2016/ グローバル・マクロ・ トピックス 9/26 投資情報部 シニアエコノミスト 吉川 健治 貨物輸送・電力使用量が2月に底打ち、改革より成長 優先か~中国・最新の経済情勢と今後の見通し 中国政府は構造改革よりも安定成長の維持を優先する方向にあるようだ。2016年2月を底に 粗鋼生産、鉄道・道路貨物輸送量や2次産業向け電力使用量に持ち直しの動き。地方政府 債務リスクが高まるも、財政出動や金融緩和への政策調整等、景気支援の動きがみられる。 社会融資総量は8月が前年同月比+32.4%と大幅増に転じ、7~8月累計では前年同期比+4.7% とプラスに転じた。人民元は、10月にIMFのSDR構成通貨入り、等を控えるが、中国の景気先 行き不安、金融政策の緩和期待等を背景に年末に向けて緩やかな人民元安が想定される。 8月の経済指標は総 じて上向いた。財政 支出増や 融資増の 動きが顕著、下半期 も安定成長を想定 9/5閉幕の主要20ヵ国・地域(G20)首脳会議(開催地:中国・杭州)で採択された 宣言のうち、中国については①金融・財政および構造政策のすべての政策手段の 活用、②鉄鋼等の過剰生産能力の世界的課題の認識と取り組み等が注目される。 中国政府は構造改革よりも安定成長の維持を優先する方向にあるようだ。2016年 2月を底に粗鋼生産、鉄道・道路貨物輸送量や2次産業向け電力使用量に持ち直 しの動きがみられる。8月は生産、消費、投資、輸出等の経済指標が上向いた。8月 の製造業PMIが50台を回復、鉱工業生産は前年同月比+6.3%と上向いた。下半期 は過剰生産能力の解消等の任務遂行が発表されたが、8月は財政支出増や融資 増等の動きがみられ、安定成長が維持されよう。 中国の鉱工業生産、鉄道・道路貨物輸送量、電力使用量 (月次:2008/1~2016/8) (%) 35 鉱工業生産 30 鉄道貨物輸送量 25 道路貨物輸送量 20 2次産業向け電力使用量 15 10 5 0 ▲5 ▲ 10 ▲ 15 (年) (注)毎年1月からの年初来累計の前年同期比 出所:中国国家統計局資料、CEICデータよりみずほ証券作成 この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する 最終決定はご自身の判断でお願いいたします。また、本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成したものですが、その正確性、完全 性を保証したものではありません。本資料に示された意見や予測は、資料作成時点での当社の見通しであり今後予告なしに当社の判断で随 時変更することがあります。最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください。 1 2016/9/26 グローバル・マクロ・トピックス 中国の製造業PMIと鉱工業生産 (月次:2005/1~2016/8) 62 42.4 (2009/10) 58 (%) 40 製造業PMI(左目盛) 鉱工業生産(右目盛) 30 粗鋼生産量(右目盛) 20 54 50 10 50(左目盛) 46 ゼロ(右目盛) 42 0 ▲ 10 38 ▲ 20 (年) (注)鉱工業生産と粗鋼生産量は前年同月比、毎年1~2月は累計の前年同期比 出所:中国国家統計局資料、CEICデータよりみずほ証券作成 8月は民間投資伸び 率がプラス転換、公 共投資等も高水準を 維持、投資全体が上 向いた インフラ投資等を中心に国有企業の投資が高水準の伸びを維持するなか、主力 の民間投資の伸びが8月にプラス転換し、固定資産投資は1~8月累計で前年同期 比+8.1%と下げ止まりの兆しがみられる。 国家統計局は通常公表しない固定資産投資(うち、民間投資)の月次の前年同 月比について、8月は+8.2%(うち、+2.3%)と上向いたことを公表、当社の試算値と大 きな相違はない。また、不動産開発投資も当社試算で同+6.0%とすべての投資指標 が改善した。 今後は特に民間投資が一方的に改善するプラス要因が見当たらず、公共事業も 高い伸びの維持に制約要因があるため、投資全体ではゆるやかに鈍化しよう。一 方、住宅市場は過熱感が北京、上海等の1級都市から南京、蘇州等の2級都市の一 部にも広がり、規制の動きがあるも本格的なバブル退治は想定し難い。 (%) 50 中国の固定資産投資 (月次:2008/1~2016/8) 固定資産投資 うち、国有企業 うち、民間投資 うち、インフラ投資 うち、不動産開発投資 40 30 20 政府目標 10 国有企業 インフラ投資 固定資産投資 不動産開発投資 民間投資 0 (年) (注)毎年1月から累計の前年同期比、インフラ投資は2014年4月から(2014年12月 は未公表)、民間投資は2011年1月から 出所:中国国家統計局資料、CEICデータよりみずほ証券作成 物価調整後の消費 が前年同月比+10% 台を回復 8月の消費財小売総額は自動車販売増を中心に前年同月比+10.6%と上向き、物 価調整後の実質伸び率では同+10.2%と再び10%台を回復。