平成28年度 伊豆市ホームページ再構築業務委託仕様書

平成28年度
伊豆市ホームページ再構築業務委託仕様書
平成28年9月
静岡県伊豆市
総合政策部
秘書室
1 概要
(1)件名
伊豆市ホームページ再構築業務委託
(2)業務目的
伊豆市は、情報発信ツールとして合併時(平成16年)にホームページを開設し、
さまざまな仕組みやシステムを加え今日に至っている。近年、情報量の増加やニーズ
の多様化から、
「トップページが見にくい、探している情報が容易に見つからない」等
の意見が多く、アクセシビリティの向上及びスマートデバイス対応等の課題も生じて
いる。
本業務では、これらの課題を解決するために、情報分類やデザインの変更、特設サ
イトの新設、スマートデバイス対応等を行い、情報発信力の高い運用を目指すもので
ある。
(3)再構築基本方針
①
伊豆市の魅力を市内はもとより、全国あるいは世界に発信できるようインパクト
のあるサイトを構築すること。
②
利用者の誰もが容易に必要な情報に辿り着くことができるよう、カテゴリーを見
直し、探しやすいサイト構成を設計すること。
③
行政サイトは、特に住民目線のサイト構成であること。
④
スマートフォンやタブレット端末等を含めたあらゆるデバイスでも情報をスムー
ズに取得できるよう、デバイスに応じてホームページの表示を最適化する仕組みを
取り入れること。
⑤
職員誰もが容易にコンテンツを作成・更新等の作業ができ、職員の負担軽減をし
ながらも、継続的に質の高いホームページの作成ができるようにすること。
⑥
災害発生等の緊急時においても効果的な情報発信ができること。
⑦
再構築後は、アクセシビリティやユーザビリティに十分に配慮しながら、柔軟性
の高い運営を維持すること。
2 業務内容
本業務は、伊豆市公式ホームページ再構築について、サイト診断をふまえ、それに基づ
き企画及び総合的なコンサルテーションを行うものとする。
なお、企画提案書には、総合トップページ(ポータルサイト)及び各サイトのトップペ
ージと中間ページの設計及びデザイン案を作成すること。
(1)基本要件
基本要件は以下のとおりとし、業務目的及び再構築基本方針を勘案した設計及びデザ
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イン案を作成すること。ただし、最終的なデザインについては、協議の上、伊豆市が決
定する。
①
ホームページのデザインについては、アクセシビリティ、ユーザビリティ等を考慮
し、操作性の向上やデザインの簡易な変更が可能であること。
② 伊豆市の地域特性などを反映したデザイン・表現とすること。
③ デザインを作成する上で必要な画像、アイコン等は全て受託事業者が用意すること。
ただし、必要に応じて本市が保有している画像等も活用できるものとする。
なお、使用する著作物については、適切に著作権の管理がされていること。
④ タイトル情報、ナビゲーション(階層リンク)
、各課の連絡先を付与すること。
⑤ レスポンシブウェブデザインを採用し、各種端末に対応すること。
⑥ 検索エンジン、外国語翻訳機能が表示されることを想定したデザインであること。
⑦ サイトのレイアウト、デザイン等に関しては、table レイアウトを使用せず、データ
とデザインが分離した適切なCSS(Cascading Style Sheets)を適用すること。
⑧ 生成されるウェブコンテンツデータ(ページ)については、HTML5.0Transitional
又は XHTML1.0Transitional の規格に準拠し、ウェブ標準に配慮した文書構造をも
つこと。
⑨
アクセシビリティツール等により、ウェブコンテンツの文字拡大に対応しているこ
と。
⑩ 多国語対応(UTF-8)していること。
⑪ その他
ア)CMS(Content Management System)について
伊豆市が指定する「PRiS」を使用する(別紙「管理テーブル項目一覧表」参照)。
イ)本業務対象サイトは、下記ドメインに含まれるサイトとする。
http://www.city.izu.shizuoka.jp/
(2)伊豆市公式ホームページ総合トップページ(ポータルサイト)について
4つのサイト(行政、観光、ふるさと納税、移住定住)へのリンクが一目でわかるデ
ザインとし、東京 2020 大会開催日カウンター(現在、伊豆市公式ホームページにて使用)
を貼ること。
(3)伊豆市公式ホームページ(行政サイト)について
カテゴリーの見直しを行い、情報分類の設計、デザインを作成し、コンサルテーショ
ンを行う。
(4)特設サイト(ふるさと納税、移住定住)について
新たに次のサイトの企画、デザイン、データの作成及びコンサルテーションを行う。
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①
