公 告 (参加意思確認公募) - JICA(独立行政法人国際協力機構)

公 告
(参加意思確認公募)
独立行政法人国際協力機構筑波国際センター(JICA 筑波)が、2016 年度に実施する
予定の案件に関し、別紙のとおり、公募参加確認書の提出を招請します。
なお、本件公告に関する問い合わせは、JICA 筑波 研修業務課(電話:029-838-1118、
担当:秋山
幸代)宛にお願いします。
2016 年 9 月 14 日
独立行政法人国際協力機構
筑波国際センター
所長
契約担当役
芳賀 克彦
別紙
2016 年度イラン国別研修「アルダビル州村落における貧困女性の生計改善支援」
の業務委託契約に係る参加意思確認公募について
独立行政法人国際協力機構 筑波国際センター(以下「JICA 筑波」という。)は以
下の業務について、別紙のとおり参加意思確認書の提出を公募します。
本業務は、イラン国アルダビル州における貧困女性の教育、組織、ネットワーク等
の強化を通じた、貧困女性の生活改善・生計向上の成果達成に必要な知識や技術に関
する研修を行うものです。
本業務の遂行にあたっては、有限会社アールディーアイ(以下「特定者」という。)
を契約の相手先として、JICA 所定の基準に基づき経費を積算したうえで契約を締結す
る予定です。
特定者は、JICA 筑波が実施してきた農業・農村開発および生活改善・生計向上関連
課題別研修及び同分野において、過去に連続して研修事業の受注実績があり、当該分
野の経験および研修事業を通じた人材育成の知見等があり、イラン国のニーズに即し
た一村一品分野の知見や実例も集約されています。また、農業農村開発分野において
専門家派遣等の JICA 業務受注実績があり、本業務において、その知見や経験から的
確な助言、指導を行うことができると考えられます。
以上のことから、以下の「2 応募要件」を満たし、本件業務を適切に実施し得る
要件を備えていますが、特定者以外の者で応募要件を満たし、本業務の実施を希望す
る者の有無を確認する目的で、参加意思確認書の提出を招請する公募を実施します。
1
業務内容
(1)業務名:2016 年度イラン国別研修「アルダビル州村落における貧困女性の
生計改善支援」業務委託契約
(2)業務の目的:2016 年度イラン国別研修「アルダビル州村落における貧困女
性の生計改善支援」の実施
(3) 業務の実施方針及び留意事項:研修委託業務概要(別添)のとおり
(4) 業務内容:研修委託業務概要(別添)のとおり
(5) 履行期間:2017 年 1 月 5 日から 2017 年 3 月 21 日まで(予定)
2
応募要件(注:以下のうち該当する要件を記載)
(1)基本的要件:
① 公示日において、平成 28・29・30 年度全省庁統一資格を有し、業種区分「役
務の提供等」、営業品目「調査・研究」を保持し、「B」、「C」または「D」
の認定等級(格付)に格付けされている者。(以下「全省庁統一資格者」
という。)移行措置として、平成 25・26・27 年度全省庁統一資格でも可と
する。なお、全省庁統一資格保有者でない者で参加意思確認書の提出を希
望する者は、当機構における競争参加資格審査を受けることができます。
② 一般契約事務取扱細則第 4 条第1項の規定に該当しない者。
具体的には、会社更正法(平成 14 年法律第 154 号)又は民事再生法(平成
11 年法律第 225 号)の適用の申し立てを行い、更生計画又は再生計画が発効
していない者は、参加意思確認書を提出する資格がありません。
③ 当機構から「独立行政法人国際協力機構契約競争参加資格停止措置規程」
(平成 20 年 10 月 1 日規程(調)第 42 号)に基づく契約競争参加資格停止
措置を受けていない者。具体的には以下のとおり扱います。
・ 資格停止期間中に提出された参加意思確認書は、無効とします。
・ 資格停止期間中に公示され、参加意思確認書の提出締切日が資格停止期間
終了後の案件については、参加意思確認書を受付けます。
④ 日本国で施行されている法令に基づき登記されている法人である者。
⑤ 以下を要件のいずれにも該当しないこと、また、当該契約満了までの将来
においても該当することはないことを誓約する者。
競争から反社会的勢力を排除するため、参加意思確認書を提出しようとする
者(以下、「提出者」という。)は、以下のいずれにも該当しないこと、およ
び、当該契約満了までの将来においても該当することはないことを誓約して頂
きます。具体的には、参加意思確認書の提出をもって、誓約したものとします。
なお、当該誓約事項による誓約に虚偽があった場合又は誓約に反する事態が
生じた場合は、参加意思確認書を無効とします。
