「ガボン：大統領選挙に伴う注意喚起（その３）憲法裁判所による最終結果発表後の衝突再発生の危険について」８月末の大統領選挙暫定結果（僅差での現職大統領の再選）発表後，首都及び地方の複数箇所で野党候補支持の群衆と治安機関との衝突が発生しました。現在，首都の情勢は沈静化し，地方においても小規模な衝突にとどまるなど，一時的な治安の回復が見られますが，９月２３日（金）までに行われるとみられる今次選挙に関する憲法裁判所の裁定結果発表後，首都及び国内各地で衝突が再発する可能性があるため，引き続き十分注意してください。ガボンにお住まいの皆様及び旅行者の皆様へ在ガボン日本国大使館８月３１日（水）の大統領選挙暫定結果発表後,首都及び地方（特に野党支持者の多いガボン北部のオイエム市や西部のポールジャンティ市等）の国内複数地域で野党候補支持の群衆と治安機関との衝突が発生し,国会議事堂や与党系新聞社への放火,多数の商店が襲撃・略奪される等の事態となりました。一部では銃撃戦も発生し,死亡者も出ました。現在,全体的には一時的な沈静化が見られますが,僅差で敗れた野党候補からの訴えに対する裁定結果及び暫定選挙結果の是非認定等の憲法裁判所による最終結果の発表が９月２３日（金）までに行われる予定であり,発表後,前回と同様の地域を中心に,衝突が再発するおそれがあります。また,発表の時期を中心にその前後の期間,治安機関による検問強化や移動制限,商店の数日にわたる閉店等が行われるものと見込まれます。このため,引き続き以下の点に注意してください。１．現在までのところ,最終結果の発表は９月２３日（金）までに行われる見通しですが,今後の政治情勢や報道内容によっては,発表前に衝突等が突発的に発生することも考えられます。２．つきましては，最終結果が発表されて,治安情勢の回復が確認できるまで，当地への渡航・滞在を予定されている方は，可能な限り時期を延期することを強くお勧めいたします。３．当地に滞在されている方は，治安情勢に関する最新情報を入手し，不測の事態に巻き込まれないよう，以下の点に留意しつつ安全対策を講じるとともに，在ガボン日本国大使館と連絡を密にし，最新の治安情報の入手に努めてください。（１）集会やデモ活動，治安機関が集結している場所には近づかない。（２）トラブルを回避するためにも，今回の大統領選挙やガボンの政治に関して不用意な言動・議論は慎む。（３）人気の無い場所や夜間の外出は控える。特に,最終結果の発表当日及び直後の時期は,場所・時間帯を問わず外出は極力控える。（４）商店の閉鎖等に備え,食料や水を備蓄しておく。４．ガボンには別途，危険情報が発出されていますので，同情報もご確認ください。 http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pchazardspecificinfo.asp?id=097&info code=2014T041#ad-image-0 ５．海外渡航前には万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。３か月以上滞在する方は、緊急事態に備え必ず在留届を提出してください。（http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/todoke/zairyu/index.html ）また、３か月未満の旅行や出張などの際には、海外滞在中も安全に関する情報を随時受けとれるよう、「たびレジ」に登録してください。（詳細は https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/# 参照）６．現地連絡先在ガボン日本国大使館電話＋２４１－０１７３－２２９７＋２４１－０７８５－６３０１