平成 28 年度「久留米市高齢者実態調査」、「久留米市介護保険サービス事業所調査」 及び「主介護者の介護の実態と介護者支援のあり方に関する調査」業務委託仕様書 1.委託業務名 平成 28 年度「久留米市高齢者実態調査」 、 「久留米市介護保険サービス事業所調査」 及び「主介護者の介護の実態と介護者支援のあり方に関する調査」業務 2.業務委託期間 契約締結の翌日から平成 29 年 3 月 31 日まで 3.業務内容 (1)久留米市高齢者実態調査、調査票設計、調査結果集計、分析業務 (2)久留米市介護保険サービス事業所調査、調査票設計、調査結果集 計、分析業務 (3)主介護者の介護の実態と介護者支援のあり方に関する調査結果集 計及び分析業務 4.事業主管課 (1)健康福祉部長寿支援課 (2)及び(3)健康福祉部介護保険課 5.業務の目的 平成 30 年度から平成 32 年度を計画期間とする「久留米市第7期高齢者福祉計画及び介護保 険事業計画」の策定における基礎資料とする。なお、それぞれの調査目的は以下のとおり。 (1) 高齢者の日常生活や健康状態、社会参加状況等を調査しその実態を明らかとすることで、 地域や高齢者の課題等を把握するとともに、今後の介護保険給付の推計の基礎となる各 種情報の収集を図る。 (2) 介護保険サービス事業所における従業者の確保・雇用管理の状況やサービスの質の向上 を図るための取り組みについて調査し、その運営状況を把握する。 (3) 介護の実態について調査し、「高齢者等の適切な在宅生活の継続」と「家族等介護者の 就労継続」の実現に向けた介護サービスのあり方を把握する。 6.業務内容 (1)久留米市高齢者実態調査業務 ① 対象者 市内の高齢者(65 歳以上)計 6,000 人程度(無作為抽出) ※対象者内訳(要介護認定を受けていない者、在宅要支援認定者、在宅要介護認定者) は久留米市と別途相談すること。 ② 調査実施時期 平成 28 年 12 月上旬から(予定) ③ 調査準備 ・調査票の印刷製本(発送用封筒・返信用封筒の印刷製本、対象者リスト作成は市対応) -1- ・調査票の封入・封緘、宛名ラベル貼付(ラベルは市提供、発送・回収は市対応) ・調査票回答に係る督促・お礼ハガキ印刷(ラベルは市提供、発送は市対応) ④ 調査票企画設計 ○ 「久留米市第7期高齢者福祉計画及び介護保険事業計画」策定へ向けて、高齢者の生 活や介護等に関する状態や意識、ニーズ等、また、介護保険サービス事業所の運営状 況等を把握・分析するための調査項目を、次の視点を踏まえた上で久留米市と協議の 上、設定する。 ・ 国が推奨する日常生活圏域ニーズ調査の項目を踏まえて調査項目を設定し、調査票 を作成する。 ・ 日常生活圏域ごとの特殊性の把握 ・ 可能な限り、平成 25 年度に久留米市が実施した「久留米市高齢者実態調査」(以下 「前回調査」という。 )との経年比較が可能な調査項目を設定する。 ・ 市独自で検討した調査項目についての企画設計を共同で行う。 ・ その他第7期計画策定へ向けて国の発出する各種情報を踏まえ、久留米市と協議の 上調査項目を設定する。 ○ 調査項目、質問文、回答選択肢の提案(原案は久留米市との協議により作成) ○ 調査票レイアウト設計 ⑤ 調査項目 ・前回と同程度(参考:前回調査項目 計 128 問) ⑥ 調査の実施 ・調査区域:久留米市全域 ⑦ 回収率 ※前回調査と同程度以上の回収率を達成すること。 前回有効回収率:65.1%(区分無回答を含む) (内訳:一般高齢者 63.7% 要支援認定者 60.5% 要介護認定者 42.0%) ⑧ 集計分析・報告書作成 アンケート調査の結果を集計し、高齢者の生活・介護等に関する状態や意識・ニー ズ(特に日常生活圏域等ごとのニーズ)、調査対象が抱える課題の抽出や分析、前回 調査との比較分析を行う。分析内容については、久留米市と十分に協議すること。 ・回収調査票のデータ入力・集計(表、グラフ作成)・分析 ⑨ 報告書 100 頁程度の本冊及び 40 頁程度の概要版の作成(いずれも電子データ一式) なお、集計前の入力データをエクセル形式で納入すること。 納品は平成 29 年 3 月下旬を予定。 -2- (2) 久留米市介護保険サービス事業所調査業務 ① 対象者 市内の介護保険サービス事業所 計 600 件程度(市内全事業所) 調査区分 備考 訪問介護、訪問入浴介護、訪問看護、訪問リハビリテーション、 ⅰ 在宅系サービス 通所介護、通所リハビリテーション、定期巡回・随時対応型訪 問介護看護、認知症対応型通所介護、小規模多機能型居宅介護、 複合型サービス、福祉用具貸与、福祉用具販売 短期入所生活介護、短期入所療養介護、特定施設入所者生活介 ⅱ 施設系サービス 護、認知症対応型共同生活介護、介護老人福祉施設、介護老人 保健施設、介護療養型医療施設、地域密着型介護老人福祉施設 入所者生活介護 ⅲ 居宅介護支援事業所 - ② 調査実施時期 平成 29 年 1 月中旬から(予定) ③ 調査準備 ・調査票の印刷製本(発送用封筒・返信用封筒の印刷製本、対象事業所リスト作成は市対 応) ・調査票の封入・封緘、宛名ラベル貼付(ラベルは市提供、発送・回収は市対応) ・調査票回答に係る督促・お礼ハガキ印刷(ラベルは市提供、発送は市対応) ④ 調査票企画設計 ○「久留米市第7期高齢者福祉計画及び介護保険事業計画」策定へ向けて、介護保険サー ビス事業所の運営状況等を把握・分析するための調査項目を、次の視点を踏まえた上で 設定する。 ・第7期計画策定へ向けて国の発出する各種情報を踏まえ、久留米市と協議の上調査項 目を設定する。 ○調査項目、質問文、回答選択肢の提案(原案は久留米市と協働により作成) ○調査票レイアウト設計 ⑤ 調査項目 ・前回と同程度(参考:前回調査項目 計 20 問程度) ⑥ 調査の実施 ・ 調査区域:久留米市全域の対象事業所 ⑦ 調査票回収率 ・前回調査と同程度以上の回収率を達成すること。 -3- ・前回有効回収率 83.7% (内訳①在宅系サービス 83.4%、②施設系サービス 79.7%、 ③居宅介護支援事業 90.9%) ⑧ 集計分析・報告書作成 アンケート調査の結果を集計し、介護保険サービス事業所の運営状況等について、調 査対象が抱える課題の抽出や分析を行う。分析内容については、久留米市と十分に協議 すること。 ・回収調査票のデータ入力・集計(表、グラフ作成)・分析 ⑨ 報告書 150 頁程度の報告書(概要版については要協議、電子データ一式) なお、集計前の入力データをエクセル形式で納入すること。 納品は平成 29 年 3 月下旬を予定。 (3) 主介護者の介護の実態と介護者支援のあり方に関する調査結果集計及び分析業務 ① 対象者 在宅で生活する要支援・要介護認定を受けている方と主介護者(対象:計 800 件程度) ② 調査実施時期 平成 28 年 12 月上旬を予定(ただし、調査票の配布、回収は久留米市で実施する予定) ③ 調査準備 ・調査票の印刷製本(発送用封筒・返信用封筒の印刷製本、対象事業所リスト作成は市対 応) ・調査票の封入・封緘、宛名ラベル貼付(ラベルは市提供、発送・回収は市対応) ・調査票回答に係る督促・お礼ハガキ(ラベルは市提供、発送は市対応) ④ 調査項目 ・今後の国からの通知や資料の開示等により協議する予定。なお、久留米市独自の調査 項目を設定する予定はなし。(参考:国が例示した調査項目 計 20 問) ⑤ 調査の実施 ・ 調査区域:久留米市全域 ⑥ 集計分析・報告書作成 アンケート調査の結果を集計し、主介護者の介護の実態と介護者支援のあり方につい て、調査対象が抱える課題の抽出や分析を行う。分析内容については、久留米市と十分 に協議すること。 ・回収調査票のデータ入力・集計(表、グラフ作成)・分析 ※今後の国からの通知や資料の開示等により協議する予定。なお、久留米市独自の調 -4- 査を実施する予定はなし。 報告書の納品は平成 29 年 3 月下旬を予定。 (4)調査の進め方(各業務共通) ① 企画及び調査票作成について ア 久留米市と適宜かつ十分に協議(検討・打ち合わせ)を行うこと。 イ 効果的な調査となるよう、久留米市に対し積極的に情報提供及び提案を行うこと。 ウ 対象者が回答しやすいよう、設問やレイアウトが分かりやすく読みやすいものにな るよう工夫すること。 ② 集計について ア 集計方法については、必要に応じて久留米市に相談するものとする。 イ 久留米市と協議したスケジュールに基づいて集計作業を進めること。 ③ 分析について 久留米市及び分析者と十分協議のうえ、データの加工・図表作成等を行うこと。ま た、集計結果から潜在的な久留米市への要望等の把握に努めるとともに、久留米市の 施策等の評価測定の視点を入れて実施し、市政への活用を十分に意識した分析を行い、 報告書の作成に努めること。なお、分析者は貴事業所内外の者如何を問わないが、専 門的な知識を有し、前段の要求に応えることのできる者とする。 ④ 報告書の作成について ア 報告書は「分かりやすく読みやすく視覚に訴える」を念頭に作成すること。文章の 工夫のほか、図解やグラフを効果的に用いること。 イ 報告書の作成は、久留米市と事前協議を行い、その要望を踏まえた分析内容とする こと。 