参考:新しい地域支援事業と平成28 年度地域包括支援センター

参考:新しい地域支援事業と平成28
年度地域包括支援センターの機能強化
1 在宅医療・介護連携の推進
1.1 多摩市の取り組み
平成27年7月に、多摩市在宅医療・介護連携推進協議会を関係機関と多摩市で設置し、国が示す
8項目に取り組む。(地域の医療・福祉資源の把握及び活用、在宅医療・介護に関する研修の実施 等)
平成27年度、3回開催。平成28年度3回開催
平成28年度の主な課題=①医療・介護の市民向け資源リスト作成(市民向け)とウェブを活用した関
係機関の情報共有 ②実情把握と対応策の検討(退院支援のための情報連携や移送体制 等) ③顔
の見える関係づくり 等を、医師会事業と連携し進めていく。
1.2 地域包括支援センターの役割と医師会等との連携(案)
基幹型 = 多摩市医療・介護連携推進協議会の事務局
医療・介護連携についての専門職からの相談窓口
医療・介護連携に係る研修実施や施策推進について
医師会等のバックアップ
平成27年度 在宅療養及び介護に
関するインタビュー調査を実施。平成27
年1月~3月包括支援センターの担当
関係機関や庁内での調整・推進
地域型 = 市民からの日常的な相談に対応するとともに介護職と
医療機関の具体的な関係づくりをケースを通して実施
推進協議会や課題別の検討チームに、分担して参加
医設置のモデル事業を実施。多職種によ
る事例検討会を開催
2 認知症施策の推進
2.1 多摩市の主な取り組み
実施項目
1
認知症への理解と普及啓発の推進
平成27年度
普及・啓発研修(各機関)
平成28年度
普及・啓発研修(各機関)
9月 認知症を知る月間の設定
2
認知症ケアパスの作成・普及
3
認知症サポーター・キャラバン・メイトの養
成と活動づくり
9月作成・普及・活用推進
情報更新・増刷・普及・活用推進
カラー580 部、白黒 4,300 部
カラー4,000 部を市民中心に配付
サポーター 約 1000 人(累計約
サポーター 約 1000 人(累計約
9700 人)
10700 人)
8 月 市民キャラバンメイト 30 人養成
包括センター担当区域毎に、センターと
地域でサポーター養成事業を展開
4
認知症についての医療・介護関係機関
医師会かかりつけ医認知症対応力
医師会、認知症疾患医療センター、
の連携構築
向上研修
関係医療機関と連携して認知症に係
9月 東京都 桜ケ丘記念病院を
る相談・研修体制づくりを推進
認知症疾患医療センターに指定
5
早期発見・早期対応
7月 認知症初期集中支援チーム
継続 利用促進
を設置(2包括が利用)
(全ての地域包括支援センターでの活
訪問実人数 12 人(他に訪問に至ら
用をめざす)
なかった人 4人)
32 人×3 回 計 96 回の訪問を予定
訪問延回数 25 回
6
認知症地域支援推進員の設置
4月 高齢支援課に1人配置
4月 高齢支援課に加え、各地域包
括支援センター毎に1人を配置
担当区域毎の支援体制づくり
7
家族介護者の支援
8
地域で安心して暮らす環境づくり
あしたの会(2回)、家族介護者
あしたの会(2回)、関係機関と連
支援講座
携した支援講座を開催
認知症カフェ(5か所)、3月 高
認知症カフェをはじめとする認知症の人
齢支援課主催連絡会を開催
が参加、通える場づくりを推進
認知症地域支援推進員が地域づくり
を調整
2.2 認知症地域支援推進員とは
2.2.1
位置づけと役割
認知症の人ができる限り住み慣れた良い環境で暮らし続けることができるよう、地域の実情に応じて医療機
関、介護サービス事業所や地域の支援機関をつなぎ、認知症の人やその家族を支援する相談業務を行う。
2.2.2
任用資格
国の規定により、認知症の医療や介護における専門的知識及び経験を有する医師、保健師、看護師、作
業療法士、歯科衛生士、精神保健福祉士、社会福祉士、介護福祉士、又は市町村が専門的知識及び
経験を有すると認めた者とされているが、多摩市の地域型地域包括支援センターにおいては、センターの専任
職員として包括的支援事業を担い勤務することから、社会福祉士、保健師又は地域活動の経験のある看護
師、及び主任ケアマネジャー資格を有する者とする。
また、基幹型地域包括支援センター(高齢支援課)に配置する職員は、上記の国の規定の範囲で募集
する。
2.2.3 認知症地域支援推進員の業務
認知症施策推進事業
◆高齢支援課=市全体の事業推進
地域支援推進員連絡会
認知症サポーター養成
◆各地域包括支援センター=担当区域毎の認知症の人と家族、地
(月1回程度開催)
事業
域の様々な資源の把握を行い、チームとして多摩市の認知症施策を
家族介護支援事業
推進する。
◆具体的な業務
・個別相談対応
・認知症の人と家族の実態把握
・医療・介護・生活資源の把握と活動、通える場づくり
・認知症カフェの開催支援
・認知症家族会をはじめとする関係団体との連携と情報提供
・認知症疾患医療センター、書記集中支援チームとの連携調整
・認知症サポーター養成講座、フォローアップ研修の企画・計画と市民
の認知症対応力向上
・キャラバンメイト養成研修の企画・実施とキャラバンメイトによる認知
症サポーター養成講座の展開支援
・「認知症を知る月間」実施による普及・啓発
・その他認知症の人と家族の支援に関すること
地域毎のデータの分析
情報収集
認知症資源マップの作成
家族会やサイトなどの情報の
収集と提供体制づくり
徘徊訓練等による対応力向
上訓練の企画
認知症支援の核となる人材の
育成
9月実施