食中毒が発生しました 1 概要 (1)平成28年9月15日(木)午前11時頃、敦賀消防署から、 「本日午前9時頃に自宅で弁当を食べた者 4名の内、嘔吐等の症状を呈した3名を敦賀市内の病院に救急搬送した。 」旨の通報が二州健康福祉セ ンターにあった。 (2) 二州健康福祉センターが調査した結果、当該弁当は前日の9月14日(水)午後9時頃に県外の親族宅で調 理され、持参されたものであり、9月15日(木)午前9時頃に当該弁当を喫食した家族・親族4名全員が午 前10時頃から嘔吐、下痢等の症状を呈していた。 (3) 二州健康福祉センターは、有症者の共通行動および共通食がこの食事以外にないこと、有症者の症状や 潜伏時間が類似していること、有症者の便、吐物および食材(弁当の残り)から黄色ブドウ球菌が検出さ れたこと、医師からの届出があったことから、本件を家庭で調理した弁当を原因とする食中毒と断定した。 なお、入院者はなく、いずれも回復している。 2 食中毒届出の状況等 (1) 発 症 年 月 日 (2) 患 者 数 (3) 主 な 症 状 (4) 受診医療機関 平成28年9月15日(木) 午前10時頃(初発) 4名(男性1名 60歳代) (女性3名 10歳未満1名、30歳代1名、60歳代1名) 嘔吐、下痢等 1医療機関 3 原因施設 家庭 4 病因物質 黄色ブドウ球菌 5 検査状況 有症者便2検体、有症者吐物1検体、食材3検体(衛生環境研究センターで検査) ※全ての検体から黄色ブドウ球菌を検出 6 原因食品 前日に調理した弁当(おにぎり、卵焼き、ウィンナー、すぐき(漬物) ) 7 本県における食中毒発生状況(平成28年9月20日(火)現在 今回の事件を含む) 平成27年 平成27年 平成28年 同期状況 (1 月 1 日~12 月 31 日) 事件数 4件 6件 9件 患者数※ 158名 28名 39名 ※有症者の内、医療機関を受診し、医師から食中毒患者として届出のあった数 8 報道機関へのお願い 県では、食中毒が発生しやすい気候になっていることから、現在「食中毒予防注意報」を発令しています。 秋の行楽シーズンを迎え、弁当を調理する機会も多くなることから、県民の皆様に対し、再度「食中毒 予防の三原則」の注意喚起をお願いします。 ○ 別紙1 黄色ブドウ球菌について ○ 別紙2 食中毒予防の三原則:食中毒菌を「つけない」 「ふやさない」 「やっつける」
© Copyright 2024 ExpyDoc