ア.提出者の役員等が、暴力団、暴力団員、暴力団関係企業、総会屋、社会運
動等標榜ゴロ、特殊知能暴力団等(これらに準ずるもの又はその構成員を含
む。平成16 年10 月25 日付警察庁次長通達「組織犯罪対策要綱」に準じる。
以下、「反社会的勢力」という。)である。
イ.役員等が暴力団員による不当な行為の防止等関する法律(平成3年法律第
77号)第2号第6号に規定する暴力団員でなくなった日から5年を経過しない
ものである。
ウ.反社会的勢力が提出者の経営に実質的に関与している。
エ.提出者又は提出者の役員等が自己、自社若しくは第三者の不正の利益を図
る目的又は第三者に損害を加える目的をもって、反社会的勢力を利用するな
どしている。
オ.提出者又は提出者の役員等が、反社会的勢力に対して、資金等を供給し、
又は便宜を供与するなど直接的若しくは積極的に反社会的勢力の維持、運営
に協力し、若しくは関与している。
カ.提出者又は提出者の役員等が、反社会的勢力であることを知りながらこれ
を不当に利用するなどしている。
キ.提出者又は提出者の役員等が、反社会的勢力と社会的に非難されるべき関
係を有している。
ク.その他、提出者が茨城県暴力団排除条例(平成 22 年茨城県条例第 36 号)
に定める禁止行為を行っている。
(2)その他の要件:
① 技術力に関する要件
本研修実施に十分な技術力を有すること。(A4 サイズ、1~2 枚程度の本コ
ース実施プログラム案を添付のこと)
② 業務執行体制に関する要件
ア. 業務を統括するための業務総括者を選任し、機構担当職員と密接な連絡を
保ちつつ、研修業務が円滑に進むような体制を構築すること。
イ. 過去海外或いは国内の別なく、当該分野における人材育成或いは研修事業
の実績を有し、本業務の遂行に確実な履行体制を有していること。
3
手続きのスケジュール
提出期間
(1)参加意思確
認申請書の提出
提出方法
通知日
通知方法
2016 年 9 月 28 日(水)午後 4 時まで
〒305-0074 茨城県つくば市高野台 3—6
(独)国際協力機構 筑波国際センター 研修業務課
電話 029-838-1118 ファクシミリ 029-838-1776
担当:秋山 幸代
参加意思確認書、応募要件に求められる実績等を証明
する資料(写し可)
持参又は郵送(書留としてください。)
2016 年 10 月 3 日(月)
郵送
請求期限
2016 年 10 月 7 日(金)午後 4 時まで
請求場所
(1)提出場所と同じ
提出場所
提出書類
(2)審査結果の
通知
(3)応募要件無
しの理由請求
請求方法
回答予定日
回答方法
持参又は郵送(書留としてください。)
2016 年 10 月 14 日(金)
郵送
4 その他
(1)提出期限を過ぎて提出された参加意思確認書等は無効とします。
(2)参加意思確認書等の作成及び提出に係る費用は、提出者の負担とします。
(3)提出された参加意思確認書等は返却しません。
(4)機構は提出された参加意思確認書等を、参加意思確認書等の審査の目的以外に
提出者に無断で使用しません。
(5)提出期限以降における参加意思確認書の差替え及び再提出は認めません。
(6)審査の結果、応募要件を満たさなかった者は、書面によりその理由について説
明を求めることができます。(上記3(3)を参照ください。)
(7)公募の結果、応募要件を満たす者がない場合は、特定者との随意契約手続きに
移行します。また、応募要件を満たす者がいる場合は、指名競争入札(総合評
価落札方式)または指名による企画競争を行います。その場合の日時、場所等
の詳細は、応募要件を満たす者及び特定者に対して、別途連絡します。
(8)予算その他機構の事情により、当該手続きを中止する場合があります。
担当部課: 独立行政法人国際協力機構筑波国際センター研修業務課
電話 029-838-1118 ファクシミリ 029-838-1776
秋山 幸代 ([email protected])
以上
2016 年
月
日
参加意思確認書
独立行政法人 国際協力機構
筑波国際センター契約担当役
所長 芳賀 克彦
提出者
(所在地)
(貴社名)
(代表者役職氏名)
2016 年度イラン国別研修「アルダビル州村落における貧困女性の生計改
善支援」コースに係る参加意思確認公募について、応募要件を満たして
おり、業務への参加を希望しますので参加意思確認書を提出します。
記
1
組織概要
2 応募要件
(1)基本的要件:
平成 28・29・30 年度全省庁統一資格(移行措置として平成 25・26・27 年度全省庁統一資
格でも可)を有する場合、同資格審査結果通知書(写し)を添付してください。
