議事概要(PDF:131KB)

審議等事項
Ⅰ
三田市地域包括支援センター運営協議会
1
報告説明事項
平成27年度地域包括支援センター・高齢者支援センター運営事業実績報告について
事務局より資料1を説明
中谷委員:
相談実件数と相談延件数の違いは何かということと、訪問件数が少しずつ減っている。
また、権利擁護に関する相談も減少しているが要因はありますか。
事務局 : 実件数は相談のあった人の数、延件数は一人の方につき、複数回相談あった場合の数を
含めた数になります。
訪問件数の減少は、相談件数の数が増加傾向にあるなかで、業務時間の中で対応できる
訪問が減少傾向にあると思われます。
権利擁護に関しては、その他の権利擁護という項目が減少していますが、別の相談窓口
が出来たことで、相談が流れていると思われます。
中谷委員:相談実件数は相談人数という表現がいいと思う。
岡村委員: 2ページのウッディ・カルチャータウン地区の訪問件数の減少の要因が職員の病気によ
る欠員ということだが、補充は難しいのでしょうか。また、権利擁護に関する相談のなか
のその他の権利擁護とは内容は何になるのでしょうか。
事務局:
地域包括支援センターは、社会福祉士、保健師あるいは看護師、主任ケアマネジャーが
配置され、今回一部職種の療養により一時期欠員があったが、すぐに代替えできれば理想
的であるが、最初から補充する体制をとっておくという体制は難しい。三田市包括支援セ
ンターの基幹型でフォローする体制をとることが望ましいと思われるが、、現場の実情を
配慮しながら、体制の充実を検討したいと思います。
その他の権利擁護に関する内容は、消費生活に関する相談がメインになります。
長谷委員: 1ページの相談業務のフラワータウン地区が圧倒的に増加しているが要因はなんでしょ
うか。あと、相談内容別のインフォーマルサービスが平成 27 年度減少しています。ボラ
ンティアで関わっていますが、ボランティアの依頼も減少しつつあるのですが、要因は把
握されていますか。それと、民生委員協議会の出席数で、フラワータウンと三輪北・小野・
高平地区の数字の差が大きいのはなぜでしょうか?
フラワー包括支援センター:
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相談件数の増加は高齢者率の増によるものと、地域包括支援センターの認知度が高まっ
たことが要因と思われます。
事務局 : インフォーマルサービスは、介護保険以外のサービスで、配食サービスや、緊急通報シ
ステム等になりますが、相談件数は延件数で複合的にあがってきているものでもあるので、
はっきりとした要因はわかりかねます。
三輪北・小野・高平地区については、民生委員協議会地区協議会の枠組みが、フラワー
タウン地区のように一つでなく、複数に分かれており、それぞれの地区協議会に参加して
いることから、数字に差が出ております。
長谷委員: フラワータウンだけが周知されているのはどうでしょうか。他地区の周知活動も必要と
思います。差がありすぎるのは問題ではないでしょうか。
会長
: 要介護から要支援への移行の数が出ているが、こんなに軽減する人がいるものでしょう
か。
三田市包括支援センター:
要介護から要支援になるケースは、骨折などにより入院中に退院に向けて、要介護認定
を受けた人が、リハビリを受けて退院した後に、回復して要支援になるケースが多くあり
ます。
2
審議事項
介護予防支援業務の委託先の承認について
事務局より資料2を説明
会長
:
承認ということでよいか。
委員
:
了承。
Ⅱ
三田市地域密着型サービス運営委員会
1
報告説明事項
(1) 地域密着型サービスの実施状況等について
(2) 地域密着型サービス事業所の指定状況等について
(3) 地域密着型サービスに関する条例改正について
その他
(1) 地域密着型サービス事業者の公募結果について
一括して事務局より資料3~5を説明
高見委員: 条例改正のところで、資料2ページで、今までの地域密着型サービスについては、3年
前に施行されていて、市独自基準には3つあり、訓練の参加と、保存期間と暴力団の排除
2
があり、地域との連携のところで、事業所が地域の訓練に参加するという努力義務を課し
ている。これが市独自の部分である。資料の考え方に書いてあるが、相互参加となってお
