KYOTO EXPERIMENT 公式プログラム「マーティン・クリード」

KYOTO EXPERIMENT 公式プログラム「マーティン・クリード」
Press Release 2016.9.21
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公 立 大 学 法 人 京 都 市 立 芸 術 大 学( 学 長: 鷲 田 清 一 ) は、2016 年 10 月 22 日( 土 ) か ら 11 月 27 日( 日 ) ま で、KYOTO
EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭2016 AUTUMNの公式プログラムの一環として、
京都市立芸術大学ギャラリー @KCUAにて、
マー
ティン・クリードの関西初個展を開催いたします。
常に話題に事欠かない多彩な活動で国際的に活躍するアーティスト、マーティン・クリード。彼は《Work No. 227(ライトが点
いたり消えたり)
》と題された、展示室の照明が 5 秒おきに明滅を繰り返すという作品で現代美術において最も重要な賞の 1 つで
あるターナー賞を 2001 年に受賞。その後も一貫して、ミニマルでコンセプチュアルな作品を発表しています。規則的な動きを伴
うそれらの作品はいずれもリズミカルなものであり、展示空間におさまることのない、パフォーマティブな作品をも手がけている
のはごく自然な流れなのでしょう。
関西初の個展となる本展では、最新作の映像を中心に、同じく KYOTO EXPERIMENT の公式プログラムである劇場上演作品『Work
No. 1020(バレエ)
』と密接に関係するシアトリカルな展示を予定。彼の表現の本質が凝縮された展示と公演を同時に体験できる貴
重な機会となるでしょう。
開催概要
KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭 2016 AUTUMN 公式プログラム
■パフォーマンス
マーティン・クリード『Work No. 1020(バレエ)
』
日程:2016 年 10 月 29 日(土)
、30 日(日)
会場:京都府立府民ホール アルティ
料金:一般前売 3,500 円
■展覧会
会期:10 月 22 日(土)­11 月 27 日(日)
11:00­19:00(月曜休館、10 月 22 日のみ 20:00 まで)
会場:京都市立芸術大学ギャラリー @KCUA
料金:無料
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1.《Work No. 2630(UNDERSTANDING)》2016 赤いネオン、鋼鉄
パブリック・アート・ファンドにより 2016 年 5 月 4 日から 10 月 23 日までブルックリン・
ブリッジ・パークのピアー 6 に設置
Courtesy the artist, Gavin Brown s enterprise New York/Rome, and Hauser & Wirth
Photo by Jason Wyche, courtesy Public Art Fund, NY
© Martin Creed 2016
【プレスリリース お問合せ 】
2.《Work No. 227(ライトが点いたり消えたり)》2000
サイズ可変、5 秒点灯・5 秒消灯
2007 年 MoMA(ニューヨーク)での展示風景
Courtesy the artist and Hauser & Wirth
© Martin Creed
広報担当|西谷枝里子(リレーリレー)
Tel. 090-2062-6963 Fax. 075-253-1510 E-mail. [email protected]
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KYOTO EXPERIMENT 公式プログラム「マーティン・クリード」
Press Release 2016.9.21
ABOUT THE ARTIST
1968 年イギリス ウェイクフィールド生まれ、ロンドン在住。 近年の主な個展にパーク・ア
ベニュー・アーモリー(ニューヨーク、2016)
、ヘイワード・ギャラリー(ロンドン、2014)
、テー
ト・ブリテン(ロンドン、2013)
、アンディ・ウォーホル美術館(ピッツバーグ、2013)
、シ
カゴ現代美術館(2012)
、ニース近代現代美術館(2011)
、モスクワ市近代美術館(2010)ほ
か多数。
2001 年には《Work No. 227(ライトが点いたり消えたり)
》でターナー賞を受賞。ミュージシャ
ンとしても長年活動をしており、
「Thoughts Lined Up」(2016)、
「Mind Trap」(2014)、
「Chicago」
(2012)、
「Love to You」(2012) などのアルバムをリリースしているほか、その作品は MoMA
(ニューヨーク)やテート(ロンドン)
、クリーブランド美術館などに収蔵されている。ロン
ドン大学スレード美術学校卒業。所属ギャラリーはギャビン・ブラウン・エンタープライズ
とハウザー&ワース。
Photo by Hugo Glendinning
パフォーマンス作品について
『Work No. 1020(バレエ)
』
イギリスきっての破天荒アーティストによる、
この上なく予測不可能な状況は、ただ楽しむしかない!