同資格審査結果通知を有していない場合は次の書類を添付してください。
(http://www.jica.go.jp/announce/screening/index.html)
 資格審査申請書
(http://www.jica.go.jp/announce/screening/ku57pq00000s45w1-att/ind_examine.pdf)
 登記事項証明書(写) (法務局発行の「履行事項全部証明書」、発行日から 3 ヶ月
以内のもの)
 財務諸表(直近 1 ヵ年分、法人名及び決算期間が記載されていること)
 納税証明書(その 3 の 3、発行日から 3 ヶ月以内のもの)(写)
(2)その他の要件:
特定の資格、認証等が指定されている場合には、当該資格、認証等の取得状況が分かる証
明書を提出してください。
※
その他組織概要等のわかるパンフレット等を添付してください。
以上
2016 年度イラン国別研修「アルダビル州村落における貧困女性の生計改善支援」
コース研修委託業務概要
1.研修コース概要
(1)業務名(研修コース名)
2016 年度イラン国別研修「アルダビル州村落における貧困女性の生計改善支援」
(2)案件目標及び単元目標
【案件実施の背景】
イラン・イスラム共和国(以下、「イラン」という)は 1979 年のイスラム革命以来、
富の公平な分配を国是としており、経済・社会インフラの整備を実施してきたが、所得
格差の割合を示すジニ係数は 0.37 であり、国内における貧富の差は依然として高い(世
界銀行, 2013)。これは、イラン政府による補助金制度や価格統制により、最低限の生
活水準の底上げが図られてはいるものの、富の分配は相当に偏っていることを示してい
る。また、特に同所得格差は石油関連部門等の従事者と地方農村地域の零細農家との間
で顕著に見られる。
そのため、イランの地方村落地域では、農外所得を求めて農家の兼業化や離農が進行
し、地方村落地域からの人口流出に伴う過疎化及び高齢化が進行している。その一方、
地方農家の人口流入により、テヘランを始めとする都市部において、都市部貧困層増大
などの問題が起こっている。
このような状況下、イラン政府は第 5 次 5 ヵ年開発計画(2010 年から 2014 年)に
おいて、農村部の人口流出の要因の一つである、都市と農村の格差を是正することを喫
緊の課題として取り上げている。また、第 6 次 5 ヵ年開発計画(2015 年から 2019 年)
においても、都市と農村の格差是正が同開発計画に含まれる予定であり(2016 年 8 月
現在)、イラン農業省は、これまで実施してきた地方村落地域に存在する農家の収入不
足を補う補助金政策に加え、農家の大部分を占める零細農家の収入向上を目指す政策を
実施する方針である。イラン国内の地方村落地域では、住民の約 40%が農業に従事して
いる。その中でも、村落地域の女性住民は日常生活の大半を農業に費やし、教育や雇用
へのアクセスが限定的な環境で生活しているため、農作業以外の生計向上活動を積極的
に行い、自家計向上を実現することが困難な環境にある。女性が生計向上活動に積極的
に参加するための支援を行うことは、村落地域における所得向上を促進し、都市部への
人口流入抑制と格差是正を促進する上で有効と考えられる。
以上の背景により、イラン国農業省・農村女性局は、JICA に対して、一村一品事業の
事業計画策定に係る短期専門家や国際協力専門員の派遣を要請し、一村一品コンセプト
の習得、事業戦略の検討及びアクションプラン(案)の作成を目的としたワークショッ
プを実施した(2014 年)。2015 年には、2014 年に作成した同プランを、先方独自で持
続的に取り組むための能力向上を目的としたワークショップが実施された。
これらの成果を踏まえ、イラン国農業・開発推進省は、同国内の村落部で、より生計
向上活動の必要性が高いアルダビル州村落地域において、貧困女性への雇用機会拡充に
よる、生活改善・生計改善支援を行うための知見収集と技術習得を目的とした支援を要
請した。
【案件目標】
貧困女性生活改善に関する日本の知見を基に自国における適用案を考察し、アクション
プランを作成する。
【単元目標】(成果、到達目標)
① 日本における農村女性対象の生活改善と生計向上政策及び制度を理解する。
② 日本における農村女性生活改善と生計向上手法を習得する。
③ 研修内容の、自国への適用(案)を考察しアクションプランを作成する。
(3)業務(研修)実施方法
全てのプログラムはペルシア語で実施する。通訳が必要な場合は、JICA が別途コース
に配置する研修監理員がこれを行う。
1) 本邦プログラム
