■ N o . 2 5 7 4 ■ 2 0 1 6 年 9 月 1 6 日 発 表 ■ エ ン ・ ジ ャ パ ン 株 式 会 社 ⺠間企業の障がい者雇用実態調査2016 法定雇用率2.0%を達成している企業は31%。 障がい者雇用の課題は「適した仕事がない」「設備が未整備」。 ―人事担当者向け 中途採用支援サイト『エン 人事のミカタ』アンケート― 人材採用・入社後活躍のエン・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社⻑:鈴⽊孝⼆)が 運営する人事担当者向け中途採用支援サイト『エン 人事のミカタ』( https://partners.en-japan.com ) 上でサイトを利用している企業を対象に「障がい者雇用」についてアンケート調査を⾏ない、233社から回 答を得ました。以下、概要をご報告します。 調査結果概要 ★ ★ ★ ★ 障がい者雇用の法定雇用率を達成している企業は31%。 障がい者を雇用する理由は「法定雇用率の達成」「社会的責任」。 雇用職種の第1位は「事務」。 障がい者雇用の課題は「適した仕事がない」「設備が未整備」。 8割以上の会社が、障がい者雇用に前向き。 ■調査結果詳細 1:障がい者の法定雇用率を達成している企業は31%。(図1) 「障がい者雇用率制度」が改正されて3年。従業員数50人以上の⺠間企業では全従業員の2.0%以上の割合で 障がい者を雇用することが義務付けられていますが、実態はどうなのでしょうか。従業員数50名以上の企業 に「障がい者雇用の法定雇用率(2.0%)を達成していますか」と伺ったところ、「達成している」と回答し たのは31%でした。「雇用しているが、雇用率は未達成」は31%、「50名以上の企業だが、雇用していな い」は38%と、障がい者雇用が進んでいるとは言えない状況のようです。 【図1】障がい者の法定雇用率「2.0%」を達成していますか? 50名以上の企業だが 雇用していない 達成している 38% 31% 雇用しているが 雇用率は未達成 31% Copyright(c) 2016 en-japan inc. All Rights Reserved. ■ N o . 2 5 7 4 ■ 2 0 1 6 年 9 月 1 6 日 発 表 ■ エ ン ・ ジ ャ パ ン 株 式 会 社 2:障がい者を雇用する理由は「法定雇用率の達成」「社会的責任」。 雇用職種の第1位は「事務」。(図2、図3) 障がい者を雇用している企業に、雇用したきっかけを伺うと、「法定雇用率の達成」(62%)、「企業とし ての社会的責任を果たす」(51%)が上位に挙げられています。実際に雇用している職種や分野では「事 務」(54%)がもっとも多く、次いで「軽作業」(37%)という結果でした。 【図2】(「障がい者を雇用している」と回答した企業) 障がい者を雇用したきっかけは何ですか?※複数回答可 0% 20% 40% 60% 法定雇用率を達成するため 62% 企業としての社会的責任を果たすため 51% 障がいに関係なく 障がいに関係なく、雇用条件や人柄を⾒て採… 雇用条件や人柄を⾒て採用している 22% 必要とする技能・資格を保有していたから 養護学校や障がい者施設からの 養護学校や障がい者施設からの働きかけが… 働きかけがあったから 80% 18% 8% 人員不⾜を解消するため 8% その他 8% 【図3】(障がい者雇用を雇用していると回答した企業) どのような職種・分野で雇用されていますか?※複数回答可 0% 10% 20% 30% 40% 事務 37% 製造・技能 16% 営業 10% ITエンジニア 10% 医療・福祉 8% サービス その他 60% 54% 軽作業 販売 50% 6% 2% 8% Copyright(c) 2016 en-japan inc. All Rights Reserved. ■ N o . 2 5 7 4 ■ 2 0 1 6 年 9 月 1 6 日 発 表 ■ エ ン ・ ジ ャ パ ン 株 式 会 社 3:障がい者雇用の課題は「適した仕事があるか」「設備が未整備」。