消費のけん引役の自動 車は豊かさの追求や小型車減税期限前の駆け込み需要等により底堅い。ネット通 販は1~8月累計で前年同期比+26.7%とやや鈍化も高い伸びを維持した。 この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する 最終決定はご自身の判断でお願いいたします。また、本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成したものですが、その正確性、完全 性を保証したものではありません。本資料に示された意見や予測は、資料作成時点での当社の見通しであり今後予告なしに当社の判断で随 時変更することがあります。最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください。 2 2016/9/26 グローバル・マクロ・トピックス 中国の社会消費財小売総額とネット通販 (%) (月次:2011/1~2016/8) 15 20 ネット通販の構成比(左目盛) 社会消費財小売総額伸び率(右目盛) うち、商品小売り伸び率(右目盛) うち、飲食収入伸び率(右目盛) 物価調整後の社会消費財小売総額伸び率(右目盛) 14 13 中国のCPIと品目別食品価格騰落率の寄与度 (%) (%) (月次:2006/1~2016/8) 10 その他 生鮮野菜 水産物 豚肉 肉類(豚肉以外) 穀物 食品価格 消費者物価指数(CPI) 8 15 政府目標ライン 6 12 4 11 10 2 10 0 9 5 11 12 13 14 15 16 (年) (年) (注)前年同月比、毎年1~2月は累計の前年同期比、物価調整後の社会消費財小売総額は2012年から ネット通販構成比(ネット通販÷社会消費財小売総額)は2015年1月から年初来の比率 出所:中国国家統計局資料、CEICデータよりみずほ証券作成 CPIは鈍化基調、3ヵ 月連続の+2%割れ 季節調整後の輸出は 前年同期比▲6.4%、 輸入が同▲6.8%と低 調な動きが続く ▲2 (注)前年同月比、物価統計の算定方式において、2011年に品目別CPIの加重ウエートが変更、2016年 には一部の品目括りとCPI加重ウエートが変更されたことを考慮後の品目別CPI寄与度はみずほ 証券試算。「食品」から「食品タバコ酒」への品目括りの一部変更については、変更せずに表示 出所:中国国家統計局資料、CEICデータよりみずほ証券作成 一方、消費者物価指数(CPI)は8月に前年同月比+1.3%と鈍化基調で3ヵ月連続 の+2%割れ、当面は豚肉価格等の鈍化により低調な動きが続こう。 8月の中国貿易は季節調整後で、輸出が前年同月比▲6.4%と4ヵ月連続の減少で 減少幅が拡大し、輸入が同▲6.8%と減少幅が拡大し22ヵ月連続の減少と厳しい状 況であった。 主な品目別輸出をみると、7~8月累計では主力の機械電機が前年同期比▲ 5.4%と2015年7-9月期以降連続の減少、伝統的な労働集約型製品で主力の繊維 品(同▲5.4%)が15年4-6月期以降連続の減少、等すべての品目で減少基調が続 いている。下半期は外部環境の先行き不安は根強いため、輸出は低調な動きが続 こう。 中国の貿易動向 (%) (%) (月次:2011/1~2016/8) 50 30 25 20 15 10 5 0 ▲5 ▲ 10 ▲ 15 ▲ 20 輸出 輸入 輸出(季節調整後) 輸入(季節調整後) 40 30 20 10 0 ▲ 10 ▲ 20 ▲ 30 11 12 13 14 15 16 中国の主な品目別輸出額 (四半期:2011/3~2016/9) 機械電機(左目盛) 繊維品(左目盛) 靴類・玩具(左目盛) 鋼材(右目盛) (%) 60 50 40 30 20 10 0 ▲ 10 ▲ 20 ▲ 30 ▲ 40 (年) (年) (注)前年同期比、直近は7~8月累計の前年同期比 出所:中国海関総署資料、CEICデータよりみずほ証券作成 (注)前年同月比、季節調整前の輸出と輸入 の毎年1~2月は累計の前年同期比 出所:中国海関総署資料、CEICデータよりみずほ証券作成 この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する 最終決定はご自身の判断でお願いいたします。また、本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成したものですが、その正確性、完全 性を保証したものではありません。本資料に示された意見や予測は、資料作成時点での当社の見通しであり今後予告なしに当社の判断で随 時変更することがあります。最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください。 3 2016/9/26 グローバル・マクロ・トピックス 8月の財政支出が再 び+10%台に回復。