ア)講義:
テキスト・レジュメ等を準備し、必要に応じて視聴覚教材を利用して、研修員の理
解を高めるよう工夫する。
イ)演習・実験/実習:
講義との関連性を重視し、テキストを参照しながら講義で学んだ内容の確認ができ
るようにすると共に、応用力も養えるように工夫し、帰国後の実務により役立つこ
とを目指す。
ウ)見学・研修旅行:
講義で得られた知見をもとに関係者との意見交換を通じて、事業実施において実践
可能な知識・技術を習得できるように努める。研究機関だけでなく農家等への訪問
も含め、より適応範囲の広い技術が習得できるよう工夫する。
エ)レポート作成・発表:
各レポートの作成・発表にあたっては、各研修員の問題意識について研修員・日本
側関係者間で相互理解を深めるよう配慮し、あわせて帰国後の問題解決能力を高め
るように指導する。
オ)研修内容:
過去に農業省・農村女性局の職員を対象に、短期専門家イラン国「一村一品」
(2015
年)が実施されていことから、この成果を補完するために生計改善支援のコンポー
ネントの一つとして、一村一品の内容を研修で扱う。
2)研修付帯プログラム(JICA が実施するプログラム)
ア)集合ブリーフィング(0.5 日)
来日時の事務手続き、滞在諸手当の支給手続き等についての説明を通常来日の翌日
に、当方において計画し、実施する。
イ)プログラムオリエンテーション(0.25 日)
技術研修に先立ち、コースの目的・日程・内容及び方法等につき、説明の上、周知
徹底を図り、併せて研修員の要望等を徴取する。
ウ)評価会(0.25 日)
研修の修了に際し、研修全般の効果を確認し、また今後の研修改善の参考資料とす
るため、研修員から研修の内容、その他について意見を聴取する。また評価会実施
後に、同研修場所にて修了式を実施する。
(4)業務対象となる研修員
1)定員
10 名(最大で 15 名になる可能性あり。)
2)研修対象国
イラン国
3)対象組織と対象者
イラン国農業・開発省、アルダビル州政府職員
(5)研修受入期間
2017 年 2 月 5 日から 2017 年 2 月 18 日(予定)
(6)業務実施場所
JICA 筑波、または近隣地域
(7)契約金額
機構が定める研修実施経費基準に基づき積算した見積書をもとに、契約交渉を経て決
定する。
2.業務の範囲及び内容
上記1.(2)の目的を達成するために、以下の業務を実施する。
1)研修実施全般に関する事項
① 日程・研修カリキュラムの作成・調整
②
③
④
⑤
研修実施に必要な経費の見積もり及び経理処理
JICA 筑波、その他関係機関との連絡・調整
研修監理員との調整・確認
コースオリエンテーションの実施(プログラムオリエンテーションと合わせて実
施)
⑥ 研修の運営管理とモニタリング
⑦ 研修員の技術レベルの把握
⑧ 研修成果発表会の実施
⑨ 研修員作成の各種レポートの分析・評価
⑩ 研修員からの技術的質問への回答
⑪ 評価会への出席、実施補佐
⑫ 修了式への出席、実施補佐
⑬ 反省会への出席
⑭ 講義、見学の評価
⑮ 業務完了報告書および経費精算報告書作成
⑯ JICA 筑波への講義テキスト・資料の提出
2)講義(演習・実習)の実施に関する事項
① 講師の選定・確保
② 講師への講義依頼文書の発出
③ 講義室及び使用資機材の確認
④ 講義テキスト、資機材、参考資料の準備・確認
⑤ 教材の複製や翻訳についての適法利用の確認
⑥ 講師からの原稿等の取り付け、配布等の調整、教材利用許諾範囲の確認
⑦ 講義等実施時の講師への対応
⑧ 講師謝金、旅費及び交通費の支払い
⑨ 講師(あるいは所属先)への礼状の作成・送付
3)見学(研修旅行)の実施に関する事項
① 見学先の選定・確保と見学依頼文書あるいは同行依頼文書の作成・送付
② 見学先への引率
③ 見学謝金等の支払い
④ 見学先への礼状の作成と送付
3.本業務に係る報告書の提出
本業務の報告書として、業務完了報告書、経費精算報告書を各1部ずつ、以下のとお
り指定された期日までに提出するものとする。
契約履行期間
2017 年 1 月 5 日~2017 年 3 月 21 日
(予定)
提出書類
業務完了報告書
経費精算報告書
提出期限
2017 年 3 月 7 日
(予定)
4.その他
JICA 筑波は、研修実施の運営にかかる通訳等の支援業務、ならびに教材・テキストの
翻訳・製本、或いは研修員等の研修旅行の手配については、別途機構或いは機構が指定
する業者を通じて行う。したがって、研修実施にあたっては、本業務受託者は必要に応
じ、これら関連する団体等との調整を行うものとする。
(注)本業務概要は予定段階のものであり、詳細については変更される可能性がある。