東北地域金融機関との連携推進プログラム (2016-2018)

東北地域金融機関との連携推進プログラム
(2016-2018)
-豊富なネットワークを活かした企業支援と地域経済活性化に向けてー
平成28年9月15日
東北経済産業局
1.金融連携推進プログラム(2016-2018) 策定の背景
○平成15年頃から、金融庁の「リレーションシップバンキングの機能強化に関する
アクションプログラム」 等を背景に、産業クラスター計画の推進等において東北経
済産業局と地域金融機関との協力関係の構築が開始。
○平成19年に「地域金融機関との連携による企業支援のためのプロジェクトチーム
(金融PT)」を東北経済産業局内に設置し、メーリングニュース配信や個別訪問
等を行うなど、地域金融機関との対話、協力関係の構築が促進。
○平成22年7月、東北経済産業局として「東北地域産業活性化のための地域金融機
関との連携推進プログラム(平成22~24年度)」を策定し取組を強化したが、
平成23年3月に東日本大震災の発生により取組を一時休止。
○平成23年5月、金融庁は「中小・地域金融機関向けの総合的な監督指針」を改正
し、経済産業局等との連携強化が盛り込まれる。
○平成24年8月に「認定支援機関制度」が開始し、東北ほぼ全ての金融機関が認定
支援機関となった。これにより、金融機関による企業の本業支援等と経済産業省の
企業支援等との間で、連携できる分野が大きく拡大している。
1
2.金融機関連携推進プログラム(2016-2018)の基本的な考え方
地域金融機関と東北経済産業局との情報共有・連携強化を図り、それぞれの強みと特徴を
活かしつつ、地域産業の育成や中小・小企業企業の経営力向上支援、さらには地方創生に
繋がる取組を実施する。
基本的な考え方
(連携イメージ)
1.金融機関の企業支援力強化に
より、企業等の新事業展開・経
営力を向上。
2.産学金官の豊富なネットワー
クを活用し、企業支援や産業振
興、地方創生等の個別課題に対
応。
当局と地域金融機関との
「WIN-WIN連携」で、
地域経済の活性化を促進
東北経済
産業局
○事業段階に応じた多様
な企業支援施策の展開
○広域的な産学官ネット
ワークの活用
○柔軟なフットワーク
東北地域の
金融機関
○地域に密着した営業網
と産学金官ネットワーク
○地域の実情に応じた柔軟
な本業支援
○地域情報の収集力と
その蓄積
東北地域
企業・経済の
活性化!
2
3.金融連携推進プログラム(2016-2018)における取組
〈施策ニーズ等に応じて、オール東北経済産業局として対応する取組み〉
(1)地域情報、施策
情報の共有促進
金融機関との意見交換・ディ
スカッション等を通じ、地域
情報、施策情報等の共有を促
進。
○金融機関訪問、意見交換会
等を通じた意見交換等
○テーマ別の勉強会・研究会
の実施
○メルマガを通じた情報提供
等
(2)個別施策の活用促進
金融機関との連携・協力による支援施策の活用促進、事業推進。
☆キーワード☆
認定支援機関、復興支援、復興ツーリズム、観光、経営力向上計画、ものづく
り補助金、持続化補助金、研究開発(サポイン)、IoT、ロボット、設備投資、
新事業展開、成長産業育成(次世代自動車、医療機器、航空機等)、創業、ベ
ンチャー、人材育成、税制、UIJターン、支援人材ネットワーク、事業再生、
事業承継、知的財産活用、ブランド化、海外展開、TPP活用、地域資源・ふ
るさと名物活用、再エネ・省エネ、ローカルベンチマーク 等
(3)金融機関の取組への協力、橋渡し
金融機関主催事業へ協力し、課題に応じて全国支援機関等への橋渡しを実施。
※写真など挿入
○当局担当職員・地域サポーターが出向き、取引先企業などに施策等を説明
○販路開拓事業など、金融機関が主催する事業への後援名義の使用を承認
○オール経済産業省として、中小機構、ジェトロ、クールジャパン機構、産業
技術総合研究所、NEDO、東京中小企業投資育成会社等の関係支援機関へ
の橋渡し 等
3
(実施例)金融連携推進プログラム 2016 ①
(1)地域情報、施策情報の共有促進
例:平成28年2月2日
当局(地域経済課)と金融機関等との間で「連携推進」をテーマ
に意見交換会を実施。今回は国立研究開発法人も意見交換に参加。
例:平成28年6月10日
金融機関・信用保証協会を対象に「ローカルベンチマークの活用
に向けた説明会」を実施。
(2)個別施策の活用促進
例:平成28年3月22日
当局と株式会社荘内銀行、山形県知財総合支援窓口が、山形県内
の中小企業等の知的財産活用促進及び知財金融の促進を図るため
連携協定を締結。
例:平成28年9月(予定)
信用金庫等と連携し、支援企業の発掘から経営課題の抽出、支援
体制の構築等を支援する「ステップ・ゼロからの支援プロジェク
ト」を開始。
4
(実施例)金融連携推進プログラム 2016 ②
(3)金融機関の取組への協力、橋渡し
例:平成28年2月~3月
東北各地において金融機関等が主催する施策説明会に参加し、当局職員
(各県サポーター等)による施策活用相談を実施。
例:平成28年6月21日
会津商工信用組合が主催する「平成28年度第1回しんくみ会津地域
プラットフォーム構成機関連絡協議会」に参加。主要施策を紹介。
例:平成28年6月23日
二本松信用金庫が主催する「平成28年度経済産業省の施策と補助金
等の説明会」に当局職員が講師として参加。同金庫職員と取引先企業
に対して主要施策を紹介。
例:平成28年7月15日
福島県及び福島県内に本支店を有する銀行等が協定機関として主催す
る「平成28年度オールふくしま中小企業・小規模事業者経営支援連
絡協議会全体会議」に顧問機関として参加。
例:平成28年7月23日
青森銀行が主催する「施策活用相談会」に当局職員(青森県サポー
ター)が講師として参加。若手企業経営者等に対して直接、施策活用
をアドバイス。
5