平成 28 年 9 月 15 日 関 係 各 位 東京大学国際本部 日本語教育センター長 関 村 直 人 東京大学日本語教育センター非常勤講師の公募について 本センターでは,下記の通り非常勤講師若干名を公募いたしますので,お知らせいたします。 Ⅰ.職務内容等 本学の留学生・外国人研究者等(主な対象は 20 代後半-30 代の研究留学生)に対する初級~中上 級の日本語教育,及びそのために共同で行う教育方法開発等への参画 勤務期間は,平成 29 年 4 月-30 年 3 月(勤務状況等により,年度単位で更新の可能性があります。) 当該勤務期間に週 2 日以上出勤し,原則として授業を週 4 コマ以上担当(1 コマ 100 分), あわせて授業に関連する職務(教材作成,提出物のチェックなどの他,年数回のミーティング・開講式等 への出席なども含む)を担当していただきます。 報酬は,本学所定の基準に基づき支給されます。 Ⅱ.応募要件 1.勤務上の要件 上記職務内容に対応できる方。当該勤務日は本センターに専念していただ ける方を望みます。 * 応募時点では,29 年度の「勤務可能な曜日」を特定して届け出ていただくことは必要ありません。 * ご担当いただく曜日は,届け出られた「勤務可能な曜日」よりも少なくなる場合もあります。 2.学歴 大学院修士課程を修了している方(平成 29 年 3 月までに修了見込みの方を含みます)。 3.日本語教育歴 年齢に相応の日本語教育歴のある方。目安としては,30 歳で約 3 年,40 歳で約 8 年以上(ただし,「個人教授」「TA」は日本語教育歴の計算に含めません)。 4.日本語教授者としての要件 下記の各項をすべて満たす方。 (1) 初級~中上級学習者に,一般の教材や本センターの開発教材を用いて,学習者が学んだ ことを教室外の実際の日本語使用に活かせるように指導できる方。 (2) 日本語教育学界の研究の蓄積と最近の動向を把握し,また特定の教育テーマ(たとえば 会話教育・作文教育・聴解教育・読解教育・漢字教育など)についての関心と識見を そなえ,それらを踏まえた効果的な教育と教材作成を行う意欲をお持ちの方。 (3) ご自身のこれまでの他機関における教育経験・教育信念を活かしつつも,それにとらわれす ぎずに,他の教授者と協働して,本センターの学習者の実状にふさわしい新しい日本語教育 を追究できる柔軟性をお持ちの方。 Ⅲ.応募・選考の日程など 1.応募期限・方法 12 月 15 日(木)必着で,下記Ⅳの「応募書類」(1)~(7)を,「〒113-8654 東京都文京区本 郷 7-3-1 東京大学日本語教育センター長」あて郵送してください(封筒表面左下に「非常勤講 師応募」と朱書。持参不可)。 なお,応募書類はお返ししません。 2.第 1 次選考: 書類選考 12 月 26 日(月)をめどに結果を(通過の場合は第 2 次選考の日時も)e メールで通知します。 3.第 2 次選考: 面接・模擬授業等の実施 第 1 次選考通過者を対象に,2017 年 1 月 12 日(木),14 日(土)のいずれかに,時間帯を 指定して,本センター(東京大学本郷キャンパス内)で面接・模擬授業等を実施します(下記Ⅳ- (7)参照)。所要時間は 60 分程度です。なお,その際の交通費は応募者の負担とします。 選考は第 2 次選考までとし,採否は 1 月末をめどにお知らせします。 Ⅳ.応募書類 Ⅲ-1の「応募書類」は下記の通りです。いずれも A4 判の紙にワープロで記してください。 (縦長・横書き,下記各項ごとに紙を変え,(2)以下については,それぞれの最初の頁に(2),(3),…の番号と 表題( 部)を記してください。氏名は,(2),(3),… ごとに各 1 箇所,最初の頁の右上にのみ記してください。) (1) 履歴書 年齢は 2017 年 4 月 1 日現在,他の情報は応募時現在で記してください。生年 は西暦で,連絡先は日本国内の郵便宛先・電話番号および「12 月下旬から 2 月にかけて メールを読めるメールアドレス」を記してください。写真も貼付してください。 (2) 日本語教育に関する受講歴 大学・大学院での日本語教授者を養成する科目や,その他 の養成講座・研修等(現職者対象の研修も含む)の受講歴を,受けた教育(研修)内容の概要 がつかめるように記してください(特に,実習を受けた場合は,そのボリューム・概要を記して ください)。