学会便り 2016立秋号

2016年立秋号1面
一般財団法人 東洋運勢学会
発 行 一般財団法人
東洋運勢学会
発行人 三須啓仙
法人化後も、皆様の活動に特別な変化はありませんが、今
まで通り執筆や行事への協力と、随時講習会などを開催する
つもりですので積極的に参加し意識と知識を高める努力をし
て頂きたいと願っております。
この度の法人化にあたっては、差別化を図り、あくまでも
しました。
この件は、私が前々から計画し、私の会長就任十周年をめ
どにと考えていました。マイナンバー制度などもスタートし
て、東洋運勢学会も法人格を持つ必要が有ると考えたのです。
さて、過日もご連絡させて頂きました通り、東洋運勢学会
は、このほど非営利型一般財団法人化のプロジェクトを完了
為に努めます。
◆正統なる運勢学術が正しく理解、理解されることを願
い、その敷衍普及に努めます。
◆特定の思想、宗教、哲学に偏することなく、真摯な姿
勢で運勢学術の研鑽に努めます。
東洋運勢学会憲章に、東洋運勢学会の会員は、
◆正統なる運勢学術をもって人生の幸福の実現に資する
げます。
平成二十八年四月一日をもちまして東洋運勢学会は一般財
団法人となり、一会員として大変嬉しく、緊張もしておりま
猛暑の候、東洋運勢学会会長はじめ役員の先生方・会員の
先生方におかれましては、益々ご清栄のこととお慶び申し上
大阪支部だより
ご挨 拶
「私学の学術団体」としてのスタイルを守るために、あえて
ハードルの高い非営利型の一般財団法人を目指しました。
また、法人化とともに新たに「ライフアナリスト協会」を
学会の付属組織として設立します。(ライフアナリストにつ
いては後述します)今後の活動等につきましては検討を重ね
◆社会人としての良識、交流と協調の精神を大切にして
斯界の前進と発展の為に努めます。
◆斯道の専門家としての誇りと見識を持ち、守秘義務等
職業倫理を遵守し、公正な姿勢で誠心誠意、求占者の
副会長
赤部聖晃
記念大会となります。そして私も会長就任十周年の節目を迎
えます。多数のご出席を得て盛大な記念大会になりますこと
を願っております。
暑中お見舞い申し上げます。
暑い暑い夏の最中ですが、皆様
は如何お過ごしでしょうか。
平素は東洋運勢学会の運営にご
順次発表していきます。
プロとしてお仕事をされている方には希望があれば掲示で
きる形の「認定証」「会員証」などを発行出来る様にしたい
と考えています。
さて、大阪支部では、東京本部・東海支部と合同で役員会・
会長
三須啓仙
協力頂き感謝致しております。お
陰様で平成二十九年度版の九星幸
運暦も徳間書店より発刊が決まり
ました。執筆者の先生方は大変ご
苦労様でした。現在は有名占術家
法人化に伴い、新しい会員証を作成。お手元にお届けしまし
た。名刺は表面に学会のマーク・裏面に学会憲章が入ったも
のを本部で統一して発行します。「東洋運勢学会」・「ライ
フアナリスト」・「三須啓仙」の名称はすべて登録商標です
から、無断使用は法的処罰の対象となり得ます。会員の皆様
研修会が大阪国際会議場にて開催、先生方には遠方よりご足
労頂きまして、誠に有難うございました。
三須啓仙会長による旧暦二〇三三年問題のお話し、閏月の
候補が多数、六曜が未決定など、大変貴重で有意義な講義に
感動致しました。懇親会でも会長の素晴らしい雰囲気作りに
住 所 東京都千代田区永田
名鑑を皮切りに次々とゲラが出始
め校正に追われる日々が始まりま
した。会員の皆様の予約注文は八
月三十一日が締め切りです。皆様
のご協力をお願い致します。
には是非とも統一名刺を持って頂き、事あるごとに会員の証
として名刺を配り、学会や学会憲章、および会員としてのご
自身を積極的にアピールして頂きたいと思います。
現在、複数のカルチャー教室運営会社より、本部に講師派