地 方政府の 債券や 傘 下の 投資会社債券 の発行が増加 2016年の財政動向は8月に財政収入が減税規模の拡大等により前年同月比 +2.3%と大幅に鈍化したが、財政支出はインフラ投資拡大等により同+10.5%と再び2 ケタの伸び率を回復した。 一方、地方債の発行動向をみると、8月に8,395億人民元と増加し、1~8月累計 では4兆8,459億人民元と16年発行計画額の約78%に至った。また、地方融資プラッ トホーム(地方政府傘下の投資会社)が年初から9月2日まで発行した債券「城投債」 は1.2兆人民元と15年通年の発行額を超え、財政出動を支援。地方政府債務リスク が高まるものの、積極財政による景気支援が図られよう。 中国の地方政府債券発行額の計画と実績 中国の財政動向と実質GDP成長率 地方政府債券発行額(実績) 地方政府債券発行額(計画) 四半期 年初来 進ちょく 一般債と 年 月 月次 合計 借換債 別 累計 率 特別債 1 2 3 9,554 9,554 15.5% 4 11,000 20,554 5 5,271 25,825 6 10,284 26,555 36,109 58.4% 2016 7 3,955 40,064 8 8,395 48,459 78.4% 9 10 11 12 2016年合計 61,800 50,000 11,800 2015年合計 38,000 32,000 6,000 (%) (単位:億人民元) (%) (四半期:2008/3~2016/9) 60 13 財政収入(左目盛) 50 財政支出(左目盛) 12 40 実質GDP成長率(右目盛) 11 30 10 20 9 10 8 0 7 6 ▲ 10 08 09 10 11 12 13 14 15 16 (年) (注)前年同期比、直近は7~8月累計の前年同期比。実質GDP成長率は2016年4-6月期まで 出所:中国国家統計局資料、財政部資料、CEICデータよりみずほ証券作成 出所:中国財務部資料、中国人民銀行資料、その他資料よりみずほ証券作成 M2 の伸び悩みと M1 8月のマネーサプライM2(M1と定期性預金等の準通貨)は前年同月比+11.4%と上 の大幅増の変調続く 向いたものの、M1(現金と要求払預金)が同+25.3%と高水準の伸びを維持、M1と 中国人民銀行幹部 M2との大きく異なる動きに変化はない。中国人民銀行の盛松成統計調査司長は が 流動性の わ な に 7/16に上海で開催の「2016中国資産管理年次総会」の講演で、M1とM2の異なる動 陥っていると指摘 きについて、金融政策が「流動性のわな」に陥っていると指摘、①普通預金と定期 預金の金利差縮小、②企業の慎重な投資姿勢による資金留保、等を理由に挙げて いる。 中国のM1とM2、住宅向け貸出比率と住宅価格 (月次:2009/1~2016/8) (%) 40 (%) 120 新築住宅価格(左目盛) マネーサプライM1(左目盛) 30 100 マネーサプライM2(左目盛) 住宅向け貸出比率(右目盛) 80 20 60 10 40 0 20 0 ▲ 10 09 10 11 12 13 14 15 16 (年) (注)前年同月比 住宅向け貸出比率(新規増加額ベース)は個人向け中長期貸出の人民元貸出に占める比率 出所:中国国家統計局資料、CEICデータよりみずほ証券作成 この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する 最終決定はご自身の判断でお願いいたします。また、本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成したものですが、その正確性、完全 性を保証したものではありません。本資料に示された意見や予測は、資料作成時点での当社の見通しであり今後予告なしに当社の判断で随 時変更することがあります。最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください。 4 2016/9/26 グローバル・マクロ・トピックス 8 月の社会融資総量 が大幅増。人民元貸 社会融資総量は8月が前年同月比+32.4%と大幅増に転じ、7~8月累計では前年 同期比+4.7%とプラスに転じた。 出伸びがプラス転換 8月の増加に寄与した項目は、実体経済向け人民元貸出が前年同月比+2.7%と 住宅向け 貸出比率 小幅ながらもプラス転換、銀行引受手形(同+1,200億人民元)や信託貸出(同+419 が上昇基調 億人民元)等の影の銀行、社債発行の純増、等である。注目点は住宅向け貸出比 率が8月に55.7%と上昇基調にあり住宅市場の過熱の動きを示していることである。 M1の増勢と住宅向け貸出増、住宅価格の上昇が連動、引き続き民間投資向け 資金需要の低迷、住宅バブルと金融リスクの高まりに留意が必要だ。 