リート・ウィークリーレポート - DIAMアセットマネジメント

情報提供資料
リート・ウィークリーレポート(2016/9/13)
マーケットデータ(2016/9/9)
※リート平均配当利回りは2016年8月末時点
リート指数
為替(対円)
リート平均
金利
終値
騰落率
配当利回り
(%)
終値
騰落率
先進国(含日本)
862.41
-4.2%
3.77
先進国(除日本)
855.65
-4.6%
3.83
日本
389.71
+0.1%
米国
1203.49
-3.9%
米ドル
102.69
910.66
-1.5%
カナダドル
1161.48
-2.4%
英国
81.24
豪州
(%)
-0.02
3.14
-1.2%
1.67
3.63
78.71
-1.6%
1.15
5.60
ユーロ
115.35
-0.5%
0.01
4.00
-2.2%
英ポンド
136.24
-1.4%
0.86
3.63
672.23
-3.3%
豪ドル
77.44
-1.6%
1.96
4.27
シンガポール
526.84
+1.3%
75.58
-1.0%
1.72
6.20
香港
634.04
+1.1%
13.23
-1.3%
0.85
4.05
カナダ
欧州(除英国)
シンガポール
ドル
香港ドル
(出所:S&P、BloombergのデータをもとにDIAM作成)
※騰落率については、原則先々週末(営業日ベース)の値を基に算出し小数点第2位を四捨五入して表示。
※【リート指数】・【リート平均配当利回り】先進国(含日本)・先進国(除日本)、日本・米国・カナダ・欧州(除英国)・英国・豪州・シンガ
ポール・香港:S&P 先進国 REITインデックス(円換算ベース、配当込み、為替ヘッジなし)、S&P 各国・地域 REIT インデックス(現地通貨
ベース、配当込み、為替ヘッジなし)の値および平均配当利回り。
※【為替】NY市場終値。※【金利】各国・地域の10年国債利回り。ただし欧州(除英国)はドイツ10年国債利回りを使用。
リート市場の動き
【直近3カ月間:2016/6/9~2016/9/9】
(ポイント)
1,200
950
890
800
830
400
770
0
6/9
【2004/3/31~2016/9/9】
(ポイント)
7/9
8/9
9/9
(月/日)
04/3
06/3
08/3
10/3
12/3
14/3
16/3
(年/月)
(出所:S&PのデータをもとにDIAM作成)
※先進国(含日本)のREITインデックスのグラフデータ:S&P先進国REITインデックス(円換算ベース、配当込み、為替ヘッジなし)
※巻末のご注意事項等を必ずご確認ください。※上記は過去の実績であり、将来の市場動向を保証するものではありません。
商 号 等 / DIAMアセットマネジメント株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第324号
加入協会/ 一般社団法人投資信託協会
一般社団法人日本投資顧問業協会
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リート・ウィークリーレポート
マーケット動向(2016/9/5~2016/9/9)
【日本】
J-REIT市場は小幅に上昇しました。円安進行が一服し、輸出関連銘柄からリートを含む内需株への資
金シフトが一部みられました。三鬼商事の発表によると、8月の東京都心5区(千代田区、中央区、港区、
新宿区、渋谷区)のオフィス賃料は32カ月連続で上昇し、空室率も7月に続き低下しました。今週は日銀
によるJ-REITの買入れは行われませんでした。
【米国】
米国リート市場は下落しました。前週発表の雇用統計に続き、8月のISM非製造業景況指数が市場予想
を下回るなどしたため、利上げ観測が後退し、週前半は落ち着いた相場展開となっていましたが、ボス
トン連銀総裁の早期利上げに肯定的な発言を受け、9月利上げ懸念が急速に高まり週末にかけ急落しまし
た。なお、5日の米国市場は休場となっています。
【欧州】
欧州リート市場は下落しました。9月のECB(欧州中央銀行)理事会では、利下げと資産買入れの拡大
がともに見送られたうえ、緩和政策の期間延長についての議論もなされず、市場予想よりもタカ派的と
の見方が広がりました。更にFRB(米連邦準備制度理事会)高官が利上げに肯定的な発言を行ったことで、
金利上昇への警戒感が急速に高まりました。
【豪州】
豪州リート市場は下落しました。6日のRBA(豪州準備銀行)理事会では大方の予想通り、政策金利を
1.50%に据え置くことが決まりました。翌日に発表された2016年4-6月期実質GDP(国内総生産)は前
年比+3.3%と4年ぶりの高成長となったこともあり、追加の利下げ期待が後退したことでリートは利益
確定の売りに押されました。
【アジア】