遣の打診がございます。今後は方法を考えて、会員にその内
より、和やかな時間を過ごさせて頂きました。
今年も十二月四日に東京大会、また平成二十九年五月十四
日に第九回大阪支部研修会・懇親会が大阪国際会議場にて行
われます。皆様のご参加、心よりお待ちしております。
対応に努めます。
とあります。この憲章を何度も読み返し、本会員であるこ
との喜びに感謝しております。
す。ひとえに三須啓仙会長・上原健弘専務理事のご努力の賜
物と存じます。
また、今年の東京大会は、東洋
運勢学会の一般財団法人化の祝賀
会と、出版四十周年をお祝いする
容を紹介していこうと思います。また、イベントの開催や出
演を希望される方、また、講師として教室を開きたい方など
には、本部として推薦することを考えており、講師希望者(資
格者)等の登録制度なども徐々に整備して行こうと思います。
町二丁目九番八号
東洋運勢学会
学会報2016年立秋号
〇三(三五八〇)〇三六九
一般財団法人
4
東海支部
部
長瀬
瀬充 宗
ての法人格」の意味があります。
年に公益法人制度の改正がなされて、従来
よりも公益法人の設立が身近なものとなりました。そこで任意団体も社団法人や
財団法人などを設立し、法人格を容易に取得できるようになった訳です。 ◆そもそも財団法人は従来からあり、それは「一定の目的のための財産に対し
28
します。私なりに簡単に表現すれば「原則営利を追求せず、公益性を目指す、あ
リーな財団法人への取り組みをなされた点は非常に良い選択だと思われます。「非
営利型」とは基本的に営利を追求しない活動を行い、「一般財団」とは一般的な
財団(さらに公益性の高い認定を受けた財団を「公益財団」と言います)を意味
◆東洋運勢学会も情勢及び制度改正の流れを感知し、三須会長を中心にタイム
20
08
る種の財産を持った法人」という感じです。
◆法人格を取得したことで信用性、更に公益法人であることからイメージにお
いて公益性が強調されました。会員一人一がこの意味を理解し、方向性を共有し
こ の度の法人化に 伴い 、専用名刺
を 台紙から 作り 直し ま し た 。
今回の名刺は全て 両面仕様で、
裏 面に 東洋運勢学会憲章が印刷
さ れてい ま す。
名刺の価格は
1箱( 100枚) 4500円( 税/送料込み)
お申し 込みは本部ま で!
運・鈍・根
非
非営
営利
利型
型一
一般
般財
財団
団法
法人
人に
につ
つい
いて
て
そ
その
の意
意義
義と
と格
格
東洋運勢学会は平成 年 月に法人化され財団法人になりました。正式には非
営利型一般財団法人としてスタートしたわけです。少し分かりにくい名称で疑問
を抱く方も多いと思いますので、若干の説明をさせて頂きます。
◆ ◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
て会へのかかわりまた日々の活動に反映させて行くことが大切だと思います。社
会性のある法人への移行ができましたので、今後はその名に適するよう会員皆様
方のご協力をよろしくお願いいたします。
名刺表面
名刺裏面
私は常々、「人生とは結果の積み重ねで有り、そ
の結果が生まれる過程には「素質(才能)」と「行
為(努力)」に加え「運」が作用している」と申し
上げています。つまり、結果の構成要素は素質と行
為と運である。ということです。
これを良き結果を得るために必要な要素と考えれ
ば、それは、鈍な素質。根気強い行為。そして良い
運に恵まれること。と言えるでしょう。
一般財団法人東洋運勢学会は、この中の「運」に
ターゲットを絞り、運勢学として運のメカニズムや
作用、
運の良否の見極め方や凶運を避け吉運を招き、
選び取るために必要な知識や方法論などを研究する
者の集まりと言うわけです。そしてより良い結果を
