り組みは一応、整理されて書いているのですが、どういう課題があるかについ ての言及がなかったので、そういったところを書く必要があるのではないかと思 う。 運輸部門の取組について 運輸に関して大事なのは、交通問題である。バス停の状況等を見ても、車を持っ ている人はあえてバスを選択しない。公共交通の利用促進については、利便性を 考えて行うべきだと思う。 家庭・業務部門の取組について 業務部門、民生部門が 40%削減となっているところはよっぽどしっかりした対策 を立てなければならない。 民生部門、業務部門で 40%削減していくということは、本当に並大抵の努力では できないのではないかと思う。一般の県民は、こうした目標を恐らくご存じでは なく、周りでは危機感など何も感じていないというのが正直な実態。これを、ど のように県民の皆さんにお知らせしていくのかがとても大事だと感じている。 電力自由化等について 電力自由化の中で、どこの電力会社の電力を使うかという話もある。 実際の CO2 は増えているのに、係数の固定という発想でいってしまうと実態とは全 くかけ離れるのではないかと危惧している 1 部門別の指標について 部門別に、その部門を代表するような中間的な指標もつくった上で進捗管理をし た方が、それぞれの部門の管理もやりやすいかと思う。 排出係数の扱いと目標は提示された案でいいと思うのですけれども、モニタリン グは現状でもされているように、排出係数とエネルギーの消費量とどう変化して いるのかということも合わせて検討した方が進捗管理としてはいいと思う。 適応策について 4点目は、適応策は非常に幅広いものなので、庁内で調整されているということ ですが、この中にどのくらい盛り込むか。この一年間だけで、ざっとつくってし まってよいのだろうかと思う。 住宅等の取組について 省エネとか、再エネを使っていくという話の前に、まず、住まい、建築物、住居 をどんな風にしていくのかというところがあってこそ、省エネにつながっていく のではないかと思う。 環境学習等の取組について 単発の取り組みで環境学習をするよりは、まず指導者である教員、先生方に研修 していくことが最も大切なのではないかと考える。そのために、教員の方々への 環境関連の研修制度を作れないかと考える。 持続的成長と経済の活性化について 持続的成長ということは、おそらく新しい価値観に基づく、経済の活性化ですと いう要素が強くなってくると思うので、今後の検討の中で、持続的な成長や新た な経済の活性化や発展についてしっかり議論していただきたい。 企業はコスト感覚と品質の向上も達成した上で、温室効果ガス排出量の削減に取 り組んでいるというのが現実です。当然ながら、CO2 を削減する必要はあるけれど も、それは経済活動の持続性との両立を考えないといけない。 複数自治体にまたがる計画の策定について 温対法の改正によって、複数の自治体が協力あるいは連携して取り組み、あるい は計画をつくることができることを受けて、ぜひ隣接の自治体と協力・連携、あ るいは対策の協議をしながら、計画をご検討いただきたいと思います。 貢献量評価の位置づけについて 今回の新しい計画において、製品の利用による温室効果ガス排出量のLCA的な 削減をどのように位置付けるのか。 2
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