10月22日 - 茨城県教育委員会

第40回
茨城県
平成28年
10月22日
13:00∼15:30
౉႐
ήᢱ
大宮公民館塩田分館グラウン
大宮公
館塩
塩 分
分館グ
館グ
ド
西塩子の回り舞台 会場
西金砂神社田楽舞
︵常陸太田市︶
西塩子の子ども歌舞伎
︵常陸大宮市︶
古内大杉ばやし
︵城里町︶
潮来ばやし
︵潮来市︶
(常陸大宮市北塩子2163)
【出演団体】
「潮来ばやし」
潮来ばやし保存会
(潮来市)
「西金砂神社田楽舞」
西金砂神社田楽舞保存会
(常陸太田市)
「古内大杉ばやし」
古内大杉ばやし保存会
(城里町)
「西塩子の子ども歌舞伎」
西塩子の回り舞台保存会
(常陸大宮市)
主催:平成28年度茨城県郷土民俗芸能の集い実行委員会
(事務局:茨城県教育庁総務企画部文化課内℡029−301−5449)
共催:茨城県文化財保護協会 潮来市・常陸太田市・城里町・常陸大宮市各教育委員会
平成28年度文化庁文化遺産を活かした地域活性化事業
(文化芸術振興費補助金)
平成28年
平成28年
10月15
5日
10:30∼17:10
30∼17:10
ȮὨࡩঋɨ޹ʄ᱕‫چ‬ȯᣡ⟵޹ৄ࿥Ӳᏹ⟧̿Ҏ⟮Ὠࡩঋɨ޹ʄ᱕‫چ‬гওφ⟨
全国的にも数少ない「組立式農村歌舞伎舞台」
として茨城県有形民俗文化財指定
茨城県
第40回
出演団体紹介
いたこ
◆潮来ばやし 潮来ばやし保存会 潮来市/茨城県指定無形民俗文化財 そ が くま の
文治4年
(1188)
以来、800有余年の歴史と伝統があると伝えられる素鵞熊野神社の例大祭である潮来祇園祭禮は、8月第一
週の金曜日から日曜日までの3日間かけて行われ、市を上げて盛大に繰り広げられます。
名工と言われた彫刻師が精巧に彫刻を施した総重量4トンにもなる総ケヤキ造りの山車14台には、せり上がると身の丈10メー
トルもある大人形がそれぞれ載せられ、市内を曳き回されます。山車に乗った芸座連により潮来ばやしが奏でられ、祭禮に花が
添えられます。篠笛、大鼓、小鼓、すり鉦が醸し出す、この地方ならではの調べが、ある時は激しく、また時には哀調を帯び、優
雅に演奏されます。若衆と芸座連、
山車が一体となっての曲曳きは、
必見の価値があります。今回は、
「潮来ばやし」
伝承の中心となっ
ている潮来ばやし保存会が踊りを入れて、祭りの様子を再現します。
にし かな さ じん じゃ でん がく まい
◆西金砂神社田楽舞 西金砂神社田楽舞保存会 常陸太田市/茨城県指定無形民俗文化財
田楽舞は、古くから行われてきた農耕儀礼の際に、笛や太鼓を鳴らして歌い踊って奉納された民俗芸能に起源をもつといわれ、
西金砂神社田楽舞は古くからの形態を良く保っていることから、非常に貴重であるとされています。
金砂田楽の起源は平安期に溯り、天下泰平、五穀豊穣、万民法楽を祈願するために行われたものです。田楽舞は73年目毎に行
われる大祭礼
(大田楽)と7年目毎に行われる小祭礼
(小田楽)
の際に楽師の楽により4段の舞が奉奏されます。
西金砂神社の田楽は、
2間四方の舞台に斎竹を立て、
しめを張り、紅白の布を巻いた手すりをめぐらした仮舞台で行われ、第1段
「四
方固め」
、第2段
「獅子舞」
、第3段
「種子まき」
、第4段
「一本高足」という4段から構成されています。それぞれの段には世の中の
平穏無事と、農作物の豊穣を願う所作がおりこまれています。
ふる
うち おお すぎ
◆古内大杉ばやし 古内大杉ばやし保存会 城里町/城里町指定無形民俗文化財
古内大杉ばやしは、稲敷市の大杉神社が発祥とされる疫病退散の信仰が江戸時代中頃に古内地区へ伝わり、天狗面をかざしな
がら太鼓を叩いて踊ったのが始まりと言われています。
以前のお囃子や踊りは即興的なもので、演者によってまちまちでしたが、昭和60年に開催されたつくば科学万博に出演するの
を機に、現在の形にまとめられ
「古内大杉ばやし」と名付けられております。
そして、昭和62年4月には城里町無形民俗文化財に指定され、毎週1回の練習を重ねながら今日まで受け継がれています。
このお囃子の最大の特徴は、演奏楽器に酒樽が使われていることであり、関東各地に伝わる大杉囃子とは趣の異なった曲調と
なっています。
現在は、古内地区に住む小中学生とその保護者が中心となり、地域の祭りに参加したり介護施設訪問等の活動に励んでいます。
にし しお ご
◆西塩子の子ども歌舞伎 西塩子の回り舞台保存会 常陸大宮市/未指定無形民俗文化財
江戸時代の道具も残る組立式歌舞伎舞台
「西塩子の回り舞台」
(県指定有形民俗文化財)を平成9年に復活後、保存会では子ど
と き わ ず
まさかど
もたちを対象とした歌舞伎教室を行っています。今回ご披露するのは、常磐津伝承教室参加児童による舞踊
「将門」です。
たき や しゃ ひめ
けい せい きさ らぎ
おお やの みつ くに
平将門の娘滝鬼叉姫は傾城如月となり、将門の残党を詮議する君命を受けて相馬の古御所に忍び込んだ大宅光圀を色仕掛けで
味方に引き入れようとしますが、本性を見抜かれて立ち回りとなり姫は逃げ去ります。
今年は、舞台復活よりちょうど20年。これまで、この舞台に立った大勢の子どもたちが、この舞台を通じてふるさとに誇りを持ち、
地域の文化や伝統を引き継いでくれることでしょう。子どもたちの練習の成果と、私たち自慢の舞台を、じっくりご覧ください。