得るために、運を選び、活かすとともに鈍や根の必
要性を説いていくのです。
専用名刺に ついて
成功者の講演を拝聴すると、「私は運が良かった」
「私は運に恵まれた」という言葉がよく出てきます。
反対に失敗した人は「運が味方しなかった」「運が
悪かった」ということが多いですね。
つまり人生の成功や失敗には運が関わっていると
思う人が多いのです。
昔から成功するためには『運・鈍・根』が必要だ
と言われてきました。 運は文字通り運勢の、運命の、
天運の「運」です。
辞書には、「人の身の上にめぐりくる幸・不幸を支
配する、人間の意志を超越したはたらき。偶然のチ
ャンス…」と書いてありました。この「運」こそが
私たちの研究のターゲットです。
「鈍」は何事も一途に、あきらめず、ひたすら愚
直に取り組むことができる資質でしょう。「鈍」と
は、つまり愚直です。愚直とは、自らの信念に則っ
て愚かなほどに正直に行動することです。鈍は鈍感
力とも言えるでしょう「鈍感力」は、人生の苦境や
苦難に陥ったさいの強さ、「打たれ強さ」であり、
人生をたくましく生きていくためには大切だと思い
ます。
そして「根」。これは、ものごとに耐える気力・
根気・根性のことを指しています。苦しさに耐えて
継続し、成し遂げようとする強い精神力ですね。
◆ ◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
鈍や根は覚悟や方法論、行動の仕方とも言えます
が、そこは「どのように・どうするか」と言う局面
で、様々な専門知識や技能が活かされていくべきス
テージです。
一般財団法人 東洋運勢学会
2016年立秋号2面
一般財団法人 東洋運勢学会
一般財団法人 東洋運勢学会の 要旨
( 名 称 ) 一般財団法人 東洋運勢学会
( 事務所 ) 東京都千代田区永田町二丁目九番八号
( 設立日 ) 平成二十八年四月一日
( 目 的 )
こ の 法人は、人生の成功に必要と 言われる 要素『 運・ 鈍・ 根』 の中でも 特に 『 運 』 に つい ての知見
を 深め、わが国に おける 正統な る 運勢学の定義を 明確にし て、多様化する 運勢学に 基準を 設け、正し い
知識の普及を 通じ て運勢学の向上に努め、も っ て善良な る 日本人の人生の幸福に 資する 正統なる 運勢
学の 興隆と 人材の育成に寄与する こ と を 目的と する 。
上記の目的の達成のた め、正統な る 運勢学の調査、研究を 行い 、運勢学に 必要な 知識、技能およ び職業
倫理の確立を 目指し 、ラ イ フ アナリ ス ト (「 ク ラ イ アン ト の人生の幸福の実現に 資する た めに 、自己の
専門分野に 精通し 、物事や事象に 関する 多角的な 分析・ アド バイ ス な ど ができ る 人物) の育成し 、
付属組織と し てラ イ フ アナリ ス ト 協会の運営を 行う 。
2016年立 秋号 3面
一般財団法人 東洋運勢学会
る、もはや病気に近い状態の方々も存在します。また、自力
ではトラブルの解決が無理な状態の方もいらっしゃいます。
そんなとき、私は『餅は餅屋』という考えから、信頼できる
専門家(カウンセラーやコーチや弁護士や税理士さんなどに)
にバトンタッチすることも多いのです。世の中には以下の如
ためには、私たちの専門以外にどのような専門家が力を貸し
て下さるか、ということを知っておく必要が有るのでは無い
かと私は考えました。
と り わ け 心 に 悩 み を 抱 えている方々には精神を病んでい
ていた様なことも「信頼できる相談相手」が身近にいない現
代の人々は、何を何処に相談すべきかを相談する相手すらい
ない状態です。そんな方々の多くが「信頼できる相談相手」
として私たちに頼り、私たちを選んで下さることも多いので
