「歯と口の健康」(平成28年6月)(PDF文書)

歯・口の健康
伊勢崎市健康情報ステーション
NO.56
毎月第1日曜日は「健康の日」H28.6.1 発行
6 月 4 日~10 日は歯と口の健康週間です。歯・口の疾病予防は歯みがき習慣だけ
でなく、食生活や生活習慣も大きく影響しています。乳幼児期からよい生活習慣を身
につけて、一生健康なお口で過ごせるよう家族で心がけましょう。
健康的な生活習慣を身につけましょう
口腔の役割
・食べる
・話す
・呼吸する
☆生活リズムを整える
注意!
・早寝早起き
・免疫力を高めて病気を予防
・ストレスをためない
・たばこは吸わない!
☆規則正しい食生活
・よく噛んで食べる
・「ダラダラ食べ」をしない
・甘いものを控える
歯があるだけでは食
べたり話したりでき
ません。お口がしっ
かり動くことが大切
唾液の効用アップ!
歯みがき剤も予防
効果があります
☆歯みがき習慣
☆定期的な歯科検診
です
乳幼児期
乳歯も永久歯も生えてから数年の歯は柔らか
くむし歯になりやすい時期です。しかし乳幼児
期はまだ自分で上手に歯みがきができません。
むし歯は歯みがき習慣だけでなく、食習慣や生
活習慣が影響します。乳幼児期はよい生活習慣
を身につける大切な時期です。家族や周りの大
人も一緒に気をつけましょう。
成人期
歯周病は歯周病菌の感染で起こります。歯肉
に炎症が起こっても痛みがなくゆっくり進行
するため、自覚症状がなく進行します。
歯周病が悪化すると動脈硬化や糖尿病など
にも影響を及ぼします。
学童期・思春期
学童期は永久歯に生え変わる時期で、乳歯
と永久歯が混在し歯並びが凸凹して、みがき
残しが多くなります。また思春期になると生
活リズムも乱れがちになります。ホルモンバ
ランスが変化するので、歯肉が腫れたり出血
しやすくむし歯や歯肉炎が増える時期です。
高齢期
歯周病やむし歯で歯を失ったりすると、
噛む力や飲み込む力が低下してきます。
歯を失うことで、食べる・飲み込む機能が
弱くなってしまうと、低栄養や誤嚥性肺炎
を起こす原因にもなってしまいます。
みがき残しになりやすいところ
歯と歯肉の境目にあてる
糸ようじ
デンタルフロス
歯間ブラシ
1 本ずつみがくように細かく動かす
※
かかりつけ歯科医院を持ち、各自
に合ったお手入れの方法を身に
つけましょう。
歯周病検診
歯周病を放置してしまうと歯を失うだ
けでなく、ほかの病気にも影響を及ぼしま
す。悪化させないように、定期的に検診を
受け歯周病を予防しましょう。
今年度中(H28 年 4 月 2 日~H29 年4
月 1 日)に40歳・50歳・60歳・70
歳になる人は歯周病検診の対象者です。
10年に 1 度の検診ですので、この機会に
ぜひ受診しましょう。
妊婦歯科健康診査
妊娠中はホルモンの変化やつわりなどで歯みが
きが上手くできず、歯肉が腫れたり、出血などの
症状が出たりすることがあります。重度な歯周病
は、早産や低体重児出産など影響することがあり
ます。
伊勢崎市では妊婦の方を対象に妊婦歯科健診を
行っています。早産や低体重出産を予防し、安全
な出産をするためにも歯科健診を受けましょう。