E39⼝⾦付きHIDランプ代替としてLEDランプを採⽤する際の注意事項 施主様及び⼯事業者様には、以下の注意事項についてご考慮頂き採⽤ のご判断をお願いします。 1) LEDランプと照明器具等 注1) との組合せに関する「安全性」について 2) 不具合発⽣時の「責任の所在」について 3) 既存のHID照明器具の⻑期使⽤に関する「安全性」について 代替・交換するLEDランプ HIDランプ 安定器⾮内蔵形 制御装置⾮内蔵形 安定器内蔵形 (セルフバラストランプ) 制御装置内蔵形 1)LEDランプへの交換は照明器具等注1)との組合せの確認が必要です。 ※さまざまな種類のLEDランプが、既設のHID照明器具に取付けできる為 LEDランプを取付けることが出来ても、必ずしも適合するランプとはいえません。 間違った組合せによるLEDランプと照明器具注1)でのご使⽤は、感電、ランプの 焦げ、焼損(⽕災を含む)、落下等の重⼤な事故が発⽣する恐れがあり危険です。 主なLEDランプの⽤途と想定される事故(例)の組合せ (★印のある箇所は、⽐較的⾼い確率で事故が発⽣する恐れがあることを⽰しています。) 主なLEDランプの用途 感電事故 想定される 事故(例) 看板照明用途 屋外照明用途 (街路灯など) ★ ★ 焦げ 焼損(火災) 落下事故 ★ 屋内照明用途 (高天井灯など) 事故の主要因 防水構造 ★ ★ 制御装置 ★ ★ ランプ重量 耐振動性能等 2)既存の照明器具等注1)に適合していないLEDランプ等へ交換し不具合 (感電・焼損・落下などの事故) が⽣じても、既存器具の製造事業者は、その 責任を負うことができません。 既存の照明器具等注1) の製造業者は、組合せを認めたHIDランプ(適合するランプ) と共に品質等を確認したうえ、製造事業者としての責任を負っています。 LEDランプへの交換の際は、必ず事前に組合せを確認の上ご採⽤ください。 注1) ここでいう”照明器具等”は、制御装置⾮内蔵形LEDランプの場合、照明器具⼜は制御装置の両⽅を指す。 !ご存知ですか? 照明器具にも寿命があります! 3)⻑期間使⽤した照明器具等注1) に、そのままLEDランプを取り付 けてさらに⻑期間使⽤するのは危険です。 10年経過した照明器具は、⾚信号! 照明器具等の劣化は外観だけでは判断できない場合があります。 安全を維持するため、LEDランプへの交換の際は、照明器具等注1) が劣化していないか点検し、 必要に応じて交換を実施してください。 点検は、⽇本照明⼯業会ホームページ(http://www.jlma.or.jp/anzen/anzen_cs.htm) 上に公開している「安全チェックシート」 を参照して実施することをお奨めします。 ⻑寿命のLEDランプへの交換で、劣化した電気部品(ソケット、電線、端⼦台等)をさらに ⻑期間使⽤するのは危険です。 照明器具には、適正交換時期があります。 「ランプを交換すればずっと使える」は、間違った認識です。 ランプに寿命があるように照明器具にも寿命があります。 10年過ぎると器具の故障率が急に増えていきますので、適正交換時期をしっかり守りましょう。 器具を交換することで安全性も快適さも向上します。 (使⽤環境や製品によっては、適正交換時期は10年より短くなる場合があります。) ⻑期間使⽤ の劣化した 事例/写真 公共施設等の設備では、国からも、⻑期使⽤についての注意喚起がなされています! 照明器具の事故に関しては、製品評価技術基盤機構(NITE)からも下記のホームページで注 意喚起されていますのでご確認ください。 照明器具による事故防⽌について(注意喚起) 製品評価技術基盤機構(NITE) (http://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/press/2012fy/120719_1.html) 注1) ここでいう”照明器具等”は、制御装置⾮内蔵形LEDランプの場合、照明器具⼜は制御装置の両⽅を指す。 http://www.jlma.or.jp/ 〒110-0016 東京都台東区台東4-11-4 TEL(03)6803-0501 FAX(03)6803-0064 JLMAP2009A 2016年9⽉発⾏
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