2016 年度後期 昭和女子大学 公開講座プログラム 10 月 29 日(土) 10:40 ~ 12:10 第 5 回 定員 50名 縄文時代文化研究の最前線 講師●歴史文化学科 教授 山本 暉久 -山梨県北杜市諏訪原遺跡の発掘調査成果から- やまもと てるひさ 博士 ( 文学 )。専門は日本考古学、とくに縄文時代文化を研究。神奈 川県教育委員会をへて 2002 年4月より現職。これまで日本各地の遺 跡を多数発掘。著書『敷石住居址の研究』『柄鏡形 ( 敷石 ) 住居と縄 文社会』(六一書房 ) 他。第4回尖石 ( とがりいし ) 縄文文化賞受賞 ( 長 野県茅野市 )。 第 後援:せたがやeカレッジ 6 回 11 月 5 日(土) 10:40 ~ 12:10 毛筆で書く年賀状 講師●日本語日本文学科 教授 定員 15 名 槍田 良枝(雅号・朝雨) 現代はコンピューターの時代です。文字を手で書くことは稀になってきました。年賀状もメールで済ま せたり、写真やコンピュータグラフィックスで作成した印刷のものが多くなりました。しかしカラフル で美しくても印刷の賀状は均質化されて、のっぺらぼうのようです。それに対して手書きの賀状はその 人の貌が見えてきます。書は苦手という方も心配ありません。干支の一字を取り上げ、象形文字から ひらがなまで様々な書体の中から、自分の好きな文字を書いて みましょう。上手な字ではなく “ あなた ” らしい字を! 筆で書く醍醐味を味わってほしいと思います。 講師プロフィール 7 回 11 月 26 日(土) 10:40 ~ 12:10 定員 「モンゴル」とモンゴルの伝統文化① 縄文時代は、今からおよそ 1 万2千年前ころに始まり、約1万年間続いた日本列島独特の石器時代文 化です。これまで狩猟・漁労・採集という自然の恵みを頼りに生きてきたと考えられてきましたが、最 近の研究成果によれば、コメ栽培やアワ・ヒエなどの雑穀、マメ栽培などがすでに行われてきたことが 明らかとなってきました。昭和女子大学人間文化学部歴史文化学科は、山梨県北杜市諏訪原遺跡の発掘 調査を 2007 年から夏季休暇を利用して毎年実施しています。今回の講座では、その調査成果にもとづ いて縄文時代研究の最前線を紹介します。 講師プロフィール 第 うつぎた よしえ(ちょうう) 専門は近代日本文学、特に無頼派の文学。ならびに書家。書道同 文会参与、全日本書道連盟評議員、鳩居堂画廊での個展2回。国 内外展に出品多数。ブルガリア国立美術館及びモンゴル「和の宝 珠美術館」、ローマ大学に作品収蔵。公園碑、句碑の揮毫。ミス インターナショナル世界大会の文化交流会・ローマ大学で書の ワークショップ開催。 ●受講料:無料 ●会場:昭和女子大学内教室(当日守衛室でご案内します) ●申込先:昭和女子大学地域連携センター ●申込開始:9 月 15 日から 講師●現代教養学科 教授 フフバートル 50名 -モンゴル人の分布とことば- 「モンゴル」と言えば、日本ではまず大相撲の横綱たちのことを思い浮かび、 「モンゴル」が「モンゴル国」 を指すことが当たり前のことになっています。しかし、人口も分布地もモンゴル国以外の「モンゴル」が 多い、または、大きいです。1970 年代まで「蒙古」と言えば、現在の中国の内モンゴル自治区を指すこ とが多かったです。現在もロシア連邦にモンゴル系の共和国が二つ、また、中国にはモンゴル人の自治州、 自治県がいくつもあります。この講座では日本であまり知られていない「モンゴル世界」とその文化、言 語文字の特色について学びます。 講師プロフィール 1983 年に中国の吉林大学外国語学部卒業。1998 年に一橋大 学大学院社会学研究科博士課程終了(社会学博士)。日本学術 振興会外国人特別研究員(京都大学)を経て昭和女子大学講 師、准教授、教授。専門はモンゴル学、社会言語学。著書に『変 容するモンゴル世界―国境にまたがる民―』(共)、『世界の言 語政策 第 2 集』(共)などがある。 第 後援:せたがやeカレッジ 8 回 12 月 3 日(土) 10:40 ~ 12:10 定員 50名 「モンゴル」とモンゴルの伝統文化② 講師●現代教養学科 教授 フフバートル -モンゴル語の伝統文化- 大学院 モンゴル人留学生 文字は宗教と深い関係があります。キリスト教圏でローマ字、イスラム教圏ではアラビア文字、仏教の国々 では梵字などインド系の文字が使われ、東アジアでは儒教など中国文化の影響で漢字が使われています。 ところで、モンゴルではどんな文字が使われているでしょうか。モンゴル人はチベット仏教を信仰します が、それはモンゴル高原での遊牧生活と深い関係があります。遊牧生活では男女の役割が明確に分かれて います。モンゴルの伝統的な生活で女性たちはどういう存在でしょうか。モンゴルの文化についていろい ろな視点から学びます。 講師プロフィール アルタンホァール:内モンゴル東部出身。岡山大学大学院修士課程終了。現在、 昭和女子大学大学院生活機構研究科博士課程在籍。内モンゴル東部の言語問題 について研究しています。 ハス:内モンゴル東部牧畜地出身。内モンゴル大学外国語学部卒業。現在、昭 和女子大学大学院生活機構研究科博士課程研究生。内モンゴルの知識人につい て研究しています。 アルタンチメグ:内モンゴル西部出身。新潟産業大学卒業。現在、昭和女子 大学大学院生活機構研究科修士課程在籍。西部内モンゴルの女性教育史につい て研究しています。 後援:せたがやeカレッジ ●申込方法:E-mail またはホームページから ①受講希望日 ②氏名 ③連絡先 をお知らせください。 E-mail ▶ [email protected] HP ▶ http://univ.swu.ac.jp/community_relations/ ※受講の可否についてこちらから連絡させていただきます。申込後 1 週間を過ぎても連絡がない場合は、恐れ入りますが再度お問い合わせください。
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