タイ・謎解き町めぐり

彩流社の新刊案内
【ジャンル】
海外ガイド、海外事情
タイ・謎解き町めぐり
――華人廟から都市の出自を知る
桑野淳一 A5 判並製 256 頁 2016 年 11 月刊 予価本体 2200 円
一度も行ったことがないタイの地方都市にバスで降りる。街中
の華人廟にかかった額の文字を見ただけで、たちまちその町の
地理的特徴や産業、町の出自がわかってしまう。(たとえば町中に「水尾
聖娘」の扁額が掲げられているのを見れば、この町は海南人の影響力の強い町であることが解り、必然的
に材木市場の立つ町であり、香ばしいコーヒーが焙煎される町であることが推し量れる。
)
タイの都市を造った華人の思いがつまる華人廟の解読をとおし
て、タイの諸都市のなりたちや発展の構造が見えてくる。
謎解きのかたちで町を案内し、
従来にない視点でおもしろく都市構造を解説!
◉桑野淳一(くわの・じゅんいち)◉
(もくじ)
第一章 タイの都市には、なぜ華人廟があるのか
第二章 海南郷党――大いなる開拓者
第三章 潮州郷党――タイ最大の華僑集団
第四章 福建郷党――雄飛する華人揺籃の地
第五章 客家郷党――由緒正しき漢民族の後裔
第六章 広東郷党――機械技術に強い誇りある集団
第七章 その他郷党――少数ながら光る存在意義
1951 年、新潟県生まれ。青山学院大学地球社会
共生学部教授。現在はタイ王国のタマサート大
学客員教授としてタイに駐在し、同大学にある
青山学院大学タイオフィスの所長を兼ねる。文
化人類学的なアプローチからタイの町歩きをし、
各都市の華人廟からその町の出自を謎解く。
学生時代より海外を歩き、町の細部からその国
を紹介する本を多数刊行している。
主著『中国、景教の故地を歩く』
『熊野灘もう一
つの古道』『越後 毒消し売りの女たち』
『仏都バ
ンコクを歩く』
『韓国古寺紀行』ほか(以上、彩
流社)
、
『タイの古寺を歩く』
『タイ駐在のタイ入
門』(連合出版)など。
書名
本棚に知の彩りを
彩流社刊
桑野淳一 著
予価(本体 2200 円+税)
タイ・町の謎解きめぐりの旅(仮)
ご担当者名 =
彩流社
年 月 日
貴店印
◉ お申込み数 冊
ご注文 FAX 03- 3234- 5932
ISBN978-4-7791-2267-5 C0026
〒 102-0071 東京都千代田区富士見 2-2-2 TEL03-3234-5931