「Jリーグ規格スタジアム整備基本計画策定業務」委託仕様書 1

「Jリーグ規格スタジアム整備基本計画策定業務」委託仕様書
1.業務名
Jリーグ規格スタジアム整備基本計画策定業務
2.事業期間
契約締結の日から平成 29 年2月 10 日(水)まで
3.事業目的
本県では、スポーツを活用した観光を推進するための戦略を検討しており、サッカーは、世界的に
人気も高くアウェイツーリズムなど新たな誘客を図る上でも重要なコンテンツの一つとなっている。
本県にはFC琉球や沖縄SVなど将来のJ1を目指すチームも存在し、これらチームに活躍の場を
与え、「観るスポーツ」として青少年に夢を与えるという観点からも、Jリーグ規格スタジアムを整
備する必要がある。
また、Jリーグは地域密着型の経営を行っていることから、Jリーグ規格スタジアム整備によるサ
ッカーの振興を図ることにより、地域振興への波及効果も期待される。
このような状況を踏まえて、沖縄県では、沖縄 21 世紀ビジョン実施計画において「Jリーグ規
格のサッカースタジアムを整備し、沖縄県のスポーツ及び観光振興に寄与する」ことが示されており、
平成 23年度に基礎調査を実施し、平成 24 年度に基本構想を策定した。
本事業では、これらの結果を踏まえ、J1規格のサッカースタジアム整備のための基本計画を策
定することとする。
4.委託業務内容
(1)基本計画策定業務
① 建築施設に関する検討
(施設内容の検討、施設・設備の算定、施設規模の算定、施設配置計画の策定、建築設備の検
討、整備スケジュールの検討、経済的な整備手法の検討、計画図・鳥瞰図・イメージスケッチ
等の作成、防災計画)
② 建設地・敷地に関する計画(測量を含む)
(造成計画、ゾーニング計画、植栽計画、アクセス計画、上下水道計画、雨水排水計画)
③ 概算事業費の算出
④ 管理運営及び収支に関する計画
(施設の利用促進、複合機能の導入等に関する検討も含む)
⑤ 経済効果の検討
施設の機能毎に、直接的・間接的な経済効果及び費用対効果を示すこと。なお、効果は定量
的な数値だけでなく、定性的な効果についても明記すること。
⑥ Jリーグ規格スタジアム整備基本計画策定業務報告書の作成
※
平成 23 年度に実施した「Jリーグ規格スタジアム整備基礎調査」及び平成 24 年度に策定
した「Jリーグ規格スタジアム整備基本構想」の内容を踏まえるとともに、那覇市が平成 23
年度に実施した「奥武山公園整備全体計画調査」及び平成 24 年度に策定した「奥武山公園
-1-
スポーツ施設整備基本計画」を参考に、より具体的な施設規模や施設運営等に関する検討を
行い、基本計画を策定すること。
※
基本計画策定業務における具体的な規模・指標等は、国内外の類似施設も参照すること。
(2)Jリーグ規格スタジアム整備基本計画策定委員会の設置・運営
① Jリーグ規格スタジアム整備基本計画の策定に当たり、専門的な意見や提案等を得るため、当
該分野の有識者等(行政関係者、学識経験者、サッカー関係者、その他有識者等6名程度)で
構成するJリーグ規格スタジアム整備基本計画策定委員会を設置し、事務を行う。
② 会議は、年度内に3回程度の開催を予定。
③ その他、必要に応じて有識者からのヒアリング等を行う。
(3)Jリーグ規格スタジアム整備に係る先進地調査
Jリーグ規格スタジアム整備に係る先進事例調査(国内 1 カ所程度)の実施。
5.提案総額の上限額等
(1)提案にあたっては、30,830 千円(消費税込み)を上限として見積もること。
(2)各経費は税抜き価格とし、別途消費税額を併記すること。
(3)この金額は企画提案のために設定した金額であり、実際の契約金額とは異なる場合がある。
6.Jリーグ規格スタジアム整備基本計画報告書
印刷物及び電子ファイルで納入することとし、概要編、本編の2部構成からなるJリーグ規格スタ
ジアム整備基本計画報告書(以下、「報告書」という。)を作成すること。
報告書の体裁等は、以下の(1)から(5)までのとおりとすること。
(1)版型は、A4版左綴じ、両面印刷を基本とする。
(2)印刷は、ワープロ等で鮮明なものとし、カラー印刷も可能とする。
(3)概要編は 10 頁程度で構成し、取組の概要を簡潔にまとめること。また、取組の様子等がわか
るよう、文章だけでなく、写真や図等も含めること。
(4)本編の体裁及び分量は自由とするが、写真や図等で分量を多く割くことは控えること。
(5)電子ファイルについては、以下の①及び②の両方の形式で保存するものとする。なお、提出に
当たっては、全ての電子ファイルを1枚の媒体(CD、DVD等)に集約すること。
① Microsoft Word 2010、Excel 2010、Power Point 2010 又はジャストシステム一太
郎 Pro2 で編集可能なファイル形式(上記ソフトウェアの以前のバージョンで作成したもの)
○ 原則として、基本計画書と同様の頁構成とすること。
○ 編集に使用したソフトの制約によりやむを得ず基本計画書と頁構成が異なる場合には、同
等の内容(テキスト、図、画像)を含むデータを保存する。
② PDF形式(Adobe Reader にて閲覧可能な形式)
○ 基本計画書と同様の頁構成とする。
○ 基本計画書の概要編と本編は別のファイルとすること。
○ 基本計画書の文章が検索可能となるテキスト入りのPDFファイルとすること。紙媒体の
報告書を単純にスキャナーにより画像として取り込み、PDFファイルに変換したのみで、
テキスト情報が入らないものは不可とする。
-2-
7.成果物の提出期限及び提出場所
期限
平成 29 年2月 10 日(水)
場所
沖縄県文化観光スポーツ部
部数
(1)委託業務完了報告書(1部)
スポーツ振興課
(2)基本計画書:製本(100 部)及び電子ファイル(一式)
(3)精算報告書(1部)
8.沖縄県 Web サイトへの掲載
県は、本報告書の一部または全部をホームページに掲載できるものとする。受託者は、この点を念
頭において報告書を作成するとともに、報告書内に転載資料がある場合には、必要に応じて転載資料
の著作権者の承諾を得る等の作業を行うこと。なお、転載資料の著作権者の承諾を得ることが出来な
い場合には、Web サイトへの掲載用に、当該資料を除いたバージョンの電子ファイルを作成するも
のとする。
9.著作権等
本事業を通じて、著作権や特許権等の知的財産権が発生した場合、その権利は全て委託者である県
に帰属するものとする。
10.提案にあたっての留意事項
(1)本仕様書に記載の業務内容は、企画提案のために設定したものであり、実際の委託契約の仕様
書とは異なる場合がある。
(2)企画提案書が入選した場合においても、提案のあった内容をすべて実施することを保証するも
のではない。
(3)本仕様書記載の委託業務内容については、実施段階において、予算や諸事情によって変更する
ことがある。
(4)本契約履行にあたり、業務に関する県所有の資料については、その必要に応じて受託者に貸与
または閲覧可能である。
(5)本仕様書に明記されてない事項で、議事録や検討委員会資料作成等、当然具備されなければな
らない事項は、これを省略してはならない。
(6)本事業の実施に当たっては、適宜、県との協議を踏まえ実施する。
-3-