す。
そのような相談者に対して
「より的確な問題解決に導く」
健康、
病気、入院、美容、仕事、建築、移転、建墓、出産、
育児、教育、進学、就職、転職、恋愛、結婚、家族、離婚、
介護…。私たち「占術家」への相談は複雑にして多岐に渡り
ます。彼らは多くの悩みやトラブルを抱えています。昔は家
の年寄りや近所のご隠居さんやお寺の住職さんなどに相談し
病気になれば働けなくなって貧を産みます。貧が不安定、つ
まり乱を生み出ししまいには争に発展します。また、争や乱
や貧が身心の病を招くことも多々あります。従ってこの4本
の大道に足を踏み入れない様ブロックすることが大切なので
す。特に人生には多くの『争』が存在しますから、その発生
であると考えています。幸せになる方法は十人十色、百人百
色でしょう。しかし、不幸になる道はたった4本の王道なの
です。この道は互いに密接に繋がっています。どこかに足を
踏み入れれば必ず他に道も歩くことになるのです。互いが互
いを生み出す原因となり結果となってしまうのです。
例えば、
◆◆人生の幸福の大前提は不幸で無いこと◆◆ 私は幸せな人生の構築は、まず「不幸で無い」ことからス
タートすると考えます。つまり、不幸にならないための工夫
をすべきなのです。
私は不幸の素は身心の『病・貧・争・乱』
きてから駆け込まれるより、何かが起きない様に事前に相談
されれば様々なアドバイスをすることが出来ます。言わば
『予
防運勢学』と言えるでしょうか。それら全てを含めて『人生
のリスクマネジメント』であると私は考えます。偏業とは人
生のリスクに対応する職業のことなのです。
らう。雇用の前に就業規則を設け、労働協約を結ぶ。病気が
無いか定期的に検診を受ける。インフルエンザの予防注射を
受ける。などの行為は、事が起きる前に専門家の知識や技能
を用いるわけです。
それらの考え方を法曹界では『予防法学』。
医学界では『予防医学』と呼びます。同様に、私達も何か起
では無く『事がおきないため』また、たとえ事が起きてしま
っても『大事に至らないため』に、予防的にワクチン的にそ
の様な専門家を活用することが大切では無いか?と…。
例えば、大きな契約を結ぶときは弁護士にチェックしても
昔父が『医師、弁護士、占い師、僧侶…』など、人が困っ
ているときに必要とされる職業を『偏業』と呼ぶのだと言っ
ていました。確かにこのような職業の人と関わらずに生きて
行けたら平穏な人生と言えるでしょう。しかし、そんな「偏
業に関わらない人生」はめったに存在しないでしょう。
そこで私は考えました。何か事が起きてから駆け込む場所
す。すでにライフアナリストの構想に賛同される私の親しい
他業種の方の協力も要請しています。皆様も親しいお知り合
いに人柄の良い信頼できる専門家がいらしたらぜひご紹介下
さい。
合と言われるこの業界の玉だけが集まった団体と自負してい
ます。その玉をさらに磨き上げて眩しい光を放つ「ライフア
ナリスト」を目指して下さい。
東洋運勢学会の法人化をするにあたって、ライフアナリス
トの育成と認定を行う「ライフアナリスト協会」を設立しま
れた方々です。市販の本を読んでテクニックだけを身につけ
たインスタント占い師との大きな違いがここにあります。
東洋運勢学会は、学会という名が示す通り、運勢学術を研
究する研究者の集まりであり、会員は皆「運勢学研究家(生
前父が好んで使っていた呼称です)」なのです。私は玉石混
っている思想哲学や原理・論理を学び、さらに占術家として
その役立て方を学んだ結果でなくてはならないのです。その
為に、師匠の存在は大きいのです。東洋運勢学会の会員は、
各人の師匠がその人格と技能を認め、保証人となって推薦さ
私は、「占う」とは運勢学その他の専門の知識を駆使して
分析して予測する行為であると考えます。運勢学を学び、研
