気象観測装置(川越測定局)の賃貸借仕様書 1 件 名 気象観測

気象観測装置(川越測定局)の賃貸借仕様書
1 件
名
気象観測装置(川越測定局)の賃貸借
2 納入場所
川越測定局・・・埼玉県川越市宮下町2丁目7番地4
3 測定機器
気象観測装置は、次のどちらかの業者の機器を取り扱うこと。
また、別紙の気象観測装置(川越測定局)納入仕様書に基づいて行うこと。
(1)風向風速
①光進電気工業株式会社
型式:MVS-300
②小笠原計器製作所
型式:WS-BN6
(2)温度湿度発信器
①光進電気工業株式会社
型式:FT-S、HT-032B
②小笠原計器製作所
型式:JS-252N
(3)その他
上記の機器が正常に動くための付属品及びデジタル出力
できる記録計外
4 契約期間
平成28年12月1日から平成33年10月31日(59箇月)
(地方自治法第234条の3に基づく長期継続契約)
5 機器納入期限
納入期限は平成28年11月29日(火)とするが、その日までに機器の検
定、動作確認及び環境設定等全て完了させておくこと。
6 賃貸借代金支払方法
当月末に1日から月末までの期間の賃貸借代金を請求し、請求書を受理して
から30日以内に支払うものとする。
7 返還費用
期間満了後の物件の返還等に要する費用の一切は当該入札落札者の負担と
し、受け渡し場所は機器の納入場所とする。
8 期間満了後の物件の処理
機器については、市が返還か再リースかを選択するものとする。
9 保険の加入
測定機器は火災、落雷等の災害、盗難等に備えて、賃貸借期間中を通して、
保険に適切に加入することとし、その費用は当該入札落札者の負担とする。ま
た、期間満了後に再リースが選択された場合も同様に付保すること。
10 固定資産税の支払い
賃貸借期間中の固定資産税については、当該入札落札者の負担とする。また、
期間満了後に再リースが選択された場合も同様とする。
11 入札書記載事項
入札書に記載する金額については、消費税及び地方消費税を含まない額とし、
かつ、1ヶ月の賃貸借額を記載すること。
12 特記事項
この入札は、地方自治法第 234 条の 3 に基づく「川越市長期継続契約を締結
することができる契約を定める条例」に規定する長期継続契約に該当するもの
であり、当該入札執行後の契約については「翌年度以降の歳出予算の金額につ
いて減額又は、削除があった場合には当該契約は解除することができる」旨及
び損害賠償に関する事項を契約書に記載すること。
また、賃貸借代金に付すべき消費税及び地方消費税の税率が改正された場合
には、改正後の税率によることとなるが、契約書に「税法上経過措置の対象と
なる場合には、経過措置が優先して適用される。」旨を記載すること。
13 その他
この仕様に定めのない事項、生じた疑義については双方が協議をして別途定
めるものとする。
14 問い合わせ先
川越市環境部環境対策課大気・土壌担当
TEL049-224-5894
気象観測装置(川越測定局)納入仕様書
第一章 総則
第1条(目 的)
風速計が検定期限を迎える気象観測装置(風向・風速・温度・湿度)を更新することで、気象
状況を適切に把握し大気の汚染原因を正確に解析する。
第2条(納入機器等)
納入する気象観測装置等は以下のとおりとする。
(1)気象観測装置(風向・風速・温度・湿度自動測定記録計) 一式
※レコーダー等の常時測定に必要な機器の一切を含む。
(2)測定にあたって必要な標準付属品及び消耗品
(機器納入日から平成29年3月31日までの間の測定に必要なもの)
第3条(設置場所)
設置場所は以下のとおりとする。
川越測定局(地上局)
所在地:埼玉県川越市宮下町2丁目7番地4 既設コンクリート柱上、地上約10m
第4条(納入期限)
納入期限は平成28年11月29日(火)とする。
第5条(気象観測装置に係る事項)
1 気象観測装置(以下、装置という。
