平成28年度健全化判断比率等の状況 (市町等分:平成27年度決算) 地域交流部 市町支援課 9月1日現在の速報値のため、今後、修正報告等により変更になる場合があります。 1 地方公共団体財政健全化法の概要 (1)目的 地方公共団体の財政の健全性に関する比率等の公表に より、当該比率に応じて財政の早期健全化、財政の再生等 の促進を図る。 (2)健全化判断比率等の公表 地方公共団体は、毎年度、次の健全化判断比率等を議 会に報告、公表しなければならない。 ①実質赤字比率 ②連結実質赤字比率 ③実質公債費比率 ④将来負担比率 ⑤資金不足比率(公営企業ごと) 2 地方公共団体財政健全化法の概要 (3)財政の早期健全化 ①~④の比率のいずれかが早期健全化基準以上の場合 財政健全化計画を策定し、議会の議決を経て速やかに公表 総務大臣又は都道府県知事に報告 (4)財政の再生 ①~③の比率のいずれかが財政再生基準以上の場合 ・財政再生計画を策定し、議会の議決を経て速やかに公表 総務大臣又は都道府県知事に報告 ・財政再生計画を総務大臣に協議し、同意を得ていなければ起債を制限 ・再生振替特例債の許可(赤字地方債、再生計画期間内に償還) (5)公営企業の経営の健全化 公営企業ごとに算出した⑤資金不足比率が経営健全化基準以上 となった場合、経営健全化計画を策定 3 早期健全化基準及び財政再生基準等(市町村) 指 標 定 義 早期健全 化基準 財政再生 基 準 ①実質赤字比率 一般会計等を対象とした実質赤字 の標準財政規模に対する比率 11.25% ~15% 20% ②連結実質赤字比率 全会計を対象とした実質赤字の標 準財政規模に対する比率 16.25% ~20% 30% ③実質公債費比率 一般会計が負担する元利償還金等 の標準財政規模に対する比率 25% 35% ④将来負担比率 公営企業、出資法人等を含めた一 般会計等が将来負担すべき実質的 負債の標準財政規模に対する比率 350% - ⑤資金不足比率 公営企業ごとの資金の不足額の事 業の規模に対する比率 4 経営健全 化基準 20% - 健全化判断比率等の算定の対象となる会計 5 健全化判断比率等の算定式 6 健全化判断比率等の算定式 7 健全化判断比率の状況 実質赤字比率 (一般会計等の実質赤字額÷標準財政規模) 全団体とも、一般会計等の実質収支が黒字であったため 算定なし。(平成20年度の公表開始から9年連続算定なし) 連結実質赤字比率 ((一般会計等+公営企業会計の実質赤字額)÷標準財政規模) 全団体とも、一般会計等と公営企業会計の実質収支の合計 額が黒字であったため算定なし。 (平成20年度の公表開始から9年連続算定なし) 8 健全化判断比率の状況 実質公債費比率(平成25年度~平成27年度の3ヶ年平均) (元利償還金+準元利償還金-基準財政需要額に算入された公債費等)÷ (標準税収入額等+普通交付税+臨財債-基準財政需要額に算入された公債費等) ○実質公債費比率の県内平均は9.7%となり、対前年度比 0.9ポイント改善された。 ○地方債の起債に際し、許可が必要となる18%を超える団体 は、前年度に引き続き0である。 ○県内20団体のうち19団体が対前年度減となっている。 9 健全化判断比率の状況 将来負担比率 ((地方債残高、債務負担行為、一組の負担金等負担が将来に渡るもの) - (基金や特定財源などの充当可能額+基準財政需要額算入見込額)) ÷(標準税収入額等+普通交付税+臨財債-基準財政需要額に算入された公債費等) ○将来負担比率の県内平均は53.2%となり、対前年度比 0.5ポイント増加した。(算定団体が前年度13団体から 11団体に減少) ○将来負担額を充当可能財源の額が上回るため、算定を行 わない団体は9団体(佐賀市、鳥栖市、多久市、小城市、 吉野ヶ里町、上峰町、玄海町、 江北町、太良町)となった。 10 資金不足比率の状況 ○資金不足比率の算定対象となる公営企業会計は、81会計 (新規1会計)となり前年度から1会計増加した。 ○81会計中、資金の不足額を生じた会計はなかったため、資 金不足比率の算定なし。 <参考> ○新規の公営企業会計 【みやき町】市町村設置型浄化槽整備事業特別会計(新規事業のために新設されたもの) 11
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