究する者は、その知識技術を駆使して「占う」ことが出来ま
す。しかし、それは単に占うためのテクニックだけを習得す
るのではなく、より深くそのテクニックのバックボーンとな
占い師と自分とを区別し、一線を画するためのものでした。
その名が表す意味は、「ライフ=人生」+「アナリスト=分
析者」です。十年以上前に東洋運勢学会とともに登録商標に
してあります。
◆◆占うとは分析し予測すること◆◆
ト』の名称の使用資格を認定・付与させて頂きたいと思って
います。
『ライフアナリスト』は私が自分自身を表現するために付
けたタイトル・称号です。それは世間に氾濫する玉石混合の
か」を知れば道を示すことは出来るのです。
私たちは『「相談すべき人を知っている」存在』になりま
しょう。そのために専門家から多くの知識を得ることが必要
です。私は今後その機会を設けていくつもりです。 そして研鑽を積んで専門の運勢学術の他に必要な知識を身
につけた方々に対して、特別な称号として『ライフアナリス
ラ
ライ
イフ
フア
アナ
ナリ
リス
スト
トと
とは
は
く、実に多数の専門家が存在します。弁護士、弁理士、税理
士、公認会計士、公証人、中小企業診断士、各種コンサルタ
ント、医師、薬剤師、カウンセラー、社会労務士、コーチ、
建築士、測量士、不動産鑑定士、看護師、介護士、ケースワ
ーカー、僧侶、神官、介護福祉士、ケアマネージャー、保育
を抑制するだけでもずいぶんと平穏な人生になるでしょう。
何事も「知っている」と「知らない」では大きな差が出ま
す。私たちは全てを知ることは出来ませんが。「知っている
人を知っている」存在にはなれます。「誰が何を知っている
ライフ アナリ スト( 登録 商標) とは、クラ イアン トの 人
生の幸 福の実 現に資 する ために 、
自 己の専 門分野 に精 通
し、物事や 事象に 関する 多角 的な分 析・ア ドバイ スな ど
ができ る能力 を有す ると ライフ アナリ スト協 会が認 定し
た人物 を示し ます。「 ライ フアナ リスト 」
は、
人 生に幸 福を
実現す るため に必要 な専 門家の 存在と その守 備範囲 と、
各種専 門家の 効果的 な活 用法を 学ぶこ とが大 切です 。 士、管理栄養士、美容師、教師、塾講師…。このような方々
が「どのような専門知識を有してどのような問題の解決に適
しているのか」ということを私たちが知っておくことは有益
なことと考えます。
2016年立秋号4面
一般財団法人 東洋運勢学会
啓仙先生による「旧暦の仕組
みと旧暦の二〇三三年問題」
一昨年の研修会で少しお話し
て下さいましたが、今回は朔
思います。
研修会のテーマは会長三須
して、その初めての役員会・
大阪支部研修会が大阪国際会
議場で開催されました。
役員会では法人設立の趣旨
とこれからの活動についてご
る今年、新しい時代への飛躍
の第一歩として東洋運勢学会
は一般財団法人として法人格
をもつ組織になりました。そ
一般財団法人としての出発
三須会長就任十周年にあた
事をはじめとする大阪支部の
皆様にこの紙面をお借りして
感謝申し上げます。
いただきました。 今回の役員会および研修会
の開催にあたり、多大なる御
尽力を頂きました大阪支部の
赤部支部長以下、大彩常任理
緒に 解 いて みる 演 習も 経 験
し、如何にいろいろな要件が
絡ん で 暦が 作ら れ てい る の
か、歴史の重みを感じさせて
会長が参画されている暦文協
で協議が続けられてきた旧暦
の二 〇 三三 年問 題 の解 説 で
す。難しい暦の編纂の仕組み
を会長が先生となり、講習に
参加した生徒である我々と一
五月二十九日、大阪国際会
議場にて役員会に参加しまし
た。東洋運勢学会は、三須啓
仙会長就任十周年を機に、四
東
