秋学期・月3・1学年・1.5単位 科 目 実験生態学研究法 (Advanced Ecology) 担当教員 下野 綾子、小沼 順二、森 英章、上野 真義 【1】 授業の目的と学習成果〔教育目標・期待される学習成果〕 生態学における数理的手法や遺伝学手法の実践から、生態系の基本構造とその研究方法を理解する。また、生態学的研究の環境保 全への取り組みを理解する。 〔教育目標〕 専門知識に裏打ちされた問題発見・解決能力の涵養。 〔期待される学習成果〕 自らの研究成果を分析し客観的に評価できるとともに、社会への貢献を考える。 【2】 授業計画 No. 1 群集生態学I:植物群集の構造(下野) 内 容 2 群集生態学II:植物群集の分類(下野) 3 群集生態学III:植物群集の多様性解析(下野) 4 実践保全生態学I:保全と生物種(森) 5 実践保全生態学II:保全と生態系(森) 6 実践保全生態学III:保全と人間(森) 7 数理生態学I:生態学データと表計算(小沼) 8 数理生態学II:表計算と関数(小沼) 9 数理生態学III:表計算とリスト(小沼) 10 分子生態学I:生態学における遺伝学的手法の活用(上野) 11 分子生態学II:遺伝子流動の定量化―遺伝構造、親子解析、個体識別(DNA鑑定)(上野) 12 分子生態学III:遺伝子流動を捉えるツール―遺伝的変異、遺伝マーカー(上野) 13 分子生態学IV:バイオインフォマティクス―データベース、プログラミング(上野) 14 分子生態学V:遺伝子組成の変化―集団遺伝学(上野) 15 分子生態学VI:植物の遺伝子やゲノムセットの進化―遺伝子重複、全ゲノム重複(上野) 【3】 到達目標 新しい研究分野に出会ったときに、独自の力で資料を調査し、手法を確立し、研究活動ができる能力を身につける。 【4】 授業概要 3コマごとの集中講義形式とする。講義およびコンピューターを用いた実習から、生態学における数理的手法や遺伝学手法を習得 する。また、生態学的研究の環境保全への取り組みの実践例を紹介する。 【5】 準備学習(予習・復習)等 紹介された書籍の関連部分や文献を予め読んで理解しておく。授業後は新たな文献の検索や資料の入手の実際を自ら試みる。 【6】 教科書・参考書・参考資料 適時、書籍ならびに関連文献を紹介する。 【7】 評価方法 レポート、発表、受講態度により評価する。それぞれの教員の配点は同じ比率とする。 【8】 オフィスアワー 基本的に講義終了後の1時間 【9】 関連科目 〔予め学んでおくとよい科目〕 保全生態学 生物学演習I・II、生物学特別研究I・II 〔この科目に続く内容の科目〕 生物学演習Ⅲ・Ⅳ、生物学特別研究Ⅲ・Ⅳ 【10】 その他 なし
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