中国の社会融資総量とその内訳 (億人民元) 30,000 25,000 20,000 社会融資総量 (前年比 %) 09年:+99.3 10年:+ 0.8 11年:▲ 8.5 12年:+22.9 13年:+ 9.9 14年:▲4.8 15年:▲6.5 16年1-3月期:前年同期比+42.9 4-6月期:同▲25.1 7~8月累計:同+4.7 (四半期:2008/3~2016/9) 新常態への適切な対 応策か(疑問符) 金融緩和のアクセル を踏み込む動き (2016年1-3月期) リーマンショック後の 対応策 金融超緩和 (2009年1-6月期) 15,000 その他 企業株式増資 企業債券純資金調達 銀行引受手形 信託貸出 委託貸出 外貨貸出 人民元貸出 社会融資総量 10,000 5,000 0 ▲ 5,000 ▲ 10,000 (年) (注)四半期の数値は月平均金額、直近は7~8月平均の数値 出所:中国人民銀行資料、CEICデータよりみずほ証券作成 8 月の外貨準備が減少 外貨準備高は8月に前月比▲159億ドルと減少幅が拡大。今回は為替介入に加 幅拡大、先物取引の清 え、2015年8月の人民元切り下げ時に為替介入で活用された先物取引のドル現物 算が外貨減に影響 の引き渡しによる清算が外貨減につながったようだ。 人民元対ドルレートと外貨準備の増減 (月次:2011/1~2016/8) (億ドル) 1,500 (1ドル=人民元) 人民元高 6.00 6.10 1,000 6.20 500 6.30 0 6.40 ▲ 500 6.50 ▲ 1,000 人民元対ドルレート(右逆目盛) ▲ 1,500 11 12 13 6.60 ▲ 939 外貨準備の増減(左目盛) 14 2015/8 人民元切り下げ 15 16 6.70 (年) (注)外貨準備の増減は前月比、人民元対ドルレートは月末レート 出所:中国人民銀行資料、CEICデータよりみずほ証券作成 この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する 最終決定はご自身の判断でお願いいたします。また、本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成したものですが、その正確性、完全 性を保証したものではありません。本資料に示された意見や予測は、資料作成時点での当社の見通しであり今後予告なしに当社の判断で随 時変更することがあります。最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください。 5 2016/9/26 グローバル・マクロ・トピックス 人民元は 10 月に IMF 人民元対ドルレートは8月下旬以降、再び人民元安の動きにある。10月には国際 の SDR 構成通貨入り 通貨基金(IMF)の特別引き出し権(SDR)構成通貨入り、等を控えているが、中国の を控えるが、緩やか 景気先行き不安、金融政策の緩和期待等を背景に年末に向けて緩やかな人民元 な人民元安が続こう 安が想定される。 今後は、当局の為替介入と資本規制、先物取引の清算およびそれによる外貨準 備高の動きに留意したい。 人民元対ドルレートと米中の金利差 (%) (日次:2008/1/1~2016/9/16) 10 中国の国債利回り(10年物 左目盛) 米債利回り(10年物 左目盛) 中国の貸出基準金利(1年物 左目盛) 人民元対ドルレート(右逆目盛) 8 (1ドル=人民元) 人民元高 5.50 6.00 6 6.50 4 7.00 2 7.50 0 8.00 (年) 出所:ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成 CFETS人民元指数と人民元の対主要4通貨指数 (2014/12/31=100) (日次:2014/12/31~2016/9/16) 125 120 115 110 105 100 95 90 85 80 75 人民元対英ポンド指数 人民元対ユーロ指数 CFETS人民元指数(調整前) CFETS人民元指数(調整後) CFETS人民元指数(中国人民銀行の公表値) 人民元対ドル指数 人民元対日本円指数 (年/月) (注)中国外貨取引センター(CFETS)人民元指数は①当局の公表値(44営業日の値で2015/11/30から2016/9/14 まで)、②同指数の通貨バスケット構成比の当局公表の値で計算したみずほ証券試算の値、①と②とのかい離 を考慮し通貨バスケット構成比調整後のみずほ証券試算の値 出所:中国外貨取引センター(CFETS)資料、ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成 この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する 最終決定はご自身の判断でお願いいたします。また、本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成したものですが、その正確性、完全 性を保証したものではありません。本資料に示された意見や予測は、資料作成時点での当社の見通しであり今後予告なしに当社の判断で随 時変更することがあります。最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください。 