日本語教育の実際のスキルを,これらの受講よりも,主として「実際に日本語 教育に従事しながら身につけた」場合は,それについて記してください。 (3) 日本語教育歴 これまで所属された機関ごとに,①機関名,②勤務形態(専任・非常勤 の別など),③在任期間(始期・終期および在任月数 〈 1 年以上の場合も,例えば「2 年 3 か月」 ではなく「27 か月」のように月数で記載〉),④担当したレベル,⑤学習者の国籍・年齢など, ⑥使用した主な教科書,⑦週あたり勤務日数・担当時間数(当該機関での各コースの計)を 記してください。 その上で,最後に,日本語教育に従事した期間の合計を「〇年〇か月」の形で記してくださ い。(ただし,「延べ」ではなく,複数の機関が重複した期間は,いずれか一方のみを数えてください。 個人教授や TA は記しても構いませんが,「従事した期間」の計算には含めないでください。) (4) 主要研究業績表 修士(博士)論文・口頭発表も記して可。現物やコピーの添付は,この 段階では不要(1 次選考通過の方には業績の一部の現物かコピーの提出をお願いすることがあります)。 (5) 授業案(教案) いわゆる「伝聞」の「そうです」について,学習者が意味・用法を理解 するだけでなく,実際にふさわしい状況でこの言い方が適切に使えるように,「具体的な 状況に基づく導入・練習」を中心に据えた授業を設計し,これを教案にまとめてください。 下記の条件に沿ってください。 a) 授業内容:この項目について,必要な文法的知識を伝えるだけでなく,学習者の生活 に即した状況を考慮した用法練習がふんだんに提供される授業内容を期待します。 b) 関連項目:①この項目以外にも,「人(外部)から得た情報やメッセージを,別の人に 伝える」場合に使う語で,一緒に教えたい(教えてもよい)と思われるものがあれば, 必要に応じて触れてください。②いわゆる「様態」の「そうです」は,既習とします。 学習者が 2 種の「そうです」の違いがつかめるように留意した教案を作成してくだ さい(ただし,この授業の主目的は,2 種の「そうです」の違いを理解すること自体にあるのでは なく,伝聞の「そうです」を適切に使う力を身につけることにあります)。 c) 学習者:世界各国からの留学生(20 代後半-30 代前半,母語はさまざま,約 10 人) d) レベル:初級後半 e) 教室での媒介語:基本的には使わないが,必要に応じて英語を, 節度をもって使用可 f) 時間:90~100 分(この範囲で任意。当該コマでこの項目の学習・練習は一通り終えるものとします) g) 授業案の書式:自由(本センターweb ページに掲載の書式を利用してもよいし,他の書式でも可) h) 分量:A4 判 3 枚以内(タスク等で補助教材を使う場合は,その概要がわかる資料を,授業案 本体の後に付け加えて提出。その資料も A4 判,枚数は本体と別に 3 枚以内とします) なお,下記のサイトに関連情報がありますので,応募される方は必ずごらんください。 http://www.nkc.u-tokyo.ac.jp/contents/information_j.html (「日本語教育関係の方へ」) * 授業案の審査は,応募者名が伏せられた状態で厳正に行われます。 (6)「日本語教育における私の現在の関心/問題意識」 (A4 判 1 枚以内) 関心のあるテーマ(例えば会話教育・作文教育・聴解教育・読解教育・漢字教育等)について, 授業設計や教材作成などをめぐって考えていることなど,各自の関心/問題意識を述べて ください。対象とする学習者のレベルは,初・中・上級を問いません。各自の教育体験や 教育観に基づき,できるだけ具体的に,実践可能な方向を探りつつお書きください。 (7) 第 2 次選考の日時に関する制約 第 1 次選考を通過した場合,2017 年 1 月 12 日(木), 14 日(土)のいずれかに,時間帯を指定して第 2 次選考を行います(上記 Ⅲ-3)。このうち ご都合の悪い時間帯があれば(制約がない場合もその旨)記してください。なお,制約 が多すぎると,対応できない場合があります。 Ⅴ.その他 本センターの詳細については,下記をごらんください。 http://www.nkc.u-tokyo.ac.jp/index_j.html 以 上 本件問合せ先:本センター事務担当(国際部 留学生・外国人研究者支援課) 徳久・小張 03-5841-2564
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