科目名 生活造形論

2016 年度 後期 2 単位
科目名 生活造形論
対象学科・学年: 全学科 2 年
時
間: 金曜日 Ⅳ時限(13:00~16:10)
教
室: 造形演習室
教
科
書:『服飾美学・服飾意匠学』(谷田閲次著、光生館)を基本に適宜プリント配布する。
1.担当教員
(1) 名 前:千葉よう子(ちばようこ)
(2) 研究室:非常勤講師室
(3) 連絡先:教務課
(4) オフィスアワー:非常勤講師室
(5) 主な研究・教育業績
所属学会 日本家政学会
『縫製実習の習熟度評価について』家庭科教育(学術雑誌)
『レンタル衣料における意識と実態調査』仙台白百合女子大紀要
『家政学での被服工芸教育』日本家政学会発表
2. 授業の目的
(1) 授業の目的
生活造形論は生活者としての美学の立場から服飾史の事実についてどのように捉えるか、
人間表現の問題として考察する。特に実用性と形態の中では“実用の美”が兼ね備えられて
いるので、生活の中に美 という目標を掲げて授業を展開し、これらの点について入門の役を
果たすことを目的とする。
(2) 到達目標
① 生活と芸術の一般的な関係を問うことを目標とし、歴史的経過を具体的な事例を掲美意
識・生活感情について理解できることを目的とする。
② 日本服装史と西洋服装史の解説を加え、その価値について習得させることを目指す。
3.授業の概要
生活造形論では基本をなす条件として、生活と芸術の一般的な関係を問うことを目標とする。
この中で、歴史的経過を具体的な事例を掲げて人間表現の問題として考える手掛かりの一つに
なるよう考察する。服装史の解説を加えて年代記の文献、スライドやビデオなどを使い理解でき
る能力を育成する。
4.授業の受け方・勉強の仕方
(1) 予習の仕方
授業の中で、次回の予告をするので、参考資料を読んで欲しい。
(2) 授業の受け方
服装史の中では解説を加えて、なるべく再現できるよう試みていく。
1
(3) 復習の仕方
授業の復習は課題を与えるので、指定期日までに仕上げてくること。
5. 受講にあたってのルール
(1) 受講時のマナーとその違反に対する扱い。
授業態度も評価の対象となるので、積極的に受講して欲しい。
(2) 遅刻・欠席・早退の扱い。
欠席した場合は必ず欠席届を提出する。遅刻した場合は必ずその旨を報告する。
(3) 課題提出にあたってのルール。
直接教員が対応する。レポートなどの課題は提出期限を厳守する。
6.授業計画
回
月 日
テーマ・内容
予習・復習
1
9/23
2
9/30
3
10/7
4
10/14
服飾造形
①西洋服装史
資料配布
5
10/28
形態と表現
②西洋服装史
資料配布
6
11/4
表現と色彩
③西洋服装史
資料配布
7
11/11
文様の表現性
④西洋服装史
資料配布
8
11/18
服装の社会的生活
⑤西洋服装史
資料配布
9
11/25
意匠の自立
10
12/2
服飾の芸術性
①日本服装史
資料配布
11
12/9
服型の三要素
②日本服装史
資料配布
12
1/6
服飾の統一と調和
③日本服装史・着物着装法
資料配布
13
1/13
流行と生活態度
④日本服装史
資料配布
14
1/20
生活造形との統合性
15
1/27
まとめ・ 課題レポート配布
備考
オリエンテーション…授業の進め方
「生活と美」とは何か
生活造形の構造とは何か
課題レポート配布
※ 授業の展開によっては、変更の可能性があります。変更の場合には随時お知らせします。
7.評価方法
(1) 試験(40%)
・・・課題演習問題として服装の芸術性を再現する。
(2) 課題レポート(60%)
・・・西洋服装史と日本服装史に基づいた課題とする。
受講態度についても出席状況を見て判断する。
8.参考図書・文献
『生活造形の美学』谷田閲次著(光生館)
・
『服飾意匠』石山彰著(光生館)
適宜必要文献を紹介する。
9.履修上の注意
生活造形に関する資料を紹介するので、芸術的視点を高める努力を心掛けて欲しい。
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