困ったときの知恵袋 YESYES-028 ねじ規格編 【相談】 相談】 親会社より、SP M16X2 で、「いちりんぶと」 のタップを 使用するようにとの指示がありました。 このタップは、どのようなタップですか? 【回答】 回答】 「 いちりんぶと」は、「一厘太」 いちりんぶと」は、 「一厘太」と書きますが、慣習語に 「一厘太」 と書きますが、慣習語に なるんだ。 答えとしては、約0.3mmオーバーサイズのスパイラル タップということになるね。 【解説】 解説】 ここでいう ”厘” は、尺貫法における長さの単位で、一厘は 1/100 寸にあたります。 一寸は30.3 (mm) ですので、一厘 = 30.3 (mm) ÷ 100 = 約0.303mm 約0.303 mmとなります。 mm となります。 従って、一厘太のタップとは、標準等級のタップより約0.3 従って、一厘太のタップとは、 標準等級のタップより約0.3mm 標準等級のタップより約0.3 mm大きい mm 大きいものということです。 大きい ものということです。 ※ 同様に、二厘太(にりんぶと)の場合は、約0.303× 同様に、二厘太(にりんぶと)の場合は、約0.303 × 2 = 約0.6 mm大きいものとなります。 mm 大きいものとなります。 ※ このようなオーバー量のタップは、 受注生産品となり、今回の問い合わせに関して言えば、 SP Ⅱ +0.3 M16× M16 × 2 (一厘太向け) となります。 ※SP Ⅱ+0.3 の M10〜 M10 〜 M30までは、特定流通品としてラインナップしております。 M30 までは、特定流通品としてラインナップしております。 尺・寸・分・厘 は、日本で昔使われて いた尺貫法 いた尺貫法の 尺貫法の計量の単位だよ。 一般的には、「何厘太」まで のタップが 使われているのかな? また、どんな業界で使われているのかな? 一般的には、「一厘太」や「二厘太」までが、よく使われていると思います。 ねじ加工後に厚い ねじ加工後に厚いメッキ 厚いメッキを施して使用するねじ部品を加工する メッキを施して使用するねじ部品を加工する際に、 を施して使用するねじ部品を加工する際に、このような 際に、このような オーバー量が大きいタップが利用されます。 厚いメッキを施すことを「ドブンと漬けてメッキをかける工程」より、 「ドブヅケメッキ」と呼ばれることがあります。 このようなタップは、 建設,橋梁,造船関連の業界で、多く使用されています 建設,橋梁,造船関連の業界で、多く使用されています。 ます。
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