移住定住サイト
ア)伊豆市への移住定住の魅力が発信できること。
イ)住まい、仕事、暮らし、子育て、教育などの分類に分け、生活ガイドの発信がで
きること。
ウ)空家紹介のページを企画すること。
② ふるさと納税サイト
ア)ふるさと納税の制度説明を入れること。
イ)個人版と企業版のページを企画すること。
ウ)寄附実績、充当事業の公表ができること。
エ)ふるさと納税ポータルサイト「ふるさとチョイス」へのリンクがあること。
(5)観光サイトについて
既存の観光情報(http://kanko.city.izu.shizuoka.jp)へリンクさせること。
(6)既存コンテンツデータの移行に関するコンテンツマトリックス表の作成
データ移行がスムーズに行うことができるよう、既存のコンテンツデータを新たなカ
テゴリーとコンテンツへの対応表を作成し、移行に関する支援を行う。
(7)アクセス解析について
アクセス解析をし、結果をまとめること。また、書類として提出すること。なお、必
要であれば既存のアクセス解析資料(生ログ)を提供する。
(8)アクセシビリティガイドラインの作成
職員が、高齢者や障がい者を含めた全ての利用者が使いやすいよう、アクセシビリテ
ィに十分配慮したホームページを作成するため、ホームページを作成する際の一般的知
識 、 注 意 事 項 等 を 記 載 し た ガ イ ド ラ イ ン を 作 成 す る こ と ( 日 本 工 業 規 格 「 JIS Ⅹ
8341-3:2016」のレベルAAを目指す)。
(9)次年度以降の運営支援
①
※提案上限額に含まれない
コンテンツ保守
ア)CMSテンプレート管理外の文言変更、画像変更等の軽微な修正。
イ)簡易なウェブデザインの修正。
(アイコン、バナーなどの追加及び削除等)
ウ)今後必要とされるページの作成・更新作業及び支援等。
②
問い合わせ対応
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問い合わせの受付及び回答手段は、電話、FAX、電子メール等とする。
ただし、緊急性の高いものについては、随時迅速に対応すること。
3 参考データ
(1)伊豆市公式ホームページページ数:約3600ページ(非公開含む)
公開…約1200ページ、非公開…約2400ページ
(2)伊豆市公式ホームページトップページ年間アクセス数:約230万件
4 成果物
伊豆市ホームページ再構築業務委託受託事業者は、契約後、発注者の指定する期日まで
に、次に掲げる図書を電子データで提出すること。
(1)打合せ議事録(打合日の翌日から5営業日以内)
(2)再構築後の伊豆市公式ホームページデザインテンプレート関連データ一式
(3)コンテンツマトリックス表
(4)アクセス解析報告書
(5)アクセシビリティガイドライン
(6)その他伊豆市が必要とする図書について、提出媒体、サイズ及び部数等は、協議の
上、決定する。
5 その他
(1)再委託
受託事業者は、一括して受託者内で完結できることを原則とし、第三者委託を禁止と
する。
ただし、作業工程の一部を委託する場合には、あらかじめ本市の同意を得るものとし、
再委託先の行った作業の結果については、受託事業者が全責任を負うこと。
(2)守秘義務
個人情報、伊豆市が秘密として指定した事項及び業務の履行に際し知り得た情報を第
三者に漏らし、または不当な目的で利用してはならない。
また、契約期間終了後も同様とし、再委託先についても同様の守秘義務を負うことと
する。
(3)著作権
作成される成果物の著作権等の取り扱いは、次に定めるところによる。
①
本業務により作成された業務の成果物の所有権、著作権及びその他の権利は、伊
豆市に帰属するものとする。
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ただし、成果物に受託事業者または第三者の著作物が含まれている場合、当該著
作物(当該著作物を改変したものを含む)の著作権は、従前からの著作権者に帰属
するものとする。
②
業務の成果物等に、受託事業者が従前から保有する知的財産権(著作権、ノウハ
ウ、アイデア、技術、情報を含む。
)が含まれている場合には、権利は受託事業者に
留保されるが、伊豆市は本業務の成果品を利用するために必要な範囲において、こ
れを無償で利用できるものとする。
(4)賠償責任
本業務の実施にあたって、伊豆市または第三者に損害を及ぼしたときは、伊豆市の責
任に帰する場合のほかは、受託事業者がその賠償の責任を負うものとする。
(5)その他
本仕様書の内容について、不明確な点や不足している事項等の疑義が生じた場合には、
伊豆市担当者と協議のうえ明確化するものとし、提案事業者の一方的な解釈によっては
ならない。
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