身の回りにある物を規則的に配置し、動かすことから、作品を生み出しているマー
ティン・クリード。彼によって社会の文脈から切り離されたモノにまつわる反復
や規則性は「リズム」として再提示される。
日本初演
日程| 10 月 29 日 ( 土 ) 20:00­
30 日 ( 日 ) 14:00­*(◎託児サービスあり ※有料/要申込)
*ポスト・パフォーマンス・トーク(出演:マーティン・クリード)
また、ミニマムな美を追求するかに見えて、いつの間にか鑑賞者を巻きこんでい 会場| 京都府立府民ホール アルティ
くその作品は、ときに排泄や嘔吐といった生理的な行為にまで及び、議論を巻き 〒 602-0912 京都市上京区烏丸通一条下ル龍前町 590-1
起こすことも辞さない、ラディカルな側面も持ち合わせたアーティストだ。
日本初演となる本作は、クラシックバレエの 5 つのポジションにダンサーの動
きを限定した中で、会話やクリード自身の歌、映像作品も取りこみ舞台が進行
する。幾何学的にコントロールされた舞台上の動きと、それを混ぜっ返すよう
なユーモアあふれる構成で楽しませる本作は、彼の多彩な活動が凝縮された作
品といえる。ダンス界の歴史に、平然と横やりを入れるかのような、あくまで
もクリード自身の創作活動の延長から生まれたダンス作品。舞台芸術の見巧者
たちにとっても、思わぬカウンターパンチとなるだろう。また今回は、KYOTO
料金| 自由席
[前売]一般 3,500 円
ユース(25 歳以下)
・学生・シニア(65 歳以上)3,000 円
高校生以下 1,000 円 ペア 6,500 円
※当日券は前売券 +500 円(高校生以下は同額、ペアは前売のみ)
チケット発売中 詳しくは www.kyoto-ex.jp
時間| 75 分(予定)
注意| 16 歳未満入場不可
EXPERIMENT が出した候補者の中からオーディションを経て選ばれた 3 人の日
本人ダンサーも加わる予定となっている。
『Work No. 1020(バレエ)』Photos by Hugo Glendinning
【プレスリリース お問合せ 】
広報担当|西谷枝里子(リレーリレー)
Tel. 090-2062-6963 Fax. 075-253-1510 E-mail. [email protected]
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KYOTO EXPERIMENT 公式プログラム「マーティン・クリード」
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参考図版
Detail view of Work No. 200 (Half the air in a given space), 1998
White balloons, multiple parts, each balloon 30.5 cm diameter; overall dimensions variable
Installation at Galerie Analix B & L Polla, Geneva, Switzerland, 1998
Work No. 850 (Runners), 2008
Dimensions variable
Installation at Tate Britain, London, England, 2008
Photo by Hugo Glendinning
Work No. 232 (the whole world + the work = the whole world), 2000
White neon, 0.5 15.5 m
Installation at Tate Britain, London, England, 2000
Work No. 610 (Sick Film), 2006
33 mm film, color, sound, 1:133 aspect ratio, 21 minutes
Work No. 88 (A sheet of A4 paper crumpled into a ball), 1995
A4 paper, approximately 5.1 cm diameter
Photo by Martin Creed
【プレスリリース お問合せ 】
Unless stated otherwise, all images:
Courtesy the artist and Hauser & Wirth © Martin Creed
広報担当|西谷枝里子(リレーリレー)
Tel. 090-2062-6963 Fax. 075-253-1510 E-mail. [email protected]
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関連イベント
10 月 22 日(土)20:00-
「マーティン・クリード」展 オープニングイベント アーティストトーク
会場:京都市立芸術大学ギャラリー @KCUA
無料(定員 50 名/要申込*)
言語:英語(日本語逐次通訳有)
Photo by Hugo Glendinning
主催:京都市立芸術大学、KYOTO EXPERIMENT
*京都市立芸術大学ギャラリー @KCUA まで、お電話もしくは公式サイト内申込フォームよりお申込みください。
10 月 30 日(日)終演後
ポスト・パフォーマンス・トーク
終演後の劇場「京都府立府民ホール アルティ 」で、マーティン・クリード自らが進行してトークを行います。
(予定)
*トークのみの参加はできません。10 月 30 日の公演チケットをご購入ください。
その他
プロジェクト終了後にトークや公演の様子を取り上げた記録集を発行予定です。
詳しくはギャラリー @KCUA の公式サイトでお知らせします。
開催概要
展覧会名称:マーティン・クリード
主催:京都市立芸術大学、KYOTO EXPERIMENT
企画:京都市立芸術大学ギャラリー @KCUA、KYOTO EXPERIMENT
助成:公益財団法人ポーラ美術振興財団
会場:京都市立芸術大学ギャラリー @KCUA
(住所/京都市中京区押油小路町 238-1)
会期:2016 年 10 月 22 日(土)­ 11 月 27 日(日)
11:00­19:00(月曜休館、10 月 22 日のみ 20:00 まで)
入場:無料
お問合わせ:京都市立芸術大学ギャラリー @KCUA
Tel: 075-253-1509 E-mail: [email protected]
公式サイト:http://gallery.kcua.ac.jp
プレス向け画像貸出・取材について
本プレスリリースに掲載している画像はメディア掲載時にご利用いただけます。
インタビュー取材の希望があればアーティスト本人にインタビューも可能です。
ご希望の方は広報担当(西谷)までお問い合わせください。
【プレスリリース お問合せ 】
広報担当|西谷枝里子(リレーリレー)
Tel. 090-2062-6963 Fax. 075-253-1510 E-mail. [email protected]
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