超高齢社会における高齢者のトータルケア

■総監修
楽木 宏実 先生
大阪大学大学院医学系研究科 老年・総合内科学 教授
『認知症と骨粗鬆症』
日時:2016年9月26日(月)
【1回目】12:30~13:10【2回目】13:20〜14:00
場所:秋田大学大学院医学系研究科
臨床棟 5階 カンファレンスルーム(2)
■演者
小川 純人 先生
東京大学大学院医学系研究科 加齢医学(老年病科) 准教授
認知症を有する高齢者は様々な疾患を併発していることが多く、その一つとして骨粗鬆症が挙げられる。
わが国における要支援・要介護の要因として骨折・転倒や認知症の割合は高く、また大腿骨近位部骨折患者の
うち最も合併率が高いのが認知症であるといった報告などを含め、両者の関連性や連鎖が示唆されてきている。
しかし、日常診療において認知症診断に伴う認知症治療率は比較的高い一方で、合併頻度が高く生命予後にも
影響の大きい骨粗鬆症に対する治療率は十分とは言えない。その背景として、認知症高齢者に対する骨粗鬆症
管理の重要性や骨粗鬆症を簡便に診断できる方法が十分には浸透・普及していないことなどが考えられる。
今回の講演では、認知症高齢者に対する骨粗鬆症管理の重要性、簡便に骨粗鬆症を診断できるポイント、
骨粗鬆症治療薬選択の考え方、認知症の進行抑制に向けた薬物療法・非薬物療法とその可能性などについて紹
介する。
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