平成27年度病院事業会計の決算見込み(PDF:80KB)

平成27年度病院事業会計の決算見込み
平成28年 9月 13日
千葉県病院局経営管理課
043(223)3959
平成27年度の病院事業会計の決算見込みがまとまりました。
収益合計は、428億5千万円、費用合計は、444億5千万円で、
当期の純損失は、前年度を6億円下回るものの、16億円となり、
前年度に引き続き赤字決算となりました。
さらに、安心安全な医療サービスの提供を心掛け、収益の確保に繋げて
まいります。
【決算見込みの概要】
平成27年度の収入は、医業収益が、がんセンターなどにおける患者数の減少が影響した
ことにより、前年度を3.4%下回りました。また、特別利益においても、会計基準の変更に
伴い昨年度計上した旧東金病院の資産除却に係る長期前受金戻入収益等が減少したこと
などにより、6億6,294万円の減少となったことから、収益全体では前年度を3.9%下回り、
収益合計は、428億4,928万円となりました。
一方、支出は、医業費用が、材料費の減などから前年度を0.1%下回り、また、特別損失
においても、旧東金病院の閉院に係る費用等が減少したことなどにより、23億2,399万円の
減少となったことから、費用全体では前年度を5.0%下回り、費用合計は、444億5,438万円
となりました。
この結果、当期の純損失は、前年度より5億9,887万円減少し、16億510万円の純損失と
なりました。
【収支の前年度比較表】
区 分
医 業 収 益
医 業 外 収 益
特 別 利 益
収 益 計
医 業 費 用
医 業 外 費 用
特 別 損 失
費 用 計
経常収支
純利益(損失)
平成26年度
平成27年度
31,804,990
30,727,946
11,678,857
11,660,190
1,124,079
461,144
44,607,926
42,849,280
42,276,776
42,221,695
2,179,890
2,201,446
2,355,236
31,242
46,811,902
44,454,383
△ 972,819 △ 2,035,005
△ 2,203,976 △ 1,605,103
増 減 額
△ 1,077,044
△ 18,667
△ 662,935
△ 1,758,646
△ 55,081
21,556
△ 2,323,994
△ 2,357,519
△ 1,062,186
598,873
(単位:千円)
増減率 (%)
△ 3.4
△ 0.2
△ 59.0
△ 3.9
△ 0.1
1.0
△ 98.7
△ 5.0
純利益(損失)の推移(単位:百万円)
2,000
1,500
1,000
500
0
△ 500
△ 1,000
△ 1,500
△ 2,000
△ 2,500
△ 3,000
△ 3,500
1,287
1,126
1,132
△ 1,417
△ 2,394
△ 1,444
△ 2,055
△ 1,649
△ 3,236
△ 1,925
180
△ 776
△ 1,249
純利益
(損失)
△ 1,605
△ 2,204
△ 2,450
H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27
病院別損益の前年度比較(単位:百万円)
がんセンター
救急医療センター
精神科医療センター
こども病院
循環器病センター
佐原病院
経常利益
+115
+19
+82
+183
△361
△820
純利益
+117
+17
+82
+181
△26
△722
14,500
13,000
がんセンター
H26
H27
11,500
こども病院
H26
H27
循環器病センター
H26
H27
10,000
8,500
7,000
13,946
12,963
救急医療センター
H26
H27
佐原病院
H26
H27
5,500
9,720
精神科医療
センター
H26
H27
4,000
5,106
2,500
117
17
△ 17
△ 500
8,487
8,271
5,289
1,000
634
9,767
4,675
1,589
1,558
94
82
1,495
1,476
420
181
4,416
19
△26 △ 604 △ 722
△ 2,000
5,123
5,272
5,279
△ 3,500
9,300
△ 5,000
△ 6,500
8,468
9,586
5,138
8,297
13,312 12,846
△ 8,000
△ 9,500
収益
純利益
△ 11,000
△ 12,500
費用
純損失
△ 14,000
○がんセンターは、延べ入院患者数(△6,409人(H26:97,532人 → H27:91,123人))及び、延べ外来患者数
(△7,843人(142,133人→134,290人))が減少し、手術数(△587件(4,601件→4,014件))も減少等で収益減。
○救急医療センターは、「脳卒中ホットライン」を開始し、患者を積極的に受け入れたことなどにより、
新入院患者数(+141人(1,941人→2,082人))及び手術数(+504件(2,243件→2,747件))が増加し収益増。
○佐原病院は、医師の減により、延べ入院患者数(△6,034人(58,553人→52,519人))及び、延べ外来患者数
(△7,358人(120,627人→113,269人))が減少し、収益減。