「ミュシャ展」が開催されます

堺市報道提供資料
平成28年9月7日提供
担当課
直 通
内 線
FAX
問い合わせ先
文化観光局 文化部 文化課
072-228-7143
4630、4639
072-228-8174
堺市の特別協力により
国立新美術館で「ミュシャ展」が開催されます
東京の国立新美術館にて、チェコ出身でアール・ヌーヴォーを代表する芸術家であるアルフォンス・
ミュシャ(1860~1939)の生涯を紹介する展覧会「ミュシャ展」が開催されます。ミュシャが後半生にチ
ェコに帰国して制作した、最大で 6m×8mにも及ぶ大作 20 点から成る《スラヴ叙事詩》が、チェコ国
外で初めて一挙公開されます。これは、古代から近代に至るスラヴ民族の歴史を主題とした、ミュシャ
芸術の集大成ともいえる作品群です。
堺市は本展に特別協力を行い、堺市が所蔵するミュシャの作品 38 点が会場に展示されます。
記
1.名
称
ミュシャ展
2.会
期
平成 29 年 3 月 8 日(水)~平成 29 年 6 月 5 日(月)
3.休 館 日
毎週火曜日
4.開催時間
午前 10 時から午後 6 時まで(毎週金曜日は午後 8 時まで)
※入場は閉館の 30 分前まで
5.開催場所
国立新美術館(東京都港区六本木 7-22-2)
6.点
数
約 100 点(うち堺市所蔵作品 38 点)
7.主
催
国立新美術館、プラハ市、プラハ市立美術館、NHK、NHK プロモーション、
朝日新聞社
8.協
賛
9.特別協力
日本写真印刷
堺市
[アルフォンス・ミュシャ]
アルフォンス・ミュシャ(チェコ語読みでムハ、1860-1939)は、現在のチェコ共和国
出身の芸術家です。
19 世紀末にフランスのパリへ行き、国民的女優であったサラ・ベルナール主演の舞台
《ジスモンダ》のポスターを手がけ、一躍有名になりました。
植物文様や流れるような曲線を多用した当時の美術様式「アール・ヌーヴォー」の代
表的作家であり、サラ・ベルナールの舞台をはじめとする様々なポスターの他、油彩画
の代わりに部屋に飾って広く楽しまれた「装飾パネル」なども制作しました。
1910 年にチェコへ帰国し、連作《スラヴ叙事詩》を制作しました。1918 年には、新し
く誕生したチェコスロヴァキア共和国の紙幣や切手などをほぼ無償でデザインし、祖国
のために己の芸術を捧げました。
《ジスモンダ》
1895 年、リトグラフ・紙
堺市蔵
[スラヴ叙事詩]
《スラヴ叙事詩》は、ミュシャがチェコに帰国してからの後半生を制作に捧げた 20 点の油彩の大作の
総称です。最大で縦 6m×横 8mもの大きさがあります。古代から近代に至るスラヴ民族の歴史を主題
とした、ミュシャ芸術の集大成ともいえる作品群です。
本展覧会は、この《スラヴ叙事詩》全 20 点を、チェコ国外で一挙に展示するという前例のない大規模
な展覧会です。これまでのミュシャの、優美な女性像の作家といった一般的なイメージとは異なる、新
たな一面を見ることができます。
[堺市所蔵のミュシャ作品]
堺市は、ミュシャおよび関連作家の作品を約 500 点所蔵しています。ポスター、装飾パネル、油彩画、
彫刻など、多彩な作品が含まれます。今回のミュシャ展では、ミュシャ・デザインの精華である《蛇の
ブレスレットと指輪》や、油彩画の大作《ウミロフ・ミラー》
《ハーモニー》等を含む 38 点を特別出品
します。
《蛇のブレスレットと指輪》
1899 年
金、エナメル、
オパール、ダイヤモンド
《ウミロフ・ミラー》
《ハーモニー》
1903-04 年
1908 年 油彩・カンヴァス
油彩・カンヴァス
すべて堺市蔵