ウ 「③ 分析について」に記述のとおり、市政への活用を十分に意識した分析を行い、 報告書の作成に努めること。 -5- (5)主なスケジュール(予定) ①久留米市高齢者実態調査業務 日 程 業 10 月下旬 ・調査票(案)の企画設計〆切 11 月下旬 ・調査票完成 ~ H28 年 12 月上旬 12 月中旬 12 月下旬 ~1月 H29 年 務 2 月中旬 ~3 月上旬 3 月下旬 ・印刷、発送準備 ・調査開始(調査票発送) ・調査締切(調査票回収) ・お礼状(督促状)送付 ・集計開始 ・分析 ・成果物(概要版)の納品 ・最終成果品(報告書)の納品 ②久留米市介護保険サービス事業所調査業務 日 程 業 務 ・調査票(案)の企画設計 H28 年 11~12 月 ・調査票完成 ・印刷、発送準備 ・調査開始(調査票発送) 1 月中旬 ・調査締切(調査票回収) ・お礼状(督促状)送付 H29 年 2 月中旬 3 月下旬 ・集計開始 ・分析 ・最終成果物(報告書)の納品 ③主介護者の介護の実態と介護者支援のあり方に関する調査結果集計及び分析業務 日 程 10 月下旬 H28 年 11 月下旬 12 月上旬~ 1 月下旬 H29 年 ~2 月 3 月下旬 業 務 ・調査票(案)の企画設計〆切 ・調査票完成 ・印刷 ・調査実施(久留米市作業) ・調査票渡し ・入力及び集計 ・分析 ・最終成果品(報告書)の納品 -6- (6)その他特記事項 ①調査票の回収と個人情報の取扱いについて 本業務に関連して知りえた久留米市の機密に関する事項及び個人情報は、契約期間中の みならず契約終了後においても、第三者に漏らしてはならない。 また、個人情報の取り扱いについては、回収率に影響を及ぼす可能性が高いため、アン ケート調査へ回答する市民の協力を得られるように工夫すること。 ②情報収集 高齢者福祉及び介護保険事業に係る国や福岡県の施策についての動向について常に情報 収集に努め、必要に応じてもしくは久留米市の求めに応じて提出すること。 ③資料の貸与 業務の遂行上必要な資料で久留米市が所有しているものについては、貸与する。 ④その他 その他本仕様書に定めのないことについては、久留米市と協議の上決定するものとする。 7 法令等の遵守 ・本業務の実施にあたっては、本仕様書のほか関係法令、規則等を遵守すること。 8 権利関係 (1)本業務における成果物の取扱い ①本業務の履行に係る成果物の所有権は全て市に帰属する。 ②成果物が著作権法(昭和45年法律第48条)第2条第1項第1号に規定する著作物(以 下「著作物」という。 )に該当する場合には、当該著作物にかかる受託者の著作権(著作権 法第21条から第28条までに規定する権利)を当該著作物の引き渡し時に市に無償で譲渡 するものとする。 (2)著作権・知的財産権の使用 ①本業務の履行に際し、第三者の著作権、特許権、その他権利を使用する場合は、受託者が その使用に関する一切の責任、費用負担を負うものとする。 ②上記にかかわらず、市がその方法を指定した場合は、その限りでない。 9 暴力団排除に関すること ・受託者は、暴力団排除に係る条項を記載した誓約書を提出すること。 ・市が、暴力団排除措置を講ずるための照会を福岡県久留米警察署に行うため、受託者は役 員等調書及び照会承諾書を提出すること。 なお、受託者は、本業務の履行に当たって次に掲げる事項を遵守しなければならない。 ・暴力団から不当要求を受けた場合は、毅然として拒否し、その旨を速やかに市に報告する とともに、所轄の警察署に届出を行い、捜査上必要な協力を行うこと。 -7- ・暴力団等から不当要求による被害又は履行妨害を受けた場合は、その旨を速やかに市に報 告するとともに、所轄の警察署に被害届けを提出すること。 ・排除対策を講じたにもかかわらず、履行に遅れが生じるおそれがある場合は、速やかに市 と作業日程に関する協議を行うこと。 10 その他 (1)業務上取扱う個人情報の保護については、久留米市個人情報保護条例に則り適切に措置す ること。 (2)契約に際しては、久留米市暴力団排除条例に基づき、市が定める「誓約書」を提出するこ と。 (3)受託事業者は、業務の実施にあたっては、障害を理由とする差別の解消の推進に関する法 律(平成25年法律第65号。以下「障害者差別解消法」という。)を遵守するとともに、市 の取扱いに準じて、障害者に対する合理的配慮の提供に努めるものとする。 (4)その他必要な事項は、市と受託事業者が協議のうえ決定する。 -8-
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