【平成28年度 農林水産業・食品産業科学技術研究推進事業 シーズ創出ステージ】 28009A 植物ウイルスに対するテーラーメイド抵抗性を付与した 高付加価値花卉の開発 1 代表機関・研究総括者 国立大学法人 東京大学大学院農学生命科学研究科 山次 康幸 2 研究期間:2016~2018 年度(3 年間) 3 研究目的 作用機序の異なる複数の植物ウイルス抵抗性をテーラーメイドに組 み合わせ、標的とするウイルスに最適かつ持続的な抵抗性のデザイニ ングを行う。 4 研究内容及び実施体制 ① 複合抵抗性を付与した PlAMV 抵抗性ユリの作出 レクチン抵抗性遺伝子 JAX1 遺伝子を高発現し、PlAMV に対する RNA サイレンシングを誘導するユリ形質転換体を作出する。 (東京大学大学院農学生命科学研究科、新潟県農業総合研究所) ② 複合抵抗性を付与した LMoV 抵抗性ユリの作出 劣性抵抗性遺伝子 eIF4E の発現を抑制し、LMoV に対する RNA サイ レンシングを誘導するユリ形質転換体を作出する。 (東京大学大学院農学生命科学研究科、新潟県農業総合研究所) ③ ユリへの植物ウイルス接種系の確立と抵抗性評価 ユリへのウイルス接種・検出系を確立し、①・②で作出したユリ 形質転換体のウイルス抵抗性を評価する。 (東京大学大学院農学生命科学研究科、新潟県農業総合研究所) 5 達成目標 ユリの主要植物ウイルス PlAMV、LMoV に対して最適な複合抵抗性を 誘導するユリ形質転換体を作出し、それらウイルスに対する抵抗性を 評価する。 6 期待される効果・貢献 植物ウイルス病による農産物被害の低減、バイテクを利用した高付 加価値品種開発が期待でき、我が国農産物の輸出力強化、産地のブラ ンド力向上に貢献すると期待される。 【連絡先 国立大学法人 東京大学大学院農学生命科学研究科 03-5841-5055】 28009A 植物ウイルスに対するテーラーメイド抵抗性を付与した高付加価値花卉の開発
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