)は、大気汚染常時監視測定局へ設置する常時観測用の装置
として、国又は自治体への納入実績を有するものであり、かつ性能等について市場の信頼性を得
ているもののうち最新型であり、中古品ないし新古品でないこと。
2 装置本体には適切にネームプレートを付けること。
3 装置のうち、風速計・温度計・湿度計については、納入業者の責任において適切に気象業務法
に基づく検定を受け、それに合格しているものを納入すること。加えて、装置一式に含まれる検
定を要するものの全てについて、検定の有効期間の最終日となる日が平成33年11月1日以降
であること。
4 装置の製作、技術基準等はこの仕様書に定めるところによるもののほか、関係法令、環境大気
常時監視マニュアル第6版(平成22年3月 環境省水・大気環境局)
、最新の日本工業規格(以
下、
「JIS」という)等の定めるところによる。
5 仕様に定める規格に適合しない装置が納入された場合は、速やかに適合する装置と無償で交換
すること。
第6条(装置の設置に係る事項)
1 装置は納入業者が設置場所へ搬入し、測定可能な状態に備え付けるものとする。これに必要な
器具・部品等は納入業者の負担とする。
2 装置の設置にあたっては納入業者が適切に方位と水平を確認し、また、検査・調整をおこなっ
たうえで設置すること。この際、装置に異常が発見された場合、納入業者の責任において直ちに
交換又は修理を実施すること。
3 装置の設置にあたっては、既設のコンクリート柱を利用することとし、設置に際して必要な情
報は納入業者が調査すること。
4 装置の設置にあたっては、落下のないよう安全を十分に考慮することとし、風向・風速計がコ
ンクリート柱の陰となって測定データに影響を及ぼすことのないようにすること。これに必要な
取付金具等はすべて納入業者が調達し設置すること。
5 装置は市設置のテレメータ装置及びテレメータ子局(データロガー:計測サービス㈱EVL-
2104A-E)との接続に関して支障のないものとし、この為に必要な調査・調整は納入業者
の責任にておこなうこと。
6 装置をテレメータ子局(データロガー)の必要な箇所(市管理部分)と接続し、測定データと
テレメータデータとの照合をおこない、
適切にデータ収集が実施されていることを確認すること。
これに異常のある場合は、納入業者の責任において、適切なデータ収集がおこなえるよう措置す
ること。接続方法及びデータ照合についてはテレメータシステム納入業者(計測サービス株式会
社 川口事業所 TEL 048-252-3114)に確認をすること。
7 取り外した既設装置等は市職員の指示に従い、納入業者が1箇所にまとめること。
8 装置の取扱等に関しては十分な経験を有した者がおこなうこと。
第7条(納入検査)
納入業者は、
納入した装置が仕様に適合していることを確認するため、
市職員立ち会いのもと、
市の納入検査を受けなければならない。この検査に合格したことをもって引き渡しとする。
第8条(危険の負担)
装置が、引き渡し前に市及び市の業務を受託した者の責に帰さざる事由により滅失又は毀損し
た場合、納入業者の負担とする。
第9条(善管注意義務)
装置の設置後、その引き渡しまでの間、市は善良なる管理者の注意をもって装置の管理をおこ
なう。
第10条(装置の設置、既設装置の撤去等)
装置の製作及び設置を実施する際には、関係法令を遵守し、納入業者の責任において適切に実
施すること。
第11条(書類の提出)
1 事前提出物
納入業者は、次に掲げる書類を市に事前に提出し、市の承諾を受けるものとする。
(1)納入仕様書
2部
(2)その他、担当者の指示するもの
2 事後提出物
納入業者は装置の納入検査完了後、速やかに次に掲げる書類を提出し、市の承諾を受けるもの
とする。
(1)取扱説明書
3部
(2)検定証書
(3)納入報告書
2部
※納入報告書には以下のことを含むこと
