(平成28年9月15日)(PDF:15KB)

墨 田 区(報道)
平成28年9月15日
墨田区と墨田区議会が「北朝鮮の核実験実施に対する抗議声明」
を発表
本日、墨田区と墨田区議会は、「北朝鮮の核実験実施に対する抗議声明」を発表した。
抗議声明は別紙のとおり。
なお、区のホームページと区議会のホームページにもそれぞれ抗議声明文を掲載した。
《資料》■墨田区抗議声明
■墨田区議会抗議声明
《問合せ》区議会事務局次長
企画経営室参事
℡5608−6351
℡5608−6231
北朝鮮の核実験実施に対する抗議声明
北朝鮮は、これまでの国連決議や核兵器の廃絶と世界の恒久平和を願う
すべての人々の声を無視して、平成28年9月9日に5回目の核実験を実
施したと発表しました。これは、本年1月に続き、今年に入って2回目と
なります。
先般発射された弾道ミサイルは、いずれも日本の排他的経済水域に着水
しており、これに続く今回の北朝鮮の行為は、わが国の安全のみならず、
北東アジア地域、さらには全世界の人々の平和と安全に対する重大かつ深
刻な挑発であります。
わが国は唯一の被爆国であり、平成元年に「墨田区平和福祉都市づくり
宣言」を行い、世界の平和とひとびとの福祉向上の実現に一層努力するこ
とを誓った墨田区としては、北朝鮮の暴挙を断じて許すことはできません。
ここに、墨田区は、北朝鮮の核実験実施に対して厳しく抗議するととも
に、同国が国連決議を遵守し、すべての核開発行為を即時中止するよう強
く求めます。
平成28年9月15日
墨田区長
山
本
亨
北朝鮮の核実験に抗議する決議
北朝鮮は、9月9日、核弾頭爆発実験に成功したと発表し、5回目の核実験を行っ
たことを明らかにした。今年1月には4回目の核実験の実施を発表しており、その後
わずか8か月での暴挙である。
これまでも北朝鮮は、弾道ミサイルを発射して我が国の排他的経済水域に着弾させ
るなど、安全保障上極めて問題のある危険な行為を繰り返してきた。今回の核実験の
実施も、国連安全保障理事会の決議や日朝平壌宣言等に違反するものであり、このよ
うな国際社会の平和に対する重大な挑戦は、唯一の被爆国として断じて容認できるも
のではない。
第2次世界大戦の戦火で廃墟と化し、多くの尊い命を失った経験をもつ墨田区は、
「平和福祉都市づくり宣言」を行い、世界の平和と人々の福祉向上の実現に、一層努
力することを誓うとともに、いかなる国の核実験に対しても反対し、一刻も早い核兵
器の廃絶を願っている。
よって、墨田区議会は、北朝鮮の核実験に断固として抗議するとともに、すべての
核開発を即時中止するよう強く求めるものである。
以上、決議する。
平成28年9月15日
墨
田
区
議
会