2016 年 7 月 北白川教会役員会 2016 年度 北白川教会親睦修養会のご案内 2016 年もはや半年を折り返し、7 月に入りました。皆様におかれましては、困難な中にあっ ても、主に結ばれた信仰の生活を日々送っておられることと思います。 このところ、自国民の命・財産・生活を守るためには、民族間の対立、戦争も辞さないとい う「自国第一主義」が、アジア、ヨーロッパ、アメリカ、ロシアなど、世界に広がりつつあり ます。日本においては、政府与党は「平和憲法」をないがしろにし、原発運転期間「40 年ルー ル」を骨抜きにし、選挙では論点を隠して憲法改正を目論み、そして沖縄には不条理を押し付 け続けています。偽りと欺瞞に満ち、混迷が深まり、平和が遠のいてゆく時代の只中にあるか らこそ、わたしたちは心を静め、フィリピ書第 4 章 8・9 節 “すべて真実なこと”、すべて気高いこと、すべて正しいこと、すべて清いこと、すべて 愛すべきこと、すべて名誉なことを、また、徳や、称賛に値することがあれば、それを 心に留めなさい。わたしから学んだこと、受けたこと、わたしについて聞いたことを実 行しなさい。そうすれば、平和の神はあなたがたと共におられます。 の御言葉に耳を傾けたいと思います。そして、戦後 71 年の夏を前に、ますます祈りを深くし、 キリストの平和を叫び、平和の福音を宣べ伝えて行かなければとの思いを強くしています。 今年の親睦修養会は、東北福島の地で、長年、困難な中にある子どもたちのために“真実” こ う べ のぶゆき を尽くし、子どもたちの未来のために、 “すべて”を「自分事」として歩んでおられる神戸信行 さんに学びたいと思います。どうぞ、ご参加ください。 講師紹介 神戸信行さん(基督教共助会会員)は、大学卒業後、埼玉県内の高校に赴任されましたが、 1979 年から、福島にある児童養護施設青葉学園の職員となられ、まり子さんと結婚されました。 1997 年からは園長として、まり子さんは副園長として、任を負うて来られました。 子どもたちから「お父さん、お母さん」と呼ばれ、職員の皆さんと共に、子どもたちの成長を 支え、福祉と自立を目指して歩んでおられます。この 2016 年 3 月に退任、その後も常務理事と して働いておられます。 み お いさご 青葉学園は、1946 年、国語学者であり、ローマ字教育研究者である三尾 砂 氏が、戦災孤児 の養育と教育のため、数名の児童を自らの家庭に引き受けたのが始まりです。現在、東日本大 震災・東京電力福島第一原子力発電所の事故から 5 年、様々な困難と不安を抱えながらも、児 童は家庭的に養育されるべきだという理念のもと、定員 60 人の子どもたちが少人数のグループ に分かれて暮らしています。なお、三尾砂氏は、神戸まり子さんの祖父であります。 ~ 親睦修養会プログラム ~ 日 時 : 9 月 22 日 ( 木 ・ 秋 分 の 日 ) *10:30~11:00 開会礼拝 説教:佐伯 勲 *11:00~12:30 お話「原発事故と子どもたち―子どもが未来を生きるために」 神戸信行 …質疑応答… *12:30~14:30 グループ別に昼食及び交わりのひととき *14:30~15:30 教会員の方からのお話: 深谷フサエ、坂本麻千子、植松信雄 *15:30~16:00 閉会祈祷会 参 加 費 : 大人 1300 円 申 し 込 み : 準備の都合上、9 月 18 日(日)までに教会内の申し込み書にご記入下さい。 会 場 : 京大 YMCA 会館 問い合わせは 080-1523-0431(佐伯携帯)まで。
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