ア、設置・調整時等の装置の状態に関すること
イ、装置の仕様に関すること
ウ、検査成績書
エ、関係法令、環境大気常時監視マニュアル、JIS等に適合している旨の確約書
オ、写真台帳
(4)その他、担当者の指示するもの
第12条(技術指導)
納入業者は、市担当者及び当該装置の維持管理業務を市より受託した者に対し、必要な技術指
導をおこなうものとする。
第13条(故障時の保証)
納入業者は装置に故障が生じた場合に次に示すとおりその修繕を保証すること。
(1) 平成28年12月1日(木)より装置作製メーカーの定める保証期間とあわせて2年
の期間において、装置に故障が発生し測定に支障が生じた場合、その修繕に係る技術
者の作業費及び交通費並びに装置の運搬費、交換部品費等を含め、納入業者の負担に
よる装置の修繕の実施を保証し、速やかにかつ正常に当該装置を作動させること。
(2) 前号に定める保証については、落雷・風水害等による故障についても適用する。
(3) 第一号に定める保証については、市及び当該装置の維持管理業務を市より受託した者
の故意又は過失による故障の場合は適用しない。
(4) ここに定める修繕をおこなう際、市が修繕を依頼した日から3週間以上の欠測を生じ
るおそれがある場合、納入業者の負担にて検定付きの代替装置を速やかに調達し、正
常な測定・記録がおこなわれるよう設置すること。
第14条(その他)
1 入札金額の記載については、消費税及び地方消費税を除いた金額を記載すること。
2 納入業者は入札価格明細書を作成し、速やかに提出すること。
3 装置に故障等の障害が生じた場合には、速やかに対応できるサービス体制を整えること。
4 仕様書に定めのない事項、業務中に生じた疑義については双方が協議をして別途定めるものと
する。
第15条(担当課)
川越市環境部環境対策課 大気・土壌担当
TEL:049-224-5894
FAX:049-225-9800
第二章 装置仕様
第16条(共通事項)
1 装置の仕様は概要を示したものであり、記載されない事項であっても、関係法令、環境大気常
時監視マニュアル第6版(平成22年3月 環境省水・大気環境局)
、JISに掲げる規格等に従
い、装置の仕様に係ること、装置の設置に係ること、測定に係ることに必要な事項は、当然仕様
に含まれるものとする。なお、これらに改正のあった場合は、最新のものによる。
2 装置はその多くを大気汚染常時監視測定局の屋外に設置し、5年間に渡り概ね24時間稼働さ
せるものであるので、これに耐え得る構造及び強度を有しかつ実績のあるものであること。
第17条(風向風速計仕様)
1 測定方式は、風車型とする。
2 次に示す仕様を満たすこと。
(1)測定範囲
ア、風向 全方向 0°から540°(360°シフト方向)
イ、風速 0.4m/sから20m/s
(2)測定精度
ア、風向 ±3°以内
イ、風速 10m/s以下はその値の±0.3m/s以内
10m/s以上はその値の±3%以内
第18条(温度計仕様)
1 測定方式は、白金測温抵抗方式とする。
2 次に示す仕様を満たすこと。
(1)測定範囲 -20℃から+40℃
(2)測定精度 ±0.5℃以内
第19条(湿度計仕様)
1 測定方式は、静電容量方式とする。
2 次に示す仕様を満たすこと。
(1)測定範囲 0%から100%
(2)測定精度 ±5%以内
第20条(レコーダー)
装置には年月日並びに毎正時毎の時刻、平均風速、平均風向、温度及び湿度を印字でき、加えて
次に定める事項を1枚のチャート紙上に連続記録できる高性能レコーダー1台を取り付けること。
(1)風速にあたっては10分間の平均風速
(2)風向にあたっては10分間の平均風向
(3)温度
(4)湿度
第21条(その他)
1 装置は気象業務法に基づく検定付きのものとする。
2 装置には必要な落雷対策を施すものとする。
3 テレメータ装置に対する入出力(0~1V)端子付きであること。