り、事業所の訓練に地域住民に参加してもらうという努力義務は省令で定められている。
市の独自基準は、相互参加のうち事業所が地域の訓練に参加するとするというものである
既存の地域密着型サービスについては、3年経過しており、今度新たに地域密着型サービ
スになる地域密着型通所介護にも適用していこうというのは妥当だと思う。3年前に制定
された市独自の基準として盛り込んだ地域の訓練に事業所が参加するといったところで、
この3年間で実際に参加しているのかどうかである。実感として、ほぼゼロに近いと思う。
省令にある地域の人が事業所の訓練に参加しなさいという部分についてもほとんどゼロ
に近い。この要因は色々あると思うが、周知が不足しているという部分もあるし、また、
消防署や自治会との連携も悪い気がする。相互参加の実施状況についてチェックしなさい
となっているが実際のところどうか。
事務局 : 資料4の1ページに認知症対応型共同生活介護が市内に4事業所、小規模多機能型居宅
介護が市内に2事業所があり、この条例に該当してくる。これらの事業所に関しては全て
運営推進会議が設置されており、利用者や家族、行政、民生委員、自治会の方が参加して
2か月に1回開催されている。全ての事業所の運営推進会議には参加はしていないが、こ
の訓練の話は話題になる。実質、高見委員の言われるように地域の防災訓練に参加されて
いるケースはない。どういった状況かというと、施設の中での自主的な防災訓練は年2~
3回実施されており、最近ではほとんどが消防署の協力があり立ち合いのもと訓練が実施
されている。一方で地域との関わりはどうかというと、一部のグループホームでは、地域
の消防団と協定を結んだりしている。運営推進会議の中に、防災会のメンバーが委員とな
っていて、委員を通じて情報交換をされているところもある。こういったところは、防災
訓練をいついつするのでぜひ参加してほしいと声掛けをされている。この声掛けによって
地域の防災訓練に参加されたかといえば、ないのが実情である。相互参加についてはお願
いしているところであるが、今後は、運営推進会議や集団指導の場で指導していきたいが、
運営推進会議のメンバーに地域の防災の担当者がいれば情報が入ってくるが、いない場合
は情報が入ってこないので進まないのが現状である。今回、地域密着型通所介護が追加さ
れるが、運営推進会議は設置されるが、おおむね6か月に1回で年2回しかないので、そ
ういう場を活用しなければならないが、情報が入ってくるかどうかといえば難しい。条例
が制定されてから3年経っており、また、地域密着型通所介護が追加されたので、実際の
ところ出来るのかどうか危惧されるところであるが、条例で決められているものなので、
積極的に要望していきたいと考えている。
高見委員:
他の地域で海に近いところは、津波の可能性が高いので実際のところよくされている。
三田は津波の可能性が低く危険を感じていなく切迫していないからかも知れないが、他の
市では津波だからでなく火災の時に備えて実施されている。市の条例で定めているので、
絵に描いた餅にならないよう、実施状況の確認をお願いしたい。
3
岡村委員: 私どもの地域にデイサービスがあり、以前に自治会の会員になってほしいとお願いした
が入られない状況である。まず、この辺りからしていかないと情報が届かない。だから、
介護保険課だけが頑張るのではなくて、地域支援課と一緒(一体)となってやっていかな
いといけないと思う。実際に利用されている方はご高齢であり訓練に参加するのは非常に
危険である。私どもの自治会で訓練を実施する時でも、それに汲みした人を車いすで運ぶ
とかそういう風に実施している。もう一つは、避難行動支援者制度では、ここに利用され
ている方の情報は自治会に入ってこないので、どうすることも出来ない。ましてや支援者
の人たち自身が、会員であってもわからない。情報をもらわないと地域では協力しようが
ない。言われたようにやることが一杯あるような気がする。なかなか訓練なんかできない。
そこまでも到達していないと思う。
坂本委員: 先程、グループホームの運営推進会議において消防で地域との連携があると言われまし
たが、遡れば、グループホームで火災があって夜間の人員配置が少ない時に地域の応援が
必要だということが出発だと思う。先日も障害者施設で凄惨な事件があり、この先防犯に