アジアリート市場は上昇しました。米国の9月利上げ観測の後退に加え、中国主要企業の決算が想定以
上に底堅い内容を示したことが、域内の市場心理改善に繋がったとみられます。シンガポールの金融当
局は、住宅価格下落の一因と言われている住宅取得に関わる規制について、目先緩和する予定はないと
の声明を出しています。
トピックス
■
シンガポールリートの決算動向(シンガポール)
シンガポールリートが発表した2016年第2四半期の決算では、商業施設、オフィス、産業用施設とも
賃料上昇傾向を維持するリートがある一方で、下落に転じるリートも散見されました。
オフィスについては、移転需要が小規模なものが大半であったこともあり、新規開発物件のリーシング
が進まず、Aクラスオフィスの市場賃料が下落しています。リートの賃料は、市場賃料と比較して既存テ
ナントの賃料が安いリートについては上昇している一方、高いリートについては弱含む結果となりまし
た。商業施設については、シンガポールの小売売上が低迷する中で、リニューアル期間や競合出店によ
る影響から売上が低迷した施設については賃料が下落しましたが、立地が良くテナントの売上が横ばい
圏もしくは上昇を維持しており、既存テナントの賃料が安いヴィヴォシティのような物件については賃
料増が確認されています。産業施設では、製造業景況指数が低迷していることもあり、大半のリートは
芳しくない結果でしたが、アセンダスREIT(シンガポール・産業)のように賃料が上昇しているリート
もみられました。このように、保有する物件の良し悪しによって、賃料更改時の変化率に大きな格差が
ついていることが、今回の決算の特徴であったと考えられます。
※巻末のご注意事項等を必ずご確認ください。※上記は過去の実績であり、将来の市場動向を保証するものではありません。
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各国・地域別グラフ(2016/6/9~2016/9/9)
《日本》
(ポイント)
440
※各国および地域のリート指数、為替の使用
データについては、P.1「マーケットデータ」の
注記をご参照ください。
日本リート指数
410
380
350
6/9
7/9
8/9
《米国》
(ポイント)
1,350
9/9
(月/日)
(円)
米国リート指数
1,250
109
1,150
102
1,050
6/9
7/9
8/9
9/9
1,280
95
6/9
(月/日)
《欧州(除く英国)》
(ポイント)
米ドル/円
116
7/9
(円)
欧州リート指数
125
1,060
115
950
9/9
(月/日)
ユーロ/円
135
1,170
8/9
105
6/9
7/9
8/9
《英国》
(ポイント)
89
6/9
9/9
(月/日)
(円)
英国リート指数
170
81
155
73
140
7/9
8/9
9/9
(月/日)
英ポンド/円
125
65
6/9
7/9
8/9
9/9
(月/日)
6/9
7/9
8/9
9/9
(月/日)
(出所:S&P、BloombergのデータをもとにDIAM作成)
※巻末のご注意事項等を必ずご確認ください。※上記は過去の実績であり、将来の市場動向を保証するものではありません。
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《豪州》
(ポイント)
750
(円)
豪州リート指数
88
700
83
650
78
600
豪ドル/円
73
6/9
7/9
8/9
9/9
《シンガポール》
(ポイント)
540
6/9
(月/日)
(円)
シンガポールリート指数
88
500
83
460
78
420
73
6/9
《香港》
(ポイント)
650
7/9
8/9
9/9
6/9
(月/日)
(円)
香港リート指数
14.9
600
14.1
550
13.3
500
12.5
6/9
7/9
8/9
9/9
(月/日)
6/9
7/9
8/9
9/9
(月/日)
シンガポールドル/円
7/9
8/9
9/9
(月/日)
香港ドル/円
7/9
8/9
9/9
(月/日)
(出所:S&P、BloombergのデータをもとにDIAM作成)
【各指数の著作権等】
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(円換算ベース、配当込み、為替ヘッジなし)、S&P 各国・地域 REIT インデックス(現地通貨ベース、配当込み、為替ヘッジ
なし)はS&P ダウ・ジョーンズ・インデックスLLCが所有しており、DIAMアセットマネジメント株式会社に対して使用許諾が
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ものではありません。
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