国際アート・カルチャー都市構想実現戦略 基 本 方 針 まち全体が舞台の 誰もが主役になれる 劇場都市 ♦アート・カルチャーとは 「芸術文化」 という言葉で一般的にイメージされる枠組み を超え、 伝統的な文化から先端的な文化まで、衣食住に関わ る生活文化からハードな都市づくりまでをも含み、アートの 持つ想像力・創造力で、 カルチャーの語源そのままに、まちを 耕すことを意味します。 まちを構成する多様な人々の参加と協働により、アート・ カルチャーのまちづくりを展開していくことで、 世界中の 人々を魅了し、 持続発展する都市の実現を目指します。 基 まち全体が舞台の誰もが主役になれる 劇場都市 本 方 1. 3つの戦略で目標実現へ 針 国際アート・カルチャー都市構想の目標 豊島区の持つ「アート・カルチャーの魅力」、伝統的な文化から先端的な文化まで、衣食住に関 わる生活文化からハードな都市づくりまでをも含み、アートの持つ想像力・創造力の魅力を国内外 に発信していくことにより、都市イメージの向上を図ります。それによって、 居住者や来街者が増加し、 地域経済の活性化に資することとなります。豊島区が区民はもとより区外の人からも 「選ばれるまち」 になることによって、地域への誇りや愛情を醸成し、豊島区を愛する人々が、魅力をさらに発信し、 人と産業を惹きつける好循環を創出します。 文化戦略 多様性を踏まえた 文化芸術の展開 空間戦略 空 出会いが生まれる劇場空間の創出 まち全体が舞台の 誰もが主役になれる劇場都市 国際戦略 世界とつながり 人々が集まるまち 2. 基本的な考え方 豊島区は下記の基本的な考え方に基づき、都市構想の実現を図っていきます。 ①豊島区がもつ多様な資源・個性・ポテンシャルを十分に活かし、公民が連携して民間が力を最大限 発揮することにより、都市構想の実現を図っていきます。 ②区は、民間が力を発揮できるよう環境整備に努め、限られた財源を選択と集中により、効果的に投 資していきます。 ③国際アート・カルチャー特命大使をはじめとして、あらゆる世代の参画により、オールとしまの体 制で取り組みを推進していきます。 ④東京オリンピック・パラリンピック競技大会が開催される 2020 年を中間目標とし、東アジア文 化都市の選定も見据えながら、池袋駅周辺の都市再生事業の進展等も踏まえつつ、戦略を展開して いきます。 ▼ 東京オリンピック・パラリンピック競技大会 東アジア文化都市 まち全体が舞台の誰もが主役になれる劇場都市! ! 基 本 ①国際アート・カルチャー都市を実現する事業について認定・登録制度を創設します。 ②認定・登録の実務を担い、国際アート・カルチャー都市の実現を推進する組織を設置します。 ③推進する組織は、事業を統括する専門人材の登用や文化の担い手となる若手の雇用を図り、 将来的に地域版アーツカウンシルとなることを想定します。 ④アート活動を始めたい、場所を確保したい、空間整備の諸手続きを知りたい等、多様な相談 に応じられる窓口を整備します。 4. 国際アート・カルチャー都市としま文化プログラムの展開 (1)国際アート・カルチャー都市を象徴 (1)国際アート・カルチャー都市を象徴 するシンボリックな事業 まち全体を舞台に展開し、国際アート・カルチャー都市としまの魅力を まち全体を舞台に展開し 国際アート・カルチャー都市としまの魅力を 発信し、アート・カルチャーを牽引するインパクトあるプログラムを実施し ます。国・都とも連携し、資源を集中投資し、区が共催等により推進します。 民間事業者や区民との連携を国・都・区が支援 ・アニメイトガールズフェスティバル・池袋ハロウィンコスプレフェス ・新池袋モンパルナス西口まちかど回遊美術館・アートオリンピア 都文化事業等との連携事業 ・障害者アート・フェスティバル / トーキョー (2)民間主導により、自立的に展開する事業 2)民間主導により、自立的に展開する事業 事業の規模に関わらず、国際アート・カルチャー都市としまの魅力を大きく発信できる民間主体の事業を公民連携により 推進し、新たな展開につなげていきます。 (3)国際アート・カルチャーの裾野を広げる文化事業 区民や地域の活動を支え 国際ア ト・カルチャ 都市づくりの趣旨に賛同した人たちが参加できる 区民や地域の活動を支え、国際アート・カルチャー都市づくりの趣旨に賛同した人たちが参加できる事業を推進します。 地域生活に根差した誰もが手の届くアート・カルチャーを広げていきます。 方 針 3. 