サンゴ礁保全普及啓発映像制作業務仕様書 1.委託事業名 サンゴ移植

サンゴ礁保全普及啓発映像制作業務仕様書
1.委託事業名
サンゴ移植造成事業
サンゴ礁保全普及啓発映像制作業務
2.事業の目的
本事業は、糸満市が実施している「サンゴ移植造成事業」の内容及び、糸満海域に自
生しているサンゴ礁を映像化することにより、市内外の方たちに、サンゴ礁保全の大切
さを普及啓発し、又、糸満海域のサンゴ礁周辺の自然の魅力を、今後も継続的に、発信
できるようにすることを目的とする。
3.業務の内容
(1) 映像制作業務
① 業務概要
ア サンゴ礁保全普及啓発映像制作業務に係る作業の一切を行うこと。
※企画、台本作成、演出、出演者との調整、素材作成、取材、撮影、編集、ナレーシ
ョン、収録、BGM・選曲等
② 映像構成
ア 「サンゴ移植造成事業」の事業を紹介すること。
イ サンゴの生態・種類・消滅の原因・消滅の影響等を紹介すること。
ウ 糸満市が、平成26年度から平成28年度まで「サンゴ移植造成事業」の一部として実
施している「サンゴ移植による魚類増大効果の検証」を紹介し、サンゴ礁が魚類増大
に与える影響を伝えること。
エ 糸満に自生している天然のサンゴ、「サンゴ移植造成事業」により植えつけたサン
ゴ、それらに集まる自然生物等の美しさを伝え、市外の人への観光プロモーションに
なる内容とすること。
オ サンゴの消滅等が進んでいる場合は、その原因等に触れ、市民ができることなどを
伝えること
カ 既存の糸満海域の映像を使用することも可能とする。
キ 水中撮影は必須とし、平成26年度に糸満市西崎地先に植えつけた天然サンゴの撮影
も行うものとする。
ク 小学生にも伝わるわかりやすい内容とすること
ケ 映像は保存用と、公開用を作成すること。保存用は、今回新たに撮影した映像を収
録したものとする。公開用は、1分(ダイジェスト)、15分(本編)バージョンとす
る。
③ 映像規格
映像のアスペクト比は16:9 の近似値で、HD方式による撮影を基本とし、映像圧縮
は最低限に留め、高画質な映像を確保すること。
(2) 管理業務
① 実施計画の策定
プロジェクトマネジメント、業務執行体制、業務内容及び事業スケジュール詳細等を
示した実施計画を策定し、本市の承認を得ること。なお、実施する業務内容については
事業者側の提案を基に本市と協議のうえ決定する。
② 業務責任体制の明確化等
本件業務の実施に必要な能力、資格、経験を有する業務責任者及び作業者を定めると
ともに、業務実施体制を明らかにすること。また、受託期間中は、専任の担当者(本市
との連絡調整担当者)を配置すること。
③ 許認可手続き
本件業務の実施に必要な各種法令や条例に基づいた各許認可の手続きについては、原
則として受託事業者が代行して行うこと。また、各許認可手続きに必要となる手数料等
の経費については、予算額に含むものとする。
④ 会議開催
本市への業務進捗状況の報告、意見交換を主な内容とした会議を定期的に開催するこ
と。また、事業者にて会議の議事録を作成し、本市の承認を得ること。
⑤ ドキュメントの整備と保存
本業務仕様で作成要件としたドキュメントのほか、日常の運用業務で作成・使用した
ドキュメント類を整理し保存すること。
(3) 業務実施報告
本件業務完了時には、次のドキュメント等を整備して本市側へ提出すること。
① 業務完了報告書
② 議事録
③ 経費明細書(計算書)
※経費明細書にはそれぞれの費用にかかる事実が確認できる資料を添付すること。
(人件費に係る業務日誌、再委託費等外部への支払いに係る見積書・発注書・納品書・
請求書・領収書等の写し)
④ 上記ドキュメントを保存したCD 又はDVD
⑤ 許認可申請及び許可書等の書類の原本もしくはコピー
⑥ 映像制作のために制作した構成案等のドキュメントを印刷した資料一式
4 納品物
制作した映像コンテンツを収めた以下の成果品を納品すること。
(1)保存用
DVD・・・2部