東京 本 部
朝 比 奈 篁
弦望・二十四節気を用いて実
際に旧暦を作成。二〇三三年
に作暦のルールが破綻する理
由がよくわかりました。
日常生活を営むに関しては
説明を頂き、我々の日常の活
動には特別な変化はない事、
新たに三須会長が早くから登
録商標としている「ライフア
ナリスト」を養成し、その集
月一日をもって非営利型一般
財団法人として法人格を持ち
ました事を嬉しく思います。
発起人の一人として、健全な
◆名物・乾杯団◆ 団長は田中裕子副支部長
まったく支障がないと思って
いましたが、冠婚葬祭や伝統
行事の日が定まらないとなる
と支 障 がな いと は 言え ませ
ん。
まりとしてライフアナリスト
協会を学会の付属組織として
設立し、より密度の濃いレベ
ルで我々会員が運勢学の研究
る発展と今後の会運営や活動
のため、より一層の協力をさ
せて頂きます。 またこの度、常任理事とい
う重責を拝命し大変光栄に存
平成二十八年度役員会&
第八回・大阪支部研修会
平成 二十 八 年五 月 二十 九
人工知能なるものが存在す
る現代においてなお、我々の
生活に密着しているものは、
昔から受け継がれてきたもの
を進める基盤が出来る事にな
りました。 また、一般財団法人として
の会員証や名刺も、全てが裏
に学会の憲章を刷る両面の名
じます。今後も正統な運勢学
を広め、後進の指導に努める
所存でございます。温かく見
守っていただけますようお願
い申し上げますとともに、会
第八回大阪支部研修会 大
大阪 支 部
泰 櫻
日、大阪国際会議場において
八回目となった大阪支部研修
会 &懇 親会 が 開催 さ れま し
た。
本年度は三須啓仙会長就任
という事の不思議さと面白さ
を感じました。
会長の解りやすく丁寧なご
講義 の 後は 場所 を 移し 懇親
会。例年通り会長と永宮先生
刺に統一され、会員の格を一
段と押し上げる出来栄えとな
ります。
午後からの講習会は、大阪
支部支部長・赤部副会長の開
員皆様のご健勝と益々のご活
躍をお祈り申し上げます。
さて研修会では大勢の参加
者のもとで、三須会長先生の
◆第一部から司会は永宮先生
平成二十八年度 大阪支部役員会参加記 東京本部
部
藤
藤 洸 瑛
十周年。そして一般財団法人
として東洋運勢学会の新たな
船出の年。ほんとうにおめで
とうございます。
また九星幸運暦発刊より四
のテキパキとした進行で、瞬
く間に時間は過ぎ、恒例の手
締め団による一本締めで閉会
となりました。
新たな一歩を踏み出した東
会の辞に続き、永宮常任理事
のきめ細かく段取りされた司
会によりスムーズな進行が続
きました。ご講義の内容は、
◆名物・手締め団◆ 十年目とのこと…。このよう
な節目の年に在籍出来ました
事を大変嬉しく、また誇りに
洋運勢学会の会員として襟を
正し、正統な運勢学を継承し
ていくことの大切さを感じた
一日でした。
◆前ページより続く◆ 『旧暦二〇三三年問題』のご
講演を拝聴しました。去年の
東京大会でもご講演頂きまし
たが、何故か落ち着いて聴講
できず、理解し難くて消化不
とご縁のある方々に広く向け
たセミナーの開催のご意向を
会長から伺い、任務を承りま
した。微力ながらお役に立て
ることがありましたらと思い
ます。
は、旧暦の二〇三三年問題を
テーマに旧暦の作暦ルールを
学びました。「運、鈍、根」
「朔旦冬至」や「易姓革命」
など深く幅広い内容に、私は、
準備、連携力、お話しに敬服
致しました。
役員会では、会長より財団
法人化の経緯と今後の方向性
について、続く支部研修会で
さて、先日大阪で開催され
ました役員会、支部研修会に
出席致しました。そちらでは、
大阪支部の先生方の事前のご
東京本
本部
洸 西 暁 子
良のままでした。しかし今回
のご講義を受けて、新暦(グ
