結核予防週間における京都市の取組

(広 報
資
料)
平成28年9月9日
京 都 市 保 健 福 祉 局
(担当:保健衛生推進室保健医療課 222-4421)
結核のまん延を防ぐため,
早期発見・早期治療が
大切だよ!
結核予防週間における京都市の取組について
平成27年,全国では18,280人,京都市では239人の方が新たに結核と
診断されおり,正しい予防知識を身に付けることが重要となっております。
この度,京都市では,市民の皆様に結核に関する正しい知識を深めていただくた
め,結核予防週間(9月24日~30日)に併せて,予防啓発の取組を下記のとお
り実施しますので,お知らせします。
記
1
結核予防週間
平成28年9月24日(土)~平成28年9月30日(金)
2
結核予防週間の標語
「知ってますか?『結核』が,現代の病気だってコト」
3
結核予防週間にあわせた予防啓発の取組
(1)講演会「結核の予防とがんを考えるつどい」の開催
日 時:平成28年9月30日(金) 午後1時30分~午後4時
場 所:龍谷大学響都ホール (京都駅八条口前アバンティ9階)
定 員:360人
※開催日の前日まで,参加受付をしています。先着順。
(申込先:京都予防医学センター TEL(075)811-9131)
(2)結核予防の街頭啓発の実施
日 時:平成28年9月27日(火) 午前10時~午前11時30分
場 所:京都駅前
参加団体:結核予防会京都府支部・結核予防婦人会等
(3)結核予防ポスターの掲示(医療機関・福祉施設・学校等)
(4)保健センターによる結核予防健康教育
4 早期発見の取組(通年実施)
(1)結核健康相談
医師等による相談や胸部エックス線検査を実施しています。(無料)
※定期的に実施していますので,各保健センター・支所へお問い合わせください。
(2)胸部検診(結核・肺がん検診)
15歳以上の市民を対象に胸部エックス線検査を実施しています。(無料)
※定期的に実施していますので,各保健センター・支所へお問い合わせください。
※小学校等を会場とした,市国保が行う特定健診等会場でも実施しています。
5
結核予防のポイント
(1)2週間以上咳が続いたら早めに受診しましょう。
結核の初期症状は,かぜとよく似ています。咳(せき)や痰(たん)・発熱な
どの症状が長引く場合は,早めに医療機関を受診しましょう。
※高齢者の場合,食欲がない・体重が減った・なんとなく元気がないなど,はっきりとした症
状がない場合もあります。
(2)定期的に胸部エックス線検査を受けましょう。
健康診断や職場健診,胸部検診を年1回は受診し,早期発見に努めましょう。
特に65歳以上の方は,毎年受診するよう感染症法に定められています。
また,要精密検査になった場合には,放置せず必ず精密検査を受けましょう。
(3)乳児のBCG接種は必ず受けましょう。
結核に感染した場合の重症化を防ぐため,乳児がいる御家庭へは,お住まいの
地域の保健センター・支所からBCG接種案内を送付しますので,生後1歳ま
でに接種を受けましょう。
6 京都市の結核の状況(平成27年)
(1)新登録患者数は前年と比較し,82人減少した。
新登録患者数
239人(前年321人)
罹患率(人口10万人対)16.2(前年21.8)
(2)新登録者患者のうち65歳以上の患者が占める割合が高い。
65歳以上割合
73.6%(前年68.5%)
(3)全国と比較して,京都市の罹患率は高い。
年
京都市
全国
平成 27 年
239 人(16.2)
18,280 人(14.4)
平成 26 年
321 人(21.8)
19,615 人(15.4)
平成 25 年
286 人(19.4)
20,495 人(16.1)
【参考】
区
分
平成 27 年
平成 26 年
平成 25 年
新登録患者数(人)
239
321
286
罹患率(人口 10 万人対)
16.2
21.8
19.4
90
125
128
新登録患者に占める割合(%)
37.7
38.9
44.8
罹患率(人口 10 万人対)
6.1
8.5
8.7
喀痰塗抹陽性肺結核※患者数(人)
※喀痰塗抹陽性肺結核…痰の中に結核菌が排出され,周囲に感染させる可能性がある肺結核。