※保存用に限り、コピー防止対策は不要とする。
(2)公開用
①DVD・・・50部(DVD-VIDEO形式)
※場面毎にチャプター分けをし、全体メニューも作成すること。
※ディスクには、盤面印刷を施すこと。また、トールケースデザインジャケットの装丁
を施すこと。
② ホームページ掲載に係るインターネット用動画コンテンツ 一式
※動画ファイル形式・容量については調整を要す。
5.工程表
契約後1週間以内に作成し、発注者へ提出すること。
7.納品場所
糸満市経済観光部海人課水産振興係
8.納期
平成29年2月28日(火)
9.著作権・所有権等
本契約にて制作された成果物の著作権(複製権、上映権、公衆送信権、口述権、展示
権、頒布権、譲渡権、貸与権、翻訳・翻案権、二次的著作物に関する権利)は、すべて
糸満市に無償で譲渡するものとし、委託前から受託事業者の構成者が権利を有する著作
物及び第三者が権利を有する著作物を利用する場合は著作物権利保有者並びに糸満市
は互いに無償で許可なく共同利用できるものとする。
(1) 糸満市は受託事業者に許可なく、納品成果物の一部を加工、編集できるものとし、
糸満市が環境保全の普及啓発、その他糸満市の振興に資すると判断した場合は第三者
に提供ができるものとする。
(2) 受託事業者は、糸満市の同意を得なければ、著作権法第18 条及び第20 条に規定さ
れている権利を行使することができない。
(3) 糸満市は本件委託業務に基づき制作される全ての成果物を、日本を含む全世界にお
いて、現存し、又は将来開発され得るあらゆるメディアにおいて、独占的かつ無制限
に利用する権限を有するものとする。但し、かかる権限は、本契約締結時の著作権法
上認められる権利に制約されるものとする。
(4) 本業務の成果物に係る著作権、特許権その他の知的財産に関する一切の紛争につい
て
は、訴訟費用も含め、すべて受託事業者において責任を負うものとする。
(5) 本事業のコンテンツに関するあらゆる二次使用料(以下「二次使用料」という)は、
一切発生しないこととする。
(6) 全ての制作物に関する著作者人格権を糸満市又は糸満市が指定する第三者に対し
て行使しないものとする。
(7) 著作権法上、上記条件を満たさないデータの使用は禁ずる。
10 その他
(1)本市から提供する資料
・平成24年度「サンゴ移植造成事業」に関する資料の一部
・平成26年度「サンゴ移植造成事業」に関する資料の一部
・平成27年度「サンゴ移植造成事業」に関する資料の一部
・平成28年度「サンゴ移植経過観察業務」に関する資料の一部(平成28年12月頃提供
予定)
※ただし、本市から提供する資料に映っている個人については、映像の公開について許
可を得ていないため、個人が特定できる映像の使用はできないものとする。
(2) 資料の提出及び説明等の協力について
本件業務は沖縄振興特別推進交付金を活用するものであり、交付金の適正な執行を確
認する為、本仕様書に定める成果物以外にも、必要に応じて資料の作成やエビデンスを
求める場合がある。その際は求めに応じ、積極的に協力すること。
例)当該業務を遂行するうえで専任の人材を雇用する場合、雇用者に係る出勤簿及び給
与明細など。機器調達に係る経費明細など。
(3) 業務の再委託
受託事業者は、業務の一部を第三者に再委託することができる。再委託を行う場合に
は、原則として事前に市の書面による承認を受けること。
(4) 瑕疵担保責任
本件業務の成果物に対する瑕疵の取り扱いについては、受託事業者の瑕疵担保責任期
間を契約満了後から1年とし、隠れた不具合、不良等を発見した場合は速やかに無償で
是正しなければならない。対応期限については協議のうえ定める。
(5) 業務適用範囲の確認
本業務の実施について、社会一般に通常実施される業務項目は、本仕様書に記載のない
事項であっても業務の範囲とする。受託事業者は、当該項目について疑義があるときは
本市と協議することができる。