国際アート・カルチャー都市を推進する人材・組織 基 まち全体が舞台の誰もが主役になれる 劇場都市 本 方 5. 3つの戦略の実現に向けたロードマップ 針 多様性・受容性に富んだ風土を育んできた豊島区の歴史 豊島区国際アート・カルチャー都市構想発表まで 豊島区は、江戸時代には江戸の園芸文化を開花させ、明治期以降は、関東大震災、戦争という大きな災厄を乗り越えて急激な人口増 加を経験する中で、多様性に富む豊かな文化資源を生み出してきました。 サンシャインシティの開業、東京芸術劇場の開館など文化・交流施設の集積が進み、池袋副都心は急速に発展します。さらに東京メ トロ副都心線の開通、東横線との相互運転が始まり、埼玉県や神奈川県からのアクセスが向上し、さらに利便性が高まっています。多 様な人々を受け入れながら発展してきた豊島区は、そのような多様なものを受け容れる懐の深さを持ち、今も若者たちを魅きつける要 因となっています。 乙女ロード 国際的演劇祭 開催 ◀ サブカル発信 東京国際演劇祭(1988 ∼)⇒F/T 国際アート・カルチャー都市構想実現までのロードマップ 2020 年東京オリンピック・パラリンピック競技大会とその後へ 東京五輪 2015 年度 2016 年度 2017 年度 2018 年度 2019 年度 2020 年度 2021∼ ♦8つの劇場オープン 推進体制 豊島区国際アート・カルチャー都市プロデューサー 多様な主体が 連携 豊島区国際アート・カルチャー都市懇話会 特別顧問、委員 豊島区国際アート・カルチャー特命大使 長崎獅子舞 国際戦略 ●世界に向け発信・受入整備へ [魅力発信]国際会議誘致、国際的文化プログラム開催、東アジア文化都市応募 [インバウンド]JNTO(日本政府観光局)との連携発信、インバウンド冊子発行、 Wi-Fi 環境整備、手ぶら観光機能導入 [スタートアップ]起業支援、宿泊施設 空間戦略 ●人間優先の都市空間へ [ブランディング]池袋駅周辺地域まちづくりガイドライン、池袋ブランディング・シティ戦略 [劇場空間創出]オープンカフェ、リノベーション、エリアマネジメント [人間優先]回遊性の向上、無電柱化、東西デッキ整備 まち全体が舞台の 誰もが主役になれる劇場都市の実現 創住一体の人間優先都市の実現 3つの戦略による展開 [創造環境整備]新ホール・新区民センター、にしすがも創造舎、アートステーション構想、 アーティスト・イン・レジデンス [文化継承]ソメイヨシノ、フクロウ、東京よさこい、東京大塚阿波おどり、雑司が谷未来遺産、 新ホール・新区民センター 竣工 都と連携した都市型総合芸術祭 [魅力拡大]演劇、アート、サブカルチャー 文化・国際・空間戦略におけるレガシーの継承 ●多様な文化の融合・創造へ 東アジア文化都市2019 豊島区開催 文化戦略 ◀ ◀ ◀ 百貨店ブーム パルコ、セゾン文化 ◀ ◀ ヤミ市文化 映画街(人生坐・文芸坐) ◀ ◀トキワ荘 人口の 副都心線 都心回帰 開通と乗り入れ 新庁舎落成 バブル崩壊 平成不況 周年 副都心の形成 商業・文化の集積 池袋演劇祭(1989 ∼) 80 国 際アート・カルチャー都 市 構 想 発 表 88 区制施行 周年 70 文化創造都市宣言 区制施行 東 京 芸 術 劇 場 オープン 池 袋 演 劇 祭スタート 東京国際演劇祭 開催 埼京線開通 グリーン大 通 り 完 成 戦時体制 文化・言論統制 オープン 池袋モンパルナス 60 ◀ 城北大空襲 戦災復興・急激な市街地化 高度経済成長期 市街地焼失 地価高騰により人口減へ 地方からの人口流入の受皿 ◀ サンシャイン 地下 鉄 有 楽 町 線 開 通 歩 行 者 天 国︵ 池 袋・銀 座 等 ︶ 首都高 号線開通 池袋大橋開通 東 京 オリンピック 西口マーケット 取 り 壊 し 池 袋 東口駅 ビル完 成 丸 物 百 貨 店︵ 現 パルコ︶開 業 地 下 鉄 丸ノ内 線 開 通 豊島公会堂落成 池 袋 西口駅 ビル完 成 東 横︵ 現 東 武 ︶百 貨 店 開 業 舞台芸術学院設立 復 興マーケット 開 設 終戦 太平洋戦争開戦 日中 戦 争 勃 発 豊島区誕生 5 セーフコミュニティ国 際 認 証 文化庁長官表彰 副都心線開通 あ う る す ぽっと オープン 1930 1935 1940 1945 1950 1955 1960 1965 1970 1975 1980 1985 1990 1995 2000 2005 2010
© Copyright 2024 ExpyDoc