(図4) 従業員数50名以上で「障がい者を雇用していない」と回答した企業も含めて、雇用上の課題や懸念点を伺い ました。上位に挙げられたのは「適した仕事があるか」(障がい者を雇用している企業:64%、雇用してい ない企業:77%)「法定雇用率の達成」(同:49%、36%)、「設備・施設・機器など安全面の配慮」 (同:41%、41%)でした。仕事内容と設備や機器面の整備に課題感を持つ企業が多いようです。 雇用状況別に⾒ると、障がい者を雇用している企業は「2018年から組み込まれる精神障がい者の採用」 (23%)、雇用していない企業は「障がい者採用のノウハウがない」(41%)を課題点として挙げています。 【図4】障がい者雇用の課題や懸念点を教えてください。※雇用状況別 0% 20% 40% 60% 64% 障がい者に適した仕事があるか 法定雇用率の達成 41% 41% 34% 39% 周囲の社員の、障がいへの理解 25% 21% 障がい者の職場定着 23% 6% 20% 15% 障がい者の生活面・健康面のケア 17% 15% 障がい者の給与他、処遇 15% 障がい者採用のノウハウがない 41% 12% 14% 入社後の障がい特性把握 8% 11% 法定雇用未達成の場合の 法定雇用率未達成の場合の障害者雇用納… 障がい者雇用納付⾦ その他 77% 49% 36% 設備・施設・機器等、安全面の配慮 2018年から組み込まれる精神障害者の採用 80% 2% 12% 障がい者を採用している企業 障がい者を雇用していない企業 Copyright(c) 2016 en-japan inc. All Rights Reserved. ■ N o . 2 5 7 4 ■ 2 0 1 6 年 9 月 1 6 日 発 表 ■ エ ン ・ ジ ャ パ ン 株 式 会 社 4:8割以上の企業が、障がい者雇用に前向き。(図5) 障がい者雇用の今後について伺いました。「積極的に」(6%)、「法定基準に合わせて」(41%)、 「(本人の)能⼒次第」(20%)、「受け入れ体制」(19%)といった、各社様々な考えがありつつも、 86%の企業が「雇用したい」と回答しています。2015年では73%であったことを鑑みると、障がい者雇用 に対する意識の変化がうかがえます。 【図5】障がい者雇用について今後の予定をお聞かせください。 0% 2015年 6% 2016年 6% 20% 40% 34% 60% 23% 41% 80% 10% 20% 12% 100% 14% 19% 1% 3% 9% 1% 積極的に雇用したい 法定基準に合わせて雇用したい ⾃社に必要な能⼒がある障がい者がいれば雇用したい 社内の受け入れ態勢が整えば雇用したい 今後も雇用する予定はない わからない その他 人事担当者向け中途採用支援サイト 『エン 人事のミカタ』 2002年10月に「他社の採用方法を知りたい」「求 人動向が知りたい」といった人事の方の声にお応え してスタートした無料の会員制サービスです。業界 最大級の約7万5千人(2016年7月時点)の会員が利 用。調査データや最新の求人動向、採用成功事例、 人事労務関連の情報を提供しています。 https://partners.en-japan.com/ 【調査概要】 ■調査方法:インターネットによるアンケート ■調査期間:2016年6月22日 〜 7月19日 ■調査対象:『エン 人事のミカタ』(https://partners.en-japan.com/)利用企業 うち従業員数50名以上:172社 本ニュースリリースに関する問合せ先 広報担当:森本、大原、松田 233社 http://corp.en-japan.com/ 〒163-1335 新宿区⻄新宿6-5-1 新宿アイランドタワー TEL:03-3342-4506 FAX:03-3342-4507 MAIL:[email protected] Copyright(c) 2016 2014 en-japan inc. All Rights Reserved.
© Copyright 2025 ExpyDoc