「先端農業推進プロジェクト」研究開発テーマの公募要領 趣旨 静岡県では、機能性や食味の優れた農産物の安定供給を通じて消費者の健康や幸せ に貢献するため、ICT などの先端的な科学技術や製造業をはじめ様々な分野の技術を 農業分野に応用し、農業の生産性を飛躍的に高め次世代産業としての活性化を目指す 「先端農業推進プロジェクト」に取り組んでいます。 本プロジェクトでは、沼津市にある東海大学旧施設を活用し、県内外の研究機関や 民間事業者等が互いの技術力やアイデアを持ち寄り、協創して農業の技術革新や関連 産業の活性化に取り組むオープンイノベーションの拠点である先端農業イノベーシ ョンセンター(仮)(以下、「センター」という)を設置し(別紙1)、農林技術研究 所をはじめ、慶應義塾大学、国立研究開発法人理化学研究所及び一般社団法人アグロ メディカルフーズ研究機構(以下、「連携機関」という)が民間事業者と協力しなが ら最先端の研究開発に取り組む予定です。 今回、民間事業者がセンターの供用研究室や実験装置等を活用して、自ら行う研究 開発テーマを公募します。 1 公募する研究開発テーマ 民間事業者がその事業活動の活性化を通じて、静岡県農業の生産性革新(高品 質・高機能・高収量・低コスト)及び農業産出額の増加につながるものとします。 なお、研究開発の期間は最長で 10 年とします。 2 テーマ採択によるアドバンテージ 民間事業者が行う研究開発や実用化の取組について、 (1)農林技術研究所の有する栽培技術(環境制御、植物生理等)に関する研究協力が 得られます(別紙2)。 (2)連携機関の有する最先端技術(情報科学、光計測等)に関する研究協力が得られ ます(別紙3)。 (3)センターに整備する最先端の次世代型栽培実験装置及び成分分析機器等を活用 することができます(別紙4)。 (4)他機関、他事業者との情報交換や連携を通じて、新たな事業展開が期待できます (別紙5)。 (5)外部競争的資金など新たな研究予算の獲得が期待できます。 3 応募者の条件 次の(1)から(8)までの全てを満たす者とします。 (1)法人であること 1 (2)センター内で得られた研究成果を活用した農業ビジネス(生産、加工、生産資材、 流通、コンサルタント等)の担い手であること (3)提案する研究開発テーマに関する、研究の企画・立案及び進行管理を行う能力・ 体制を有すること (4)直近1年間における都道府県税を滞納していないこと (5)国又は地方公共団体との契約に関して指名停止を受けている期間中でないこと (6)地方自治法施行令(昭和 22 年政令第 16 号)第 167 条の 4 の規定に該当しない者 であること (7)会社更生法(平成 14 年法律第 154 号)による更生手続開始の申立てがなされて いる者(更生手続開始の決定を受けている者を除く。 )又は民事再生法(平成 11 年法律第 225 号)による再生手続開始の申立てがなされている者(再生手続開始 の決定を受けている者を除く。)でないこと (8)次のアからキのいずれにも該当しないこと ア.暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律(平成 3 年法律第 77 号。以 下「法」という。)第 2 条第 2 号に該当する団体(以下「暴力団」という。) イ.個人又は法人の代表者が暴力団員等(法第 2 条第 6 号に規定する暴力団員(以 下「暴力団員」という。)又は暴力団員でなくなった日から 5 年を経過しない 者をいう。以下同じ。)である者 ウ.法人の役員等(法人の役員又はその支店若しくは営業所を代表する者で役員 以外の者をいう。)が暴力団員等である者 エ.自己、自社若しくは第三者の不正な利益を図る目的又は第三者に損害を与え る目的をもって暴力団又は暴力団員等を利用している者 オ.暴力団若しくは暴力団員等に対して、資金等提供若しくは便宜供与する等直 接的又は積極的に暴力団の維持運営に協力し又は関与している者 カ.暴力団又は暴力団員等と社会的に非難されるべき関係を有している者 キ.相手方が暴力団又は暴力団員等であることを知りながら、下請契約、資材又 は原材料の購入契約その他の契約を締結している者 4 研究実施に関わる経費負担 研究開発の実施に必要な経費(種子、肥料、機器使用に係る経費等)は、原則自 己負担とします。 なお、供用研究室への入居には使用料及び共益費が別途必要です(別紙6)。 5 応募手続き 研究開発テーマ提案書(別紙様式1)を作成し、下記の提出書類とともに、郵送 または持参にて提出してください。 