「安心して暮らすことのできる 地域づくり」を目指して

視
点
「安心して暮らすことのできる
地域づくり」を目指して
水戸市長
高橋 靖
水戸市は、古くから要衝の地にあり、徳川御三家の一つである水戸徳川家
の城下町として繁栄し、以来、県都として、行政・文化等の都市機能を集積
しながら大きく発展してきました。
5年前の東日本大震災では、大きな被害を受けましたが、迅速に復旧・復
興に取り組むことはもとより、
「水戸市第6次総合計画−みと魁プラン−」を
着実に推進し、市民の安心できる暮らしを大きく前進させてきました。特に、
まちの発展や市民サービスの向上に不可欠な市役所新庁舎、新ごみ処理施設、
新市民会館、東町運動公園新体育館の4つの大型プロジェクトを意欲的に進
めてきたところであり、引き続き、目指す将来都市像「魁のまち・水戸」の
実現に向け、市民との協働により本格的な振興発展への歩を進めてまいりま
す。
人口減少・超高齢社会を迎える中、持続可能なまちづくりは、地方自治体
共通の課題であり、その解決に向けては、それぞれの自治体が努力していく
ことはもちろん、広域的な連携による取組が大変重要です。私は、県都とし
て、水戸都市圏のリーダーとして、しっかりとその役割を果たしていかなけ
ればならないと考えています。
そのため、本年7月、県央地域全体の伸展に向けた茨城県央地域定住自立
圏の形成に関する協定を締結したところであり、医療、福祉、産業振興、環
境、教育、地域公共交通、人材育成の7分野にわたる関係市町村との具体的
な取組等を定める共生ビジョンの策定・推進により、圏域全体の住民サービ
スの向上とともに、広域的な行政課題に効率的・効果的な取組が図れるもの
と期待しています。
私は、県内初となる中核市移行に向けた取組、そして、地方創生への取組
を積極的に推進し、水戸の都市力、圏域における求心力を高めていくことに
努めながら、県央地域における中心市としての使命感を持って、圏域全体の
住民が安心して暮らすことのできる地域づくりに全力を尽くしてまいりま
す。
16.9
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