北海道初!ラウンドアバウト(環状交差点)導入!

報
道
機
関
各
位
平成28年 9月26日
函館開発建設部 広報官
電話 0138-42-7702
北海道初!ラウンドアバウト(環状交差点)導入!
~国道228号上ノ国町大留交差点から始まる新たな交通事故対策~
函館開発建設部では、檜山郡上ノ国町大留にある国道228号と道道江差木古内線、
町道上ノ国駅前線が交わる交差点において、JR江差線廃線に伴う旧駅前地区の活気
と賑わいのあるまちづくりの推進と併せた交通事故対策について関係機関と協議を進
めてきました。
この度、その協議が整ったことから、交通事故対策及び旧上ノ国駅前付近のまちづ
くりの一環として、北海道初のラウンドアバウト(環状交差点)の整備に向けた具体
的な取組を進めていくことになりましたのでお知らせします。
【当該交差点の課題】
国道、道道、町道が複雑に交わる交差点のため、前方不注意等による追突事故や出会い頭事故が発
生していることから、事故危険区間(地域の声)に選定されています。
【ラウンドアバウト(環状交差点)とは】
車両の通行する部分が環状の交差点であって、信号機を設けず、道路標識により車両がその部分を
右回り(時計回り)に通行することが指定されているものをいいます。環状交差点における車両等の
交通方法の特例に関する規定が道路交通法に整備され、平成26年9月1日から施行されています。
【ラウンドアバウト(環状交差点)導入により想定される効果】
・交差点の進入・通過速度が低下することによる重大事故の減少、歩行者の安全性向上
・地域のシンボルとして景観形成・観光振興に寄与
・信号機の設置が不要なため、災害等による停電時でも混乱なく交通処理が可能
函館開発建設部では、交通事故データや地域の方々からの意見を基に選定された「事故危険区間」につい
て、集中的・重点的に交通事故の撲滅に取り組む「事故ゼロプラン(事故危険区間重点解消作戦)
」を推進し
ています。
◇◆事故ゼロプラン HP http://www.hk.hkd.mlit.go.jp/doro/iji/giko.pdf◆◇
【問合せ先】
国土交通省
道路計画課
北海道開発局
課長
江差道路事務所
所長
函館開発建設部
畑山
朗(電話番号 0138-42-7614)
高田
敦(電話番号 0139-52-0107)
国道228号大留交差点(上ノ国町)のラウンドアバウト導入について
~事故ゼロプラン(事故危険区間重点解消作戦)を推進~
位置図
事故発生状況(整備前)
至江差
事業箇所
至江差
前方不注意等により
追突事故が発生
国道228号大留交差点
至松前
至木古内
安全不確認による
出会い頭事故が発生
至松前
完成イメージ
至木古内
至江差
流入部は非優先
分離島
全ての流入部が非優先のため、
流入速度が抑制され追突事故を防止する。
環道は右回り通行(優先)
中央島
車両の右回り(時計回り)通行の指
環道
旧上ノ国駅前の再整備
定により、車両の交錯箇所が減少し、
出会い頭事故を防止する。
エプロン
【その他効果】
・地域のシンボルとして景観形成・観光振興
に寄与
・信号機の設置が不要なため 災害等によ
・信号機の設置が不要なため、災害等によ
流入部
流出部
る停電時でも混乱無く交通処理が可能
至松前
※本図はイメージ図であり、現地形状を縮小したものではありません。
至木古内