今回の COC+に参加して感じたことは他の大学との交流ってこんなにも

三林 郁紀(経済学部 2 年)
今回の COC+に参加して感じたことは他の大学との交流ってこんなにも面白いんだなっ
てことです。私はこれまでにも四日市大学の COC 事業に参加したことがあります。そこで
は四日市大学の先生、学生、それに加えて講師の先生でした。しかし、今回は三重大学、四
日市大学の学生と、三重大学、鈴鹿大学、四日市大学の先生という 3 つの大学が集まりまし
た。さらに、現地では、インターンシップ中の皇學館大学、鈴鹿大学の学生の話を聞くこと
ができました。他の大学の人たちの考えは、普段自分たちの大学では聞かれないようなこと
が多いと感じました。なぜかと考えたときに気づいたことは、三重県の大学はそれぞれの大
学の学部の学問分野が異なり、さらに専門性が高いということです。だからこそ、自分たち
の大学だけでは考えたこともないことが他の大学との交流によって見えてくると思います。
また、このような他の大学との共同事業があれば参加したいと思いますし、自分の成長にも
繋がると思います。
坂田 光理(経済学部 2 年)
今回の活動はとてもいい経験になりました。幼い頃にも農業体験をしましたが、柑橘系で
はなかったのでとても新鮮でした。柑橘系を栽培しているのはパンフレットなどで知りま
したが、唐辛子をも栽培していることは行くまで知らなかったです。スケジュール通りに日
程が進んだことは良かったのですが、丸一日ほど自由な時間を貰えたらと何度か考えてし
まいました。また、このような機会があれば参加したいです。
光部 達哉(総合政策学部 3 年)
私は今回の訪問先である三重県の南部地域の熊野市、御浜町、紀宝町には初めて足を踏み
入れることとなりました。同じ三重県でありながらこれまで一度も出向いたことがなく、な
んとなく地名を聞いたことがあるという程度でした。農業体験ツアーということで、私が農
業というものを考えるのは 2 度目となりました。実は、高校時代にも農業体験というもの
があり、今回の南部地域のような地域に入り込んで、農業問題について考えました。そして
今回も同じように実際に地域に入り込んだのですが、土地柄は違っていますが同じような
問題に直面しているということを認識しました。町自体が人口減少の危機にあり、人口減少
と若者が都会に出てしまうことによって、農業を後継者がいないという深刻な問題を抱え
ていたり、気候変動により作物が被害を受けるということを知りました。しかし今回の地域
は、そのような問題を持ちながらもあらたな作物の生産を行ったり、作物を作るだけでなく
作物から加工を行ったり、作物でビジネスを興したりと、常にチャレンジ精神を持って取り
組んでおられました。ただ私は同じ三重県にいながらもそうした方々を知らず、しかもそう
した農業を生かしてビジネスを行えるということをまったく知りませんでした。今、農業の
問題が全国的に注目されてきています。特に TPP により、より一層問題意識が高まってい
ます。その中で私たちは何ができるのか。何をしていかなくてはならないのかを、今一度考
えていく必要があると思います。私は、若者が農家に就くということでその問題が解決され
るとは思っていません。もちろんそのことがベストだと思いますし、地元が求めていること
だと思います。しかし、現実問題としてそれは難しいと思います。自分のビジネスを持ちな
がら、農業というものを取り込んでみる。1 ではなく、COC 事業のように+1 として自分の
中に取り込んでいく。それが、これからの時代に求められることだと思います。そのために、
私たちは、現地に入り、現地の問題を理解する姿勢が必要だと考えます。その意味で今回の
事業は自分にプラスになったのと同時に、農業から広げて考える機会になり、非常に有効で
あったと思いました。
川島 潤子(環境情報学部 3 年社会人学生)
私は今まで紀南地区に行く機会がなく(行ってみたい願望は物凄くありました)、今回の体
感ツアーで初めて訪れる事が出来て、嬉しく思っています。紀南地区(熊野市、御浜町、紀
宝町)のいずれの場所も、風光明媚で気候が温暖でゆったりと時が流れていて、正に俗世間
から隔離されている感じで、心身をリラックスさせるのには最高の場所だと感じました。紀
南地区では少子高齢化に於ける人口減少の一途をたどっていて、それを何とかくい止める
為の対策として、地域おこし協力隊による圃場での体感、また、丸山千枚田での農作業体感、
そして若手営農家の圃場訪問・作業体感、かきうち農園での作業体感、マイヤーレモン生産
組合圃場見学など。実際に自分が農作業を体験してみて、一朝一夕ではいかない、農業は自
然が相手である事。実際にインターンシップで三重県内の他大学から作業体感している人
達に接してかなり大変な事がよくわかりました。この紀南地区という素晴らしい場所で生
活できるのは最高でしょうが、農業に従事して生計をたてるとなると、かなりの覚悟がいる
と思いました。
阿部 ななみ(境情報学部 3 年)
今回 2 泊 3 日の体感ツアーに参加して、トウガラシ収穫や稲刈り、摘果作業など、貴重
な体験をさせていただきました。暑い中での作業だったので大変でしたが、農家の方々は毎
日この作業を何時間もやっているのだと改めて感じることができました。ウミガメふれあ
いパークでは、ウミガメに触ることもできました。ウミガメの卵も台風の影響で保護されて
おり、埋められていたので直接見ることはできませんでしたが、こうして生き物の命を守っ
ていくことはとても素敵なことだと思いました。熊野市は自然が沢山あってとても良いと
ころです。しかし生活をしていくうえで改善しなければいけない問題もあるということを、
今回のツアーで知りました。今熊野市に住んでいる方も、これから熊野に住もうと思ってい
る方も快適に暮らせるように、熊野市の方々だけでなく、私たちもこの問題に向き合って、
改善策を考えていかなければならないと思いました。