レゴリオ暦)・明治の改暦・
太陰暦・太陽暦・太陰太陽暦・
暦月・二十四節気・閏月の配
置・六曜などなど、暦の成り
立ちからのお話しで、三須会
長先生の歯切れの良い、汗を
かきかきの熱弁をお聞きし、
このたびは、東洋運勢学会
の一般財団法人化まことにお
めでとうございます。 東洋運勢学会は先代三須啓
仙会長が運勢学術の敷衍普及
のために、十二支運勢宝鑑と
九星の暦の出版をするという
目的で、同志と共に設立した
と伺っております。 大変勉強になり良く理解でき
ました。お陰様で消化不良も
解消しました。これから食欲
の秋になりますが暴飲暴食に
ならぬよう気を付けたいと思
います。
この度の役員会や支部研修
会に際しましては、赤部支部
長、大彩先生、永宮先生はじ
多くの方にこのような素晴ら
しい聴講の機会があればと思
いました。
これからもどうぞよろしく
め大勢の大阪支部の先生方の
ご尽力感謝申し上げます。
そして、
現在の三須会長が、 お願い申し上げます。
出版四十周年、会長就任から
十年という節目で会を一般財
団法人として法人化し、益々
公的な意味と社会的役割を持
つことになりました。 私は、そのような歴史ある
東洋運勢学会に入会させてい
ただきまだ十数年ですが、光
陰流水の如し。諸先輩方にな
んとかついていけるように頑
張りたいと思う次第です。 またこのたび理事を拝命し
ますと同時に、会員の先生方
東
東海
海支
支部
部
木
木下
資方
方先
先生
生
下資
謝
謝恩
恩会
会
◆
◆◆
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
この度木下資方先生が一身上のご都合により副会長と東
海支部長の役職を退任されました。 年間のご苦労を労
い、感謝を捧げるために七月十日に謝恩会が開催されま
した。後任の東海支部長は藤田莊宗先生、副支部長に長
瀬充宗先生が就任されました。 私が学会に入会さ
せて頂いたのは
年で、早いもので約
年の月日が経ちま
に就任しました長瀬でござ
います。よろしくお願い致
します。
会に所属させていただく
以上は、お声がかかれば少
この度東海支部副支部長
で、その活動へのサポートを
会の一員としてできる限り致
す所存です。
最後になりましたが、この
ような変革の年に、会へのか
かわりを深めさせて頂くこと
を光栄に思います。これより
も増して信用性や公益性があ
る組 織 とな った わ けで す の
察知し、法人化プロ
ジェクトを推進され完了され
たことは、三須会長はじめ本
部の先生方のご尽力の賜物と
感じております。そしてその
され非営利型一般財
団 法 人 に な り まし
た。社会情勢や制度
改正の変化を敏感に
世の中の情勢や環境
も大きく変化してい
ます。
東洋運勢学会も平
成 年 月に法人化
した。その間に多く
の先生方にお会いす
る機会を得て、また
色々とご指導も頂き
ました。 年の間に
20
02
しでもお力になれればと考
えていましたので、微力で
ございますが一生懸命務め
させて頂きます。
東海支
支部
長
長瀬充宗
宗
4
15
15
28
2016年立秋号 5面
一般財団法人 東洋運勢学会
度東海支部では長年支部長を
務められました木下資方先生
が退任され、藤田荘宗先生に
お代わりになりました。 年
10
田先生の、多少なりともお手
伝いができればと思っており
ます。
に渡り東海支部支部長を務め
られ、東海支部の会員をまと
めてくださり本当にありがと
うございました。そして東海
支部の新支部長であられる藤
10
平成
成二
二十
十九
九年
年
平
東洋運勢学会編纂・徳間書店刊
平成二十九年版
お 申 し 込 み は 、締 め 切 り
厳 守 でお 願 い し ます
■お 申し込 みは期限 内がお 得です !