関して地域に対して要請が出てくる可能性があると思うし、言い換えれば地域と顔が見え
る関係を築くために運営推進会議の設置があると思う。最初から地域の防災活動に参加で
あれば、お互いにハードルが高いところがあるので、クリーン活動に参加するといった形
から入っていけば、施設のスタッフ、職員が地域と顔の見える関係が出来るのではないか
と思う。
長谷委員: 資料4の1ページですが、小規模多機能型居宅介護事業所
三田のところで、備考に予
防があるが以前からゼロである。小規模多機能の予防サービスというのは、要支援か要介
護、それ以外の健康な方でも利用できるのか。それとも要支援だけなのか。介護サービス
というのは、要介護の認定を受けた方だけですね。この予防というのはどれ位のレベルの
方が利用できるのか。
事務局 : これは、要支援1もしくは要支援2の認定を受けた方を対象としたサービスで、介護保
険上は予防給付という。
長谷委員 : 私は小規模多機能型居宅介護事業所
三田を何回か伺っているが、みなさん要介護と
は思えないような方もおられる。認知症でも元気な方もおられる。ここの予防は、要支援
の方だけが対象ということですね。わかりました。
事務局 : 一点、先程の坂本委員の防災の話しで、実際のところグループホームの中には、地域の
清掃活動に参加されている。この清掃活動を通じて、民生委員がおられ防災のメンバーも
されている関係で協力関係を結ばれている。一方、地域の訓練に参加するのは難しい状況
ですが、グループホームの中で、防災研修や救急の講習会には地域の方にも参加してもら
ったりされている。相互参加は難しいとは思いますが、こういった先行事例を他の事業所
にも情報提供しながら、また、委員会の意見を参考にしながら進めていきたいと思う。
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高見委員: 地域の参加ですが、最初からは難しいと思う。実際に地域の人がどういった方法で事業
所への訓練へ参加しているかというと、運営推進会議のメンバーで自治会の代表や民生委
員が訓練に参加するというように、まず運営推進会議の委員に訓練に参加してもらい、見
てもらったうえで、地域として事業所に協力できるかなあという感じで広がっている。ま
ず運営推進会議のメンバーに訓練に参加してもらうところから始めているいる事業所が
多い。
Ⅲ
その他の協議事項
三田市健康福祉審議会運営体制の見直しについて
事務局より資料6を説明
北村委員:
健康福祉審議会は、無くなるということですか。
事務局 : 健康福祉審議会は残ります。審議の方法がこれまで、部会で審議した後、全体会で審
議していたが、それまで関わってきていない方に意見をもらって審議することになるが、
情報等の差もあり、なかなか意見が出にくい状況もあったので、それぞれの部門が複雑
化する中でより専門の識見を有する方が入っている部会で決まった部会案を審議会の
答申案とすることを可能とするものです。また、委員構成は包括支援センター運営協議
会・地域密着型サービス運営協議会の委員さんと原則同一になりますが、計画の作成は
健康福祉審議会で審議することになります。
中井委員: 在宅介護医療連携協議会を設置することになるが、それもここで諮問することになる
のか。
事務局
:
これとは別になる。
中井委員:
介護の問題で、内容が関わるのに別になるのは、おかしいのではないか?
事務局
担当課と調整して進めていきたい。
:
坂本委員: 制度が変わり、主任ケアマネが更新制になり、主任ケアマネの担う役割が今まで以上
に大きくなる。そのなかで、居宅の横のつながりを深めて、支援困難なケースを共有す
るなどして、検討したことを政策提言として行政に届ける役割もあるので、委員として
参加できるようになれば思うので、考えていただきたい。
Ⅳ
その他
次回の日程について説明
10から11月を考えている。また、来年には第7期の介護保険事業計画の策定がある。それ
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に先立ち先程の健康福祉審議会の関係になるが、健康福祉審議会の委員をお願いすると思うので
その際にはよろしくお願いいたします。
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