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平成28年度「九州地方整備局事業評価監視委員会」開く
大川佐賀道路や関門航路整備など道路6件、港湾2件を審議、事業継続を了承
九州地方整備局の平成28年度事業評価監視委員会(委員長:吉武哲信九州工業大学教授)が21日、
福岡市の福岡第二合同庁舎で開かれ、再評価の「一般国道208号大川佐賀道路」など道路事業6件と
「関門航路開発保全航路整備事業」など港湾事業2件を審議し、いずれも対応方針(案)のとおり、事
業継続を了承した。また、報告対象事業は「五ケ瀬川直轄河川改修事業」、「五ケ瀬川総合水系環境整備
事業」の2件について報告が行われた。
「国道208号大
川佐賀道路」は有明
海沿岸道路の一部で、
平成27年度末の事
業進捗率が事業費ベ
ースで約6%(約5
0億円/約800億
円)、用地進捗率約1
3%。①早津江川橋梁形式の見直しに伴う増額(約55億円)、②軟弱地盤層の変更に伴う増額約36億
円(・大野島側で盛土構造から橋梁構造への変更約18億円増額、
・諸富側で改良深さの変更約18億円)
などの事業費の見直し。「国道57号森山拡幅(島原道路)」は、平成27年度末の事業進捗率が事業費
ベースで約60%(約312億円/約519億円)、用地進捗率約97%。地盤改良に伴う工法適用や深さ
の変更で事業費約10億円の見直し。
「国道212号三光本耶馬渓道路(中津日田道路)」は、平成27年度末の事業進捗率が事業費ベース
で約16%(約73億円/約466億円)
、用地進捗率約59%。本耶馬渓ICと下屋形地区の本線につい
て、盛土構造から橋梁構造に見直しに伴う事業費約40億円の増額。
「国道34号神埼佐賀拡幅」は、平
成27年度末の事業進捗率が事業費ベースで約76%
(約117億円/約153億円)、用地進捗率約42%。
「国道34号大村拡幅」は、平成27年度末の事業進捗
率が事業費ベースで約94%(約136億円/約144億
円)、用地進捗率約95%。「国道10号門川日向拡幅」
は、平成27年度末の事業進捗率が事業費ベースで約8
8%(約276億円/約314億円)
、用地進捗率約94%
となっている。
港湾事業の「関門航路開発保全航路整備事業」は、事業進捗率が事業費ベースで約61%(約1,7
01億円)
、残事業が約39%(約1,092億円)
。
「長崎港小ケ倉柳地区ターミナル再編事業」は、事
業進捗率が事業費ベースで約94%(約117億円)、残事業が約8%(約8億円)で、平成31年度末
の完了を目指している。