会 員優待 価格は適 用され ません 。
■九 星幸運 暦一般発 売開始 後は
■予 約注文 は暦代金 と送料 が前納 です
会 員には 予約注文 特別価 格を適 用
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九 星 幸 運 暦 の 購 買は 会 員 の 義 務
優 待 価 格 は 会 員 だけ の 特 権 で す
九月下旬発売予定
九星幸運暦
東
東京
京大
大会
会の
のご
ご案
案内
内
本 年 も恒 例 の 東 京大 会 を 開 催 致し ま す 。
東 京 大会 は 全 国 の会 員 が 一 堂 に会 し て
親 睦 を深 め る 大 切な 交 流 の 場 です 。
また、本年は東洋運勢学会にとって、
出 版 四十 周 年 と 一般 財 団 法 人 化の
お 祝 いを す る 記 念大 会 と な り ます 。
皆 様 のご 参 加 を お待 ち し て い ます 。
■ 会 長講 演 ■
一 般財 団 法 人 とし て の 東 洋 運勢 学 会
記
■日 時 ■
十 二 月四 日 (日 ) 午後 二 時 より
式 典・ 講 演会 三階 牡 丹の 間 懇 親会 三階 松 の間
■会 場 ■
ホ テ ルグ ラ ンド パ レス
住 所 千 代田 区 飯田 橋 一 ー一 ー 一
電 話 〇 三ー 三 二六 四 ー 一一 一 一
■会 費 ■
一 〇 〇〇 〇 円・ 前 納で す
郵 便振 替 用紙 に てお 願 い 致し ま す
■締 切 ■
十 月 十日 ま でに お 申し 込 み 下さ い
定価1000円+税
(税込み1080円)
◆◆事 務局便り◆ ◆
■ 本 年 も 役 員 研 修 会 は 、大 阪 支 部 に お 世 話 に
なって 、大 阪 支 部 研 修 会 の 会 場 で 開 催 さ せ て
頂 き ま し た 。会 場 設 営 か ら お 茶 や お 弁 当 の 手
配 ま で 、大 変 な お 手 数 を お か け し ま し た 。
大 阪支 部 の 皆 様 に 心 よ り お 礼 申 し 上 げ ま す 。
東 洋 運 勢 学 会 の 会 員 は 、斯 道 の 専 門 家 と し て
の 誇 り と 見 識 を 持 ち 、守 秘 義 務 等 、職 業 倫 理
を 遵 守 し 、公 正 な 姿 勢 で 誠 心 誠 意 、求 占 者 の
対 応 に 努め ま す 。
東 洋 運 勢 学 会 の 会 員 は 、社 会 人 と し て の 良 識 、
交 流 と 協調 の 精 神 を 大切 に し て 斯 界の 前 進 と
発 展 の ため に 努 め ま す。
東 洋 運 勢 学 会 の 会 員 は 、特 定 の 思 想 、宗 教 、哲
学 に 偏 す る こ と な く 、真 摯 な 姿 勢 で 正 統 な る
運 勢 学 術の 研 鑽 に 努 めま す 。
東 洋 運 勢 学 会 の 会 員 は 、正 統 な る 運 勢 学 術 が
正 し く 理 解 、活 用 さ れ る こ と を 願 い 、そ の 敷
衍 普 及 に努 め ま す 。
東 洋 運 勢 学 会 の 会 員 は 、正 統 な る 運 勢 学 術 を
もって 人 生 の 幸 福 の 実 現 に 資 す る た め に 努 め
ます。
東洋
洋運
運勢
勢学
学会
会憲
憲章
章
東
■ 九 星 幸 運 暦 の 予 約 注 文 や 、東 京 大 会 の お 申
し 込 み は 、締 め 切 り 厳 守 で お 願 い 致 し ま す 。
集 計や 手 配 の ミ ス 防 止 の た め に も 宜 し く ご
協 力の 程 お 願 い 致 し ま す 。
8月31日
8月31日
受付締切
受付締切
2016年立秋号 6面
一般財団法人 東洋運勢学会学会報