習 近 平 氏 独 り よ が り の「G-20」

2016.10
2016.10
習 近 平 氏 独 り よ が り の「G-20」
中国で行われた「G-20」が終わった。
うに求めたが、習近平氏は「南シナ海で
行機から降りようとすると赤じゅうたん付
撃ち殺したり」ということしかしていない
『首脳宣言』に盛り込まれたのは世界経済
の主権と海洋権益」は守るとアメリカの軍
のタラップが用意されていない。仕方な
ので、反撃されない時しか経験がない。
の失速回避向け政策。マネっ子の習近平
事圧力を牽制。そればかりか「G-20」
くオバマ大統領は「エアフォース1」備
何年か前のソマリアの海賊討伐の時は
は < G-7伊勢志摩サミットの安倍晋三
中に、スカボロー礁を埋め立てようと浚渫
えつけのタラップで降りる。オバマ大統
海賊に拿捕された中国海軍が海賊に言
首相のテーマ「世界経済が悪いので世界
作業船など中国船を動員、新しい人工島
領以外はすべて赤じゅうたん付のタラッ
われるままに身代金を払って解放しても
経済を成長させよう」という呼びかけ >
を造る準備をしている。南シナ海の中国
プが用意されていた。また中国側の出迎
らっている。そんな恥ずかしい歴史も知
をまるまるパクった。
による海洋支配は着々と進んでいる。
えの職員が大統領随行記者にオバマ氏か
らず、生意気のやり放題なのが中国海軍
中国の南シナ海での違法行為には触れ
◆結論から言おう。
ら離れるように指示。アメリカの担当者が
なのだ。
られず、東シナ海への領海侵犯も議題に
日本とアメリカの「G-20」参加は取
善処を求めると中国の職員が「ここは我々
だから何も恐れることはない。
上らなかった。
りやめればよかった。
の国だ。我々の空港だ。
」と怒鳴った。ラ
憲法の条文をちょちょっと直し、領海、
中国がホスト国であり、習近平氏がお
中国の習近平氏もそれを一番危惧して
イス大統領補佐官がオバマ大統領に近づ
領空を不法に犯したら攻撃して沈めても
初のホストであるならやむを得ない。
いたし、日本が中心になって「中国包囲網」
こうとすると、中国側職員に阻まれ、抗
良い、とすればよいのである。
中国にとって不都合な真実は徹底的に
を作ることを一番恐れていた。
議する一幕があったほどである。
憲法の条文を手直ししただけで、中国は
隠された。
日本やアメリカは中国の習近平氏が初
参加国にとって、なにか有意義なこと
めての「ホスト」だからと大目に見たのが
はあったのだろうか?
間違いの元。思いっきり「大恥をかかせ
ようするに、一世紀以上海上での戦闘を
いる。あまりに強かった日本軍の手足を
習近平氏のスタンドプレイのために「G
てやらなければ分らない」輩なのだ。
経験していない中国人は自分たちの実力を
縛った憲法が日本国憲法である。
-20」の首脳が「お付き合い」とはお寒
逆に、アメリカのオバマ大統領などは
知らず、
「恐いもの知らず」の状態なのだ。
何も侵略国家にしようというわけでは
いかぎりだ。
中国人に「舐められて」
、
「馬鹿にされて」
、
大型の艦船でベトナムやフィリピンの小
ない。
さな漁船に「体当たり」して沈没させたり、
ごく普通の国家にしてはいかがでしょ
アメリカのオバマ大統領が「オランダ
のハーグの仲裁裁判所の裁定」に従うよ
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「嫌がらせ」すらされている。
まず、
「エアフォース1」で着陸し、飛
救い難し
「夜郎自大」
な中国人
不法な行動をやめること請け合いである。
海洋国家日本の伝統は世界に鳴り響いて
「武装していない人間を機関砲や機関銃で
う、というわけです。
中国・杭州の空港に到着し、米大統領専用機
「エアフォース1」から赤じゅうたんのないタ
ラップから降りるバラク・オバマ大統領
中国・杭州の空港に到着し、程永華駐日中国
大使(中央右)らの出迎えを受ける安倍晋三
首相(政府専用機のタラップには赤じゅうたん)
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