開校１０周年記念運動会（５月２９日） ～ １０年目のメッセージ ～ NO.９ 「私たちはできる。みんなはこんなもんじゃない。もう一度、スローガンを言います」 思い の 強 さ が 、 本 気 の 心 が現 実 を 認 め ま せ ん。「 自分 は Ａさ ん に全 力 で応 え てい る か。 も っとできる」気がついたら自分自身と対峙していました。同じように、自分自身と対峙し た梨っ子や職員は多かったはずです。終わった後、Ａさんや梨っ子たちへ自然に拍手が起 こりました。校訓『拓』をだぶらせる姿が記念運動会の幕を上げました。 ＭＢの演奏は、音の曇りが消え、初夏の空に突き抜けるように鮮やかに響きました。 自信をもって演奏しているようでした。日々の練習の積み重ねは、音色だけでなく、 部員たちの心まで変えました。ＭＢの演奏にのった行進は、観る者に特別な一日のは じまりを予感させました。 一生懸命走る１年生。歯を食いしばる姿も様になってきた２年生。全校の梨っ子の 応援が彼らを包みました。下級生に向けた思いやり の心が、微笑ましい光景を演出していました。 ２ 年 親 子 競 技 「 嵐 竜 巻 ハ リ ケ ー ン ！ 」。 前 面 に 溢れた勝ちたい気持ちが、子どもたちの姿を変えて いきました。子どもも保護者も遠心力に飛ばされそ うになるギリギリの勝負に会場が沸きました。結果 発 表 。「 一 位 ３ 組 」 指 令 台 の 石 川 教 諭 の 声 に 少 し 力 がこもりました。 口を真一文字に結んで 初めての全員リレーに興奮する３年生。自然に声が出て、体が動きました。 走るフォームが３年生とは違う４年生。普段の仲良しもこの日ばかりはライバル。 今年も太田先生が見守ってくれました。先生にいいところが見せられたかな。 音遊「梨っ子ソーラン 2015」。「ど っ こい し ょ」 最 後のか け声が運動 場に響き ました 。その残響 で、Ｂさ んの「 ありがとう ございま した」 の声が震え ました。 「全力 を出し切る とこうな るんだ なあ」私の 心も震え ました。 気持ちが演技に ナイスフォーム 帽子をとったＣ君。追うＤ君もそれに応えるよう に帽子をとりました。アンカー対決。ここまで繋い できてくれた仲間のために一歩も譲れません。普段 は仲のよい二人が演じた真剣勝負。見事でした。 これが梨の里の伝統。ただ、走ってつなぐ、それ だけのことなのに、その迫力に心が震えました。梨 の里で育つことの意味を身をもって教えてくれまし た。 観衆を魅了した６年全員リレー 僕たちはここまでできる 組 立 体 操 「 英 姿 颯 爽」。 腹 底 か ら の 声 。 睨み付けるように突き刺す視線。ピラミ ッ ド を 作 っ た 瞬 間 、「 お ぉ っ !」 と 歓 声 が 上がるほど、観衆の心を掴みました。全 員で作った大きな円陣。気持ちを揃え、 最後の塔作りに向かいました。 次を拓くような逞しい姿に、１０年間 受け継がれた梨っ子魂が宿りました。 最後の種目「選抜リレー」のアナウンスが終わる と、南門から当時の担任、稲垣さよ子先生を先頭に 第１回卒業生と在校生らが入場してきました。トウ モロコシ畑からシューレス・ジョーらが出てくる感 動ファンタジー映画『FIELD OF DREAMS』のワンシー ンを見ているようでした。主人公が”If you build it , he will come.” と い う 言 葉 を 信 じ 、 行 動 を 起 こすことから始まった奇跡。同じように、第１回卒 業生がここにいる奇跡。全ては杉山教諭の行動から 夢のバトンパス 始まりました。 開校年度、運動場が完成したのは９月１日。運動会は１６日でした。たった２週間 の準備でも運動会は大成功。当時の梨っ子だよりには「梨っ子と先生が運動会を成功 させようと同じ目標をもって取り組んだ成果」と書かれています。「開校１０周年記 念運動会を成功させる」１０年後の今年も、梨っ子と職員が同じ目標をもって挑みま した。当時を知る方々や卒業生諸君の心に、どんなメッセージとなって届いたのでし ょうか。 ・とても感動的な運動会でした。１０周年記念運動会に相応しい素敵な子どもた ちの活動にウルウルしっぱなしでした。一所懸命な姿はやっぱりいいなあと改 めて思いました。来年も梨っ子魂が引き継がれたらいいなあと期待しています。 ・梨の里小学校の校歌が好きです。校歌のような人になれるよう応援しています。 自ら進んで取り組める、そんな人間になってほしいと思います。梨っ子、頑張 れ！ ・運動会、お疲れ様でした。僕たちがいた頃と変わらず、きれいな学校で心地よ く過ごせました。これからもきれいで元気いっぱいな梨小の雰囲気を守ってい ってください。（第１回卒業生） ・１０周年おめでとうございます。運動会お疲れ様でした。これからも元気な梨 っ子の声を響かせて、梨の里小学校を盛り上げていってください。選抜リレー、 楽しかったです。（第１回卒業生） 競 技 や 演 技 を す る 子 ど も た ち の 姿 に 、「 自 分 の 限 界 を 超 え る 」「 自 分 が や る 」 と い う気概がみなぎり、『梨の里からの１０年目のメッセージ』となったのです。
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