生活 活のリズ ズムと外 外的ストレ レスによ よる

横浜市中
中区山下町 89-1 〒231-8528
代表取締
締役社長執行役
役員 宮島和美
TEL :0445-226-1230
FAX:0445-226-1202
報道関係者
者各位(研究情
情報)
2016 年(平成 28 年)9 月 16 日
生活
活のリズ
ズムと外
外的ストレ
レスによ
よる皮膚
膚への影
影響を
を解析
株式会社
社ファンケルは
は、「起床か
から就寝まで
での1日を通
通した生活のリズム」(以
以後「サーカ
カディアンリ
リ
ズム」と表
表記)と皮膚の
の関連性につ
ついて着目し
し、2015 年か
から研究を進
進めてきまし た。今回、老
老化を促進す
す
る外的ストレスが、サー
ーカディアン
ンリズムの朝
朝と夜の時間
間帯によって、皮膚への影
影響が異なる
ることを発見
見
しましたの
のでお知らせ
せします。
<研究背
背景・目的
的>
老化が進
進むにつれて、サーカディ
ィアンリズム
ムは皮膚の細
細胞レベルで
で乱れてくる ことが知られ
れていますが
が、
多様にある老化の要因の中で何が影
影響している
るのか、また
たその影響を受けやすい のはサーカデ
ディアンリズ
ズ
ムの中の特
特にどの時間帯なのかは解
解明されてい
いません。
そこで今
今回、サーカデ
ディアンリズ
ズムと老化要
要因の関係性
性を明らかに
にし、さらに 老化要因となる外的スト
レスの皮膚
膚への影響は、どの時間帯
帯に関与する
るのかについ
いて研究しま
ました。
<研究結
結果>
①「時間帯
帯による活性
性酸素の防御
御遺伝子の
の発現の違い
い」を確認
サーカデ
ディアンリズ
ズムの時間帯による皮膚へ
への影響を確
確認するため
め、皮膚老化
化の大きな要因である活性
性
酸素を防御
御する遺伝子
子について研究
究しました。
。
その結果
果、朝の時間帯
帯で活性酸素
素を与えた場
場合は、与え
えない場合に
に比較して防御
防御遺伝子が増
増加して皮膚
膚
を酸化から
ら守ろうとす
する力が働き、一方、夜の
の時間帯に活
活性酸素を与
与えた場合は
は、防御遺伝
伝子が減少し
し、
皮膚を酸化
化から守ろうとする力が弱
弱くなるこ とが分かりま
ました(図1
1)。
防御遺伝子変化比
防御遺伝子変化比
2
上昇
1.5
2
1.5
5
1
低下した状
状態
1
0.5
5
0.5
0
0
添
加
前
直
後
12
時
間
24
時
間
朝に活性酸
酸素を添加し
した場合
添
加
前
直
後
12
時
間
24
時
間
夜に
に活性酸素を
を添加した場合
合
図1 活性酸素の
の添加タイミン
ングによる防御
御遺伝子量の
の変化
(各グラフは、
、活性酸素を
を添加する前の
の遺伝子量を
を1とした場合
合の比を示す
す)
【本件に
に関するお問い
い合わせ】
株式会社
社ファンケル 社長室 広報
報グループ 0455-226-1230
②「コラーゲ
ゲン産生の
の遺伝子変化
化」を確認
皮膚中に
に存在するコラーゲンの中でも、皮膚
膚の弾力にか
かかわる重要
要なⅢ型コラ ーゲンを産生
生する遺伝子
子
への影響に
についても研
研究しました。
。朝の時間帯
帯に活性酸素
素を与えた場
場合は 18 時 間後にはコラーゲンの産
産
産生力が低下
生力が回復
復するのに対
対し、夜に活性
性酸素を与え
えた場合、少
少なくとも約
約 24 時間も産
下した状態に
に
なりました
た(図2)。
元の産⽣
⽣レベルに回復
復
1.5
1
0.5
Ⅲ型コラーゲン遺伝子変化比
Ⅲ型コラーゲン遺伝子変化比
2
2
元の産
産⽣レベルに回復
復しない
1.5
1
0.5
0
直
後
添
加
前
12
時
間
18
時
間
朝に活
活性酸素を添
添加した場合
合
24
時
間
0
添
加
前
直
後
12
時
間
18
1
時
間
24
時
間
夜に活性酸
酸素を添加した
た場合
図2 活性酸
酸素添加タイミ
ミングの変化に
によるⅢ型コラーゲン遺伝
伝子の変化
(各
各グラフは、活
活性酸素を添
添加する前の
の遺伝子量を1とした場合の
の比を示す)
これらの
の結果から、皮膚は朝に受
皮
受けた活性酸
酸素に対する
る防御体制は
は出来ている
る一方、夜に受
受けた活性酸
酸
素に対して
ては、防御する機能が低下
下し皮膚機能
能が低下しや
やすいこと、また、夜に 活性酸素のダメージを受
受
けると、皮膚
膚の弾力にか
かかわるⅢ型
型コラーゲン
ン産生遺伝子
子の産生力の
の回復が遅れ
れることから、さらにしわ
わ
やたるみな
などの老化が促進されることが示唆さ
されました。
今回の研
研究を通して、外的ストレ
レスである活
活性酸素に対
対する皮膚の防御機能や
やコラーゲン産
産生への影響
響
にもサーカ
カディアンリズムの時間帯
帯が関与して
ていることが
が判明しまし
した。特に、夜に皮膚へダメージを与
与
えないこと、つまり十分
分な睡眠や、
、日中のメイ
イクをきちん
んと落とすな
などの生活習
習慣、夜のスキンケア習慣
慣
が重要であ
あることが確
確認されました。
なお、本
本研究内容は「第 69 回日
日本酸化スト
トレス学会学
学術集会」(2
2016 年8月300・31 日/於:仙台)にて
て
発表しまし
した。
<今後の
の研究>
今後も、サーカディア
アンリズムと
と皮膚生理と
との関連性に
について研究
究を重ね、サ ーカディアンリズムを正
正
常化するこ
ことで美肌に導くスキンケア成分を探
探索するとと
ともに、1日のリズムに 合わせた生活
活習慣やスキ
キ
ンケア習慣
慣を提案していきたいと考
考えています
す。
本件に関
関する報道関
関係者の皆
皆様からのお
お問合せ先
株式会
会社ファンケ
ケル 社長室 広報グル
ループ
TEL:045-226--1230 FAX
X:045-226-1202