2 (1)提出期限 平成 28 年 10 月 28 日(金)17 時(必着) (2)提出先 「11 提出先、問合せ先」を参照 (3)提出書類と必要部数 ・研究開発テーマ提案書 20 部(正本1部、写 19 部) ・会社案内(パンフレット等) ・直近 2 年の決算報告書 20 部 1部 ・直近期の都道府県税納税証明書 ・法人登記事項全部証明書 1部 1部 (4)様式等の入手先 下記からダウンロードしてください。 県農業戦略課ホームページ(http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-310/index.html) 6 質問の受付及び回答 公募に関する質問は、質問票(別紙様式2)により行うものとし、電子メール又 はファックス(いずれも着信を担当者に確認すること。)にて提出してください。 (1)提出先 「11 提出先、問合せ先」を参照 (2)受付期限 平成 28 年 10 月 21 日(金)17 時(必着) (3)回答 質問に対する回答は、質問を受理した日から3日間(土曜・日曜・祝日は含ま ない。 )以内に、質問者に対して行うほか、県ホームページ上で掲載します。 県農業戦略課ホームページ(http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-310/index.html) 7 テーマの審査・選定 【公募・選定の流れ】 公募締切 平成28年 10月28日 (17時必着) 一次審査 (書面審査) ・ 二次審査の 対象者通知 【11月下旬】 二次審査 (プレゼン、 質疑) 【12月上旬】 採択テーマ の決定、 HPで公開 【12月中旬】 (1)審査方法 ・研究開発テーマ提案書に基づき一次審査(書面審査)を行い、二次審査の対象 3 者を選定します。 ・二次審査は、有識者等(大学等の研究者、行政関係者等)で組織する審査委員 会において、提案者によるプレゼンテーション及び審査委員との質疑応答によ る審査を行い、最大で 10 件程度の研究開発テーマを採択します。 (2)選定基準 次の点を総合的に評価します。 ・研究の目的及び内容の本プロジェクトとの合致度 ・研究内容の新規性 ・農業の生産性革新(高品質・高機能・高収量・低コスト)に対する寄与度 ・ビジネス展開への可能性と期待される経済的な効果 ・オープンイノベーションに対する積極性 ・供用研究室への入居意向 (3)審査委員会(二次審査) ア.開催時期 平成 28 年 12 月上旬 審査対象事業者に対して、11 月下旬までに開催日・時刻等を電子メールに より通知します。 イ.開催場所 静岡県庁内会議室(予定) (4)採択結果の通知 採択結果は、応募事業者に電子メールで通知するとともに、採択された研究開 発テーマ及び事業者名を県ホームページで公表します。なお、採択されなかった 研究テーマ等の情報は、応募事業者の許可なく公表することはありません。 8 テーマ採択後の研究計画の策定 研究開発テーマを採択された事業者は、提案書に基づき、センターにおける研究 計画、実施体制等について県と調整の上、策定します。 また、研究内容及び実施体制を考慮した上で必要と認められた場合には、農林技 術研究所との共同研究(研究分担に応じて経費を負担して行う研究) 、または受託研 究(民間事業者の経費負担により農林技術研究所が受託する研究)を実施すること ができます。 9 知的財産権の取扱い センター内の研究活動において発生した特許権等の知的財産権は、当該発明に関 わる機関の共有とし、その持分は当該発明等に対する寄与度を考慮して別途協議し て決定します。 4 10 その他の留意事項 (1)申込み及び審査委員会参加等応募に係る費用は、全て事業者の負担とします。 (2)提出書類は審査のみに使用し公開しません。なお、提出書類は返却いたしません。 (3)書類提出後の記載内容の変更は、原則として認めません(県からの指摘による場 合を除く)。 (4)供用研究室への入居にあたっては、提案書において入居意向が示された採択事業 者に対し、今後制定される条例等の規定に基づいて、改めて使用申請、許可等の 正式手続きを行います。 11 提出先、問合せ先 静岡県経済産業部農業局農業戦略課先端農業推進班 担当:貫井、望月 〒420-8601 静岡市葵区追手町9番6号(静岡県庁東館9階) 電話番号:054-221-2659 FAX:054-221-2839 E-Mail:[email protected] 5
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