6 2016/9/26 グローバル・マクロ・トピックス 金融商品取引法に係る重要事項 ■国内株式のリスク リスク要因として株価変動リスクと発行者の信用リスクがあります。株価の下落や発行者の信用状況の悪化 等により、投資元本を割り込むことがあり、損失を被ることがあります。 ■国内株式の手数料等諸費用について ○国内株式の売買取引には、約定代金に対して最大 1.134%(税込み)、最低 2,700 円(税込み)の委託手数料 をご負担いただきます。ただし、売却時に限り、約定代金が 2,700 円未満の場合には、約定代金に 97.2%(税 込み)を乗じた金額を委託手数料としてご負担いただきます。 ○株式を募集等により購入する場合は、購入対価のみをお支払いいただきます。 ○保護預かり口座管理料は無料です。 ■外国株式のリスク ○外国株式投資にあたっては、株価変動リスク、発行者の信用リスク、為替変動リスク(平価切り下げ等も含 む)、国や地域の経済情勢等のカントリーリスクがあります。それぞれの状況悪化等により投資元本を割り込 むことがあり、損失を被ることがあります。 ○現地の税法、会計基準、証券取引に関連する法令諸規則の変更により、当該証券の価格に大きな影響を与 えることがあります。 ○各国の取引ルールの違いにより、取引開始前にご注文されても、始値で約定されない場合や、ご注文内容が 当該証券の高値、安値の範囲であっても約定されない場合があります。 ○外国株式において有償増資等が行われた場合は、外国証券取引口座約款の内容に基づき、原則権利を売 却してお客さまの口座に売却代金を支払うことになります。ただし、権利売却市場が存在しない場合や売却市 場があっても当該証券の流動性が低い場合等は、権利売却ができないことがあります。また、権利が発生し ても本邦投資家が取り扱いできないことがあります。 ○外国株式の銘柄(国内取引所上場銘柄および国内非上場公募銘柄等を除く)については、わが国の金融商 品取引法に基づいた発行者開示は行われていません。 ■外国株式の手数料等諸費用について ○外国委託取引 国内取次手数料と現地でかかる手数料および諸費用の両方が必要となります。現地でかかる手数料および 諸費用の額は金融商品取引所によって異なりますので、その金額をあらかじめ記載することはできません。 詳細は当社の担当者までお問い合わせください。国内取次手数料は、約定代金 30 万円超の場合、約定代金 に対して最大 1.08%+2,700 円(税込み)、約定代金 55,000 円超 30 万円以下の場合、一律 5,940 円(税込み)、 約定代金 55,000 円以下の場合、約定代金に対して一律 10.8%(税込み)の手数料をご負担いただきます。 ○国内店頭(仕切り)取引 お客さまの購入単価および売却単価を当社が提示します。単価には手数料相当額が含まれていますので別 途手数料および諸費用はかかりません。 ○国内委託取引 当社の国内株式手数料に準じます。約定代金に対して最大 1.134%(税込み)、最低 2,700 円(税込み)の委託 手数料をご負担いただきます。ただし、売却時に限り、約定代金が 2,700 円未満の場合には、約定代金に 97.2%(税込み)を乗じた金額を委託手数料としてご負担いただきます。 ○外国証券取引口座 外国証券取引口座を開設されていないお客さまは、外国証券取引口座の開設が必要となります。外国証券 取引口座管理料は無料です。 外貨建商品等の売買等にあたり、円貨と外貨を交換する際には、外国為替市場の動向をふまえて当社が決 定した為替レートによるものとします。 商品ごとに手数料等およびリスクは異なりますので、当該商品等の契約締結前交付書面や目論見書または お客さま向け資料等をよくお読みください。 商 号 等 : みずほ証券株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第 94 号 加入協会 : 日本証券業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、 一般社団法人第二種金融商品取引業協会 広告審査番号 : MG5690-160926-19 この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する 最終決定はご自身の判断でお願いいたします。また、本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成したものですが、その正確性、完全 性を保証したものではありません。本資料に示された意見や予測は、資料作成時点での当社の見通しであり今後予告なしに当社の判断で随 時変更することがあります。最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください。 7
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