反省を生かして来作へ!よりよいイチゴ栽培を目指して 普及現地情報

発信年月日:平成 28 年(2016 年) 6月 16 日
所 属 名:東近江農産普及課東部
番
号:D16004
部 門 分 類:150(野菜)
発 信 者 名:丸橋、小林、宇野、足立、坂尾
普及現地情報
反省を生かして来作へ!よりよいイチゴ栽培を目指して
~イチゴ少量土壌培地耕の技術研修会を開催~
東近江管内では、57 戸が約 5.6ha で少量土壌培地耕によるイチゴ栽培を行っています。イチゴは、今
後も新規生産者の増加が見込まれるなど重要な品目のひとつです。
当課では管内のイチゴ生産者の技術研さん集団「少量土壌培地耕イチゴ栽培研究会」を対象に、6月
10 日に栽培研修会を開催しました。
当日は、生産者 40 名が出席しました。研修会では、昨年度のイチゴ栽培の病害虫の発生状況や生育
の推移についての総括や、今後の管理についての説明を行ったほか、昨年度から導入した天敵製剤の成
績と反省について説明しました。
天敵製剤の導入者は平成 26 年作の3人から平成 27 年作では 23 人と急速に拡大しており、そのほと
んどで効果が発揮され化学農薬の使用回数が減少しています。今回は、効果が発揮できた原因、できな
かった原因を整理し、すべての導入者で高い効果が得られるよう留意事項について説明しました。
天敵製剤を始めとした病害虫防除への関心は高く、質疑応答の時間には多くの質問・意見が出され、
参加者は対応方法等を納得されたことから来作での取組成果が期待されます。
当課は、今後もイチゴ栽培技術の指導に加えて、環境こだわり農業実践に向けた天敵利用の普及と定
着、新規就農者の経営安定に向けて支援を行う予定です。
多数の参加者が技術研さんに励む
